島根県・石見銀山は世界遺産!関わり深い「梅花酵母」

出雲大社で有名な島根県ですが、季節になると梅の花が満開!世界遺産である石見銀山も魅力的な場所として人気です。そこで今回は石見銀山の梅をテーマに魅力、そして気になる「梅花酵母」を探ります。

梅がきれいな島根県・石見銀山はなぜ世界遺産に

世界遺産の石見銀山は島根県のほぼ中央に位置し、周辺には石見銀山以外にも、シロイルカで有名な水族館「しまね海洋館アクアス」も有名で、自然豊かな山と石州瓦のコントラストが印象的な人気レジャースポットです。

島根が誇る世界遺産の「石見銀山」は、戦国時代から江戸時代前期にかけて栄えた日本最大の銀山です。自然環境と一体化した銀鉱山遺跡が、環境に配慮した景観を作り、自然と共生した姿を続けていることが評価され、2007年に世界遺産として登録されました。

見たい!島根・石見銀山に咲く梅

「銀山公園」や「清水谷製錬所跡」では、時期になると梅の花が咲き誇り、その姿はまさに絶景で春の訪れを実感することができるでしょう。梅の見ごろは2月下旬から3月中旬で、紅白のきれいな梅の花と並木を楽しめます。

石見銀山で梅の開花と共に開催される「梅祭り」では、梅の花の花見と地元産品の出店、ステージを使ったイベントなどが盛大に行われます。

梅だけじゃない!石見エリアの王道コース

島根の2大遺産である出雲大社と石見銀山を1泊2日で回ることが出来ます。出雲大社から石見銀山まで車で1時間ほどで足を運べるので、出雲大社を楽しんだら三瓶で宿泊し、翌日は石見銀山まで足を延ばすというのはいかがでしょうか。

石見銀山の魅力は決して梅の季節だけではありません。龍源寺間歩がある「銀山エリア」や、往時の町並みを感じる「大森エリア」などを徒歩やレンタサイクル、グリーンスローモビリティで移動することができるので、旅行のスタイルに合わせて歴史ある街並みを感じることが出来ます。

島根・石見銀山の梅にある!梅花酵母

梅の花を持つ手

石見銀山に咲く梅には、「梅花酵母」と呼ばれる美容に使われる成分があります。梅花酵母は、石見銀山の梅から授かった自然酵母で、蒸し米に麹を加えて、その上に梅の花を置くという伝統的な方法で採取された酵母です。

現在、梅花酵母を活用した商品として洗顔石鹸や保湿クリームなどがあります。商品の多くは植物由来の成分を中心に利用し、肌に優しい製品になるように作られていますので、お土産選びで迷ったなら購入してみるのも良いかもしれません。

島根・石見銀山の梅を楽しんでみる

春の訪れとともに、そのときにしか見られない島根・石見銀山の梅は、鮮やかに見る人を魅了します。石見銀山の杭夫を鉱毒から守って支えてきた梅の木や梅の花の良い香りで満ちていることでしょう。