冬に行きたい山形県蔵王
幻想的な自然の芸術作品「樹氷」は必見

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山形県と宮城県の県境にそびえる活火山・蔵王連峰(ざおうれんぽう)。冬はスキーや樹氷の神秘的な風景を目当てに、多くの観光客が訪れます。ふもとには疲労回復や健康増進の効能を持つ温泉が湧いており、冬の旅行におすすめのスポットです。本記事では蔵王連峰の山形県側である、山形県蔵王で見られる樹氷や、樹氷見学と合わせて楽しめる観光情報をご紹介します。

山形県蔵王はどんなところ?

©︎山形県公式観光サイト

山形県蔵王は、山形市の南西部にあります。春は花と植物・夏は避暑・秋は紅葉・冬はウィンタースポーツと雪景色と、年間を通して見どころ満載の地域です。

地域内にはスキー場や「蔵王温泉」と呼ばれる温泉街があり、一日中レジャーを楽しめます。名産品は「冷たい肉そば」や山形県民のソウルフード「玉こんにゃく」で、カフェや料亭に入って地元グルメを堪能することも可能です。

アクセスはJR山形駅からバスで約40分、山形空港からバスで約60分。山形空港からは予約制の乗合タクシーを利用できますし、仙台駅・仙台空港からもバスが出ているため、初めて山形県蔵王へ旅行する方・雪道が不安な方も気軽に訪れられます。

山形県蔵王では自然の神秘「樹氷」を鑑賞できる

©︎山形県公式観光サイト

山形県蔵王は、冬は気温が-5度より低くなる日もある地域です。寒い日は外出が億劫になりがちですが、そんな気持ちを吹き飛ばすくらい美しい「樹氷」と呼ばれる現象を見られます。

樹木に真っ白な氷がまとわりつき、地面から生き物がにょきにょきと伸びているような不思議な光景は圧巻です。気候条件と植生が整っている場所でしか発生しない、世界的にも珍しい現象なので、冬の山形県蔵王観光には外せません。

樹氷が生まれる過程と、蔵王の樹氷ならではの特徴

©︎山形県公式観光サイト

樹氷とは、-5度以下の冷たい空気に冷やされた、霧や雲の小さな水滴が樹木に凍りついて発生する現象です。樹氷が発生するには、一定方向から吹き続ける強風・雪や氷がひっつきやすい常緑針葉樹の自生・適切な積雪量の、3つの条件を満たす必要があります。

そして条件が整った環境の中で、雪雲に含まれている水滴が枝や葉にぶつかり凍り付く「着氷」、着氷した隙間に多くの雪が入り込む「着雪」、雪が固く絞まる「焼結」を繰り返して樹氷が生み出されるのです。

日本では富士や伊吹山でも樹氷は見られますが、蔵王の樹氷はちょっと特別。水滴が木の枝や幹の周りに薄く貼り付くのではなく、樹木全体をすっぽりと覆うようにまとわり付き、「スノーモンスター」と呼ばれることもあります。

山形県蔵王で樹氷ができる時期は12月下旬~3月上旬、見ごろは1月下旬~3月上旬です。雪原から生き物が出てきているように見える不思議な光景は、一生の思い出に残るでしょう。

樹氷を見学するならロープウェイとナイトツアーがおすすめ

©︎山形県公式観光サイト

山形県蔵王では、「蔵王温泉スキー場」の標高1,331~1,661m地点にかけて樹氷を鑑賞できます。もちろんスキーやスノーボードなど、ウィンタースポーツをする予定がない方も利用することが可能。主な楽しみ方は、ロープウェイとナイトツアーの2種類です。

ロープウェイでは、真っ白な樹氷の景色を眼下に眺めることができます。晴れた日は氷雪と真っ青な空のコントラストが綺麗で、視界を遮るものがない広々とした光景からは開放感を感じられます。ロープウェイに乗って樹氷を見られる時間は、「樹氷高原駅」~「地蔵山頂駅」の約10分間です。

©︎山形県公式観光サイト

また、夜間は「ナイトクルーザー」に乗って樹氷と樹氷の間をどんどん進む「樹氷幻想回廊ツアー」が開催されています。暗闇の中で照らされた樹氷は、昼間とはまた異なる存在感を放ちます。

ナイトクルーザーが運航している区間は、ロープウェイ「樹氷高原駅」~「地蔵山頂駅」です。車内は暖房が付いていますが、夜間は-10度を優に超える日もあるため、防寒対策はしっかりとしておきましょう。

樹氷見学と合わせて楽しみたい蔵王の観光情報

©︎山形県公式観光サイト

山形県蔵王は活火山の蔵王連峰の西麓に位置する、県内有数の温泉地。樹氷を見学できる蔵王温泉スキー場の周辺には、温泉宿や地元の特産品を食べられるお店が立ち並んでいます。

樹氷を鑑賞した後は温泉で身体を温めたり、地元グルメでお腹を満たしたりしてみましょう。ここでは樹氷と合わせておすすめの、山形県蔵王の観光情報をご紹介します。

温泉施設のバリエーションの豊さが魅力:蔵王温泉

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蔵王温泉は今から約1,900年前に開湯したとの伝承が残る、日本屈指の歴史ある温泉地。温泉街には古くからある旅館だけでなく、ホテル・民宿・共同浴場・日帰り温泉・足湯など様々な施設があり、好みや目的に合った場所を見つけられるのが魅力です。

お湯は血行促進や美肌効果といった効能を持っており、樹氷を見に行って冷えた身体を温めるのにぴったりです。冬季限定で営業している宿もあるため、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

山形グルメで旅行気分を盛り上げよう

©︎山形県公式観光サイト

旅行するときは、地元グルメも外せません。山形のソウルフード「玉こんにゃく」は、同じ県内でも地域によって味付けの仕方が異なるため、蔵王に訪れたらぜひ食べていただきたい一品です。

また、地元の食材を使ったジンギスカンや、蕎麦の代わりに中華麺を使用した「冷たい肉そば」などもおすすめ。特に冷たい肉そばは、醤油ベースの出汁に歯ごたえのある鶏肉が入っており、あちこち動き回ってお腹が空いたときに食べたくなります。

防寒対策は万全に!快適に樹氷を鑑賞できる服装とは

樹氷を鑑賞できる蔵王温泉スキー場ですが、冬はかなり気温が下がります。樹氷ができ始める12月で平均の最高気温1度・最低気温-7度、樹氷の見ごろにもなると平均最高気温でさえ氷点下になります。心ゆくまで樹氷を鑑賞するために、防寒対策はしっかりと準備しておきましょう。

樹氷を見に行くときは、保温性と防水性が高い「スノーウェア」を着るのがおすすめです。スノーウェアを一番外側、もしくはアウターの次くらいに着て、内側は薄手のTシャツやヒートテック、タイツなどを重ね着します。厚手のニットやトレーナーは動きにくくなるため、着用するのは避けるのが無難です。寒さが気になる方は、貼るカイロも使ってみてください。

加えて、ニット帽・耳あて・手袋・ネックウォーマーなどの小物類も揃えておくのがコツ。外気に触れる肌の面積をできるだけ減らすことを意識して、快適に樹氷を鑑賞できる服装を整えましょう。

自然の美しさに触れる、山形県蔵王の旅へ

樹氷が創り出す神秘的な光景を見ると自然の雄大さに圧倒され、一生の思い出に残るでしょう。蔵王温泉の温泉街は樹氷を鑑賞できる蔵王温泉スキー場のふもとにあるため、旅行中の移動を極力減らしてコンパクトに動き回れます。冬の旅行に、山形県蔵王を訪れてみてはいかがでしょうか。

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エクセンス編集部
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