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風薫る5月、GWを中心に各地で鯉のぼりイベントが開催されます。この記事では、鯉のぼりの歴史や掲揚する意味とともに、関東地方で行われる、おすすめの鯉のぼりイベントをご紹介します。どのイベントもそれぞれ地域の特色を活かしたものばかり。その地でしか見られない景色とともに、日本の風物詩を楽しんでみませんか。
鯉のぼりの歴史
鯉のぼりとは、子供の健やかな成長を願って立てられる、鯉の形をした吹流しのことです。日本には古くから、鯉が滝を登るという伝説があります。この伝説は、鯉の強さと成長を象徴しており、子どもたちの成長や健康を願う際に鯉のぼりを飾る風習が生まれました。初めて鯉のぼりが登場したのは、鎌倉時代とされていますが、広く一般に普及し始めたのは、江戸時代に入ってからです。
地域の伝統や文化をつなげる関東の鯉のぼり
関東地方では、鯉のぼりを用いた様々な祭りや行事が各地で開催され、それぞれの地域の文化や伝統を色濃く反映しています。例えば、東京の荒川河川敷では大規模な鯉のぼり祭りが行われ、川の上を鯉のぼりが泳ぐ様子は多くの人々を魅了してやみません。これらのイベントは、地域住民の交流の場ともなっており、地域コミュニティの形成にも一役買っているのです。
また、関東地方での鯉のぼりは、単に子どもの成長を祈るだけでなく、地域の伝統や文化を次世代に伝える重要な媒体としての役割も果たしています。各地で独自の鯉のぼりが作られ、特有の風習や行事と結びつきながら、その土地固有の文化を形成しています。鯉のぼりは関東地方で、単なる飾り物以上の深い意味を持っているということですね。
関東地方でおすすめの鯉のぼりイベント
東京都:東京タワー333匹の「鯉のぼり」と「さんまのぼり」
鯉のぼりの数は、東京タワーの高さ333mにちなんだ333匹。2024年の今年も東京タワーの正面玄関前に、たくさんの鯉が集まる季節がやってきました。よく見ると、鯉の中に1匹さんまが!長さ6mの「さんまのぼり」は、友好関係にある岩手県大船渡市へ東日本大震災復興エールをと、2011年から掲揚しています。東京タワーのビュースポットといえば展望台ですが、鯉のぼりの季節はぜひ足元から見上げてみてください。カラフルな鯉が青空と東京タワーを背景に泳ぐ様子は、圧巻のひと言です。
■ 開催日時:2024年3月20日(水)~5月6日(月・振替休日)
■ 掲揚場所:東京タワー 1階正面玄関前
■ 東京タワー公式ホームページ:https://www.tokyotower.co.jp/event/20240313000206/
千葉県:国分川鯉のぼりフェスティバル
約400匹の鯉のぼりが国分川の周りを彩る、市川市恒例のイベントです。「甦れ清流」をスローガンに、「子供たちの健全育成」を願い始まった祭は、今年で33回目となり、「市川の3大まつり」のひとつに認定されました。会場の国分川調節池は緑が多く空が広いため、真鯉や緋鯉、ミニ鯉など、色や大きさの異なる鯉がのびのびと泳ぐ姿を楽しめます。フェスティバル期間中の5月4日には、模擬店や楽器演奏などのイベントも行われます。
■ 開催日時:2024年4月29日(月・祝 )~5月5日(日・祝)※5月5日は~14:00
■ 掲揚場所:国分川調節池周辺/市川市東国分3丁目地先
ちば観光ナビ公式ホームページ:https://maruchiba.jp/event/detail_11868.html
神奈川県:森の里鯉のぼりまつり
5月の鮮やかな緑を背景に、瓢箪池の上で風に泳ぐ約200匹の鯉のぼり。自然豊かな若宮公園で開催される「森の里鯉のぼりまつり」は、今年で36回目を迎えます。大小色とりどりの鯉のぼりは真下から見られますが、少し離れたところで見るとまた違った眺めを楽しめますよ。お祭では、縦60cm×横42cmのカルタを使う大判カルタ取りや凧づくり体験、ゲーム大会、ステージイベントが行われます。鯉のぼりは毎年4月下旬に掲揚が始まりGWいっぱい楽しめます。
■ 開催日時:2024年5月3日(金・祝 )※雨天中止
※鯉のぼりの掲揚は4月20日(土)~5月5日(日・祝)
■ 掲揚場所:若宮公園
埼玉県:加須市民平和祭(ジャンボこいのぼり遊泳)
鯉のぼりの全長は100m!その名のとおり“ジャンボ”な鯉のぼりは、「加須市民平和祭」の恒例行事として実施されています。ジャンボ鯉のぼりの掲揚は、1989(平成元)年の「第一回加須市民平和祭」から始まりました。現在の鯉のぼりは2014(平成26)年に登場した4代目で、重量約333kg、目玉・口の大きさは直径10mという「ジャンボ4世」です。お祭り当日は午前と午後の2回、加須の空を悠々と遊泳するジャンボ鯉のぼりを見られます。
■ 開催日時:2024年5月3日(金・祝)※荒天時5月4日(土・祝)
《メイン会場》9時~14時30分/《対岸会場》10時~14時30分
■ 掲揚場所:
《メイン会場(利根川南側)》利根川河川敷緑地公園
《対岸会場(利根川北側)》合の川河川防災ステーション
加須市公式ホームページ:https://www.city.kazo.lg.jp/soshiki/shougyou_kankou/event/5650.html
群馬県:こいのぼりの里まつり
館林市の鯉のぼりは、毎年3月下旬から見ることができます。会場は市内に4つ設けられますが、一番の見どころはメイン会場である鶴生田川(つるうだがわ)。川の上に掲揚された約3,000匹の鯉のぼりが水面に映り、本当に川を泳いでいるような眺めを楽しめます。会場のひとつ鶴生田川・市役所前では、18時~22時の間ライトアップが行われるため、昼とはまた違った景色を楽しめますよ。また川岸の桜が開花する時期には、桜と鯉のぼりのコラボレーションが楽しめます。
■ 開催日時:2024年3月23日(土)~5月10日(金)
■ 掲揚場所:鶴生田川(市役所前・成島町)・近藤沼・茂林寺川・多々良沼
鶴生田川(市役所前)ライトアップ:18時から22時
館林市公式ホームページ:https://www.city.tatebayashi.gunma.jp/li/kanko/010/010/index.html
栃木県:うずまの鯉のぼり
まるで巴波川(うずまがわ)を登るよう!川の上で風に泳ぐのは、「いいこい」にちなんだ1,151匹の鯉のぼりです。色とりどりの鯉が掲揚される約600mの川岸には、豪商の屋敷であった塚田歴史伝説館や横山郷土館など、往時の姿を留める建造物が残されており、風情たっぷり。タイムスリップしたような街並みのなか、川沿いの道を散歩しながら鑑賞できます。また、巴波川をゆったりと進む「蔵の街遊覧船」に乗ると、鯉のぼりを下から眺めることができますよ。
■ 開催日時:2024年3月15日(金)~5月15日(水)
■ 掲揚場所:幸来橋周辺
栃木市観光協会公式ホームページ:https://www.tochigi-kankou.or.jp/event/uzumakoinobori
茨城県:竜神峡 鯉のぼりまつり
約1,000匹の鯉のぼりが泳ぐのは、茨城百景のひとつ竜神峡。空と渓谷のなか、鯉のぼりが元気よく泳ぐダイナミックな光景を楽しめます。全長375mという竜神大吊橋を歩くと、橋と並行に掲揚された鯉のぼりとともに眼下の竜神ダムを見ることができ、開放感満点です。「竜神峡鯉のぼりまつり」では、特産品物産展やクイズなど、さまざまなイベントが行われます。5月5日のこどもの日には、小・中学生の竜神大吊橋の渡橋料が無料になりますよ。
■ 開催日時:2024年4月下旬~5月中旬
■ 掲揚場所:竜神大吊橋
常陸太田市観光物産協会公式ホームページ:https://www.kanko-hitachiota.com/sp/page/page000366.html
どこへ行っても大満足!関東各地の「鯉のぼり」
鯉のぼりには、子どもの健やかな成長を願う気持ちが込められています。近年は、自宅に大きな鯉のぼりを掲揚する機会は少なくなりましたが、地域のイベントとして鯉のぼりを掲揚し、はるか昔から続く願いを受け継いでいます。GWを中心に、関東地方各地で鯉のぼりイベントが開催されます。東京タワー、自然豊かな公園、蔵の町、渓谷など掲揚場所はさまざま。鯉のぼりの数や大きさなども地域によって異なります。風に泳ぐ姿を見ると、不思議と元気になる鯉のぼり。1年でこの時期しか見られない鯉のぼりを見に、足を運んでみてはいかがでしょう。
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