未知なる王国、ブルネイ・ダルサラーム国
基礎情報とお勧めスポットをご紹介!

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マコタジュビリーイマス公園から見るモスク

東南アジアにある小さな王国、ブルネイ・ダルサラーム国。観光地としてまだまだ認知度の低い国ですが、日本ではなかなか見られない風景やグルメなど魅力が溢れる国です。
今回は、初めての人にも楽しめるブルネイのおすすめスポットやホテルを基礎情報と合わせてご紹介していきます。

ブルネイってどんな国?

バンダルスリブガワン市街地

ブルネイはインドネシア領のカリマンタン、マレーシア領のサバ州とブルネイからなるボルネオ島に位置しています。
国土は、5,765㎢と日本の三重県とほぼ同じ大きさの小さな国で、人口は外国人在留者を含めても45万人程度です。(2022年5月現在)
気候は年中暑い常夏の気候。雨季は12月から2月とされていますが、東南アジア独特のスコールの回数が普段より増える程度で一日中雨が降るような日はほとんどななく、どの時期に観光に行っても問題ありません。

飛行機は直行便がおすすめ

ロイヤルブルネイ航空の機体A320NEO
©︎Royal Brunei Airline

実は日本からは直行便として、ブルネイの航空会社ロイヤルブルネイ航空が成田から運行しており、運行時間は6時間半です。シンガポールやマレーシアなどの隣国を経由して行くことも可能ですが、その場合は2日かけて行くことになるので、効率よくいきたいという方には直行便がおすすめです。

国教はイスラム教

人口の約8割が敬虔なイスラム教でお酒の販売は国内でしておらず、公共の場での飲酒は禁止となっています。しかし観光などで入国する際は、到着時に税関申告をすれば持ち込みが可能です。(一人あたりビール缶330mlが12缶、ワインボトル等2本2L まで)飲酒をする場合はホテルの客室のみとなります。

公用語はマレー語。だけど英語も問題なし

ブルネイの公用語はマレー語になりますが、英語の普及率が非常に高く英語でのコミュニケーションが可能です。また親日の国なので、日本人とわかると日本語で話しかけてくれる人もいます。

通貨はブルネイドル!でもシンガポールドルも等価

通貨はブルネイドルが一般的ですが、シンガポールドルも等価になります。(シンガポールドル1ドルはコインのため使用不可)
日本円からの両替は現地でも可能ですが、両替所が限られているため日本出発前にシンガポールドルに両替しておくのが良いでしょう。また余ったブルネイドルは日本に帰国後再両替ができないので、できるだけ現地で使い切ってしまうのがおすすめです。

初心者でも楽しめるおすすめ観光スポット

ここからはブルネイ初心者でも楽しめるおすすめスポットをご紹介します。観光地の注意点と併せてぜひ参考にしてみてください。

ジャメ・アサール・ハサニル・ボルキア・モスク

ジャメ・アサール・ハサニル・ボルキア・モスク

通称「新モスク(ニューモスク)」のこちらのモスクは現国王のハサニルボルキア国王が1994年に建設したモスクで国内最大級の大きさを誇ります。
2階には礼拝堂があり、男女それぞれの礼拝堂の収容人数を合わせて約5000人が収容可能です。ドームは金をふんだんに使用しており、日中の外観撮影も綺麗ですが夜のライトアップされたモスクは異国の雰囲気を醸し出します。

Jame’ Asr Hassanil Bolkiah Mosque
(ジャメ・アサール・ハサナル・ボルキア・モスク)
見学時間08:00〜11:30 / 14:00〜15:00
木・金
※2022年5月現在はコロナの影響で入場不可

オマール・アリ・サイフディン・モスク

オマール・アリ・サイフディン・モスク

こちらは先代のオマールアリサイフディンの名前が入った通称「旧モスク(オールドモスク)」と呼ばれるモスクです。首都のバンダルスリブガワンにあり、他の周辺観光と合わせて行くことが可能です。白が基調のシンプルなモスクで、天気がいいとモスクの脇にある池に反射して幻想的な風景が楽しめます。

Omar Ali Saiffudien Mosque
(オマール・アリ・サイフディン・モスク)
見学時間08:00〜11:30 / 13:30〜15:00 / 16:30〜17:30
※2022年5月現在はコロナの影響で入場不可

モスクに訪れる際の注意点
イスラム教では女性の過度な露出は好まれないため、モスクの見学の際はショートスカートやノースリーブスなどの露出の多い服装は控えましょう。

水上集落(カンポン・アイール)

ブルネイの水上集落

首都バンダルスリブガワンに広がる世界最大級の大きさを誇る水上集落。マレー語では「カンポン・アイール」と言います。人口は年々減少しつつありますが、学校やレストラン、ボート用のガソリンスタンドなど住宅以外の生活施設が充実しています。道は板張りの手すりのない不安定な場所が多いですがお家はカラフルな外観が多く、見ていて飽きないのが水上集落の楽しさです。

ローカルマーケット

タムキアンゲで山盛りに売られる野菜

海外旅行の醍醐味といえば現地のマーケット巡りではないでしょうか。ブルネイでは朝市で有名なタムキアンゲとガドン地区にあるナイトマーケットがあります。
タムキアンゲはバンダルスリブガワンにあり、朝の6時半からお店が開き始めます。販売されているものは現地の野菜や伝統工芸品などが多く、ブルネイのおやすみである金曜日はペット用の動物なども販売されています。
一方ナイトマーケットは、夕食でいただくお惣菜やデザートなどその場で作った食事が販売されています。海外では衛生的に現地の食事に不安な方もいるかと思いますが、ブルネイでは衛生基準が厳しく、例えばナイトマーケットなどで販売されている飲み物の氷は蒸留水、もしくはミネラルウォーターを使用しており、食事も安心していただくことができます。

Tamu Kiangghe(タムキアンゲ)
08:00〜17:30
なし
Gadong Night Market(ガドンナイトマーケット)
15:00〜22:00
なし

宿泊はラグジュアリーホテルで

せっかく旅行にきたのだから宿泊も楽しみたいところ。こちらからはブルネイで楽しめるラグジュアリーホテルをご紹介します。

The Empire Brunei

エンパイヤホテルロビー

各国の著名人なども利用する豪華ホテルEmpire Brunei。ジェルドン地区にあるブルネイ唯一のリゾートホテルです。大理石をふんだんに使用した5階のロビーを抜けると南シナ海が広がるインフィニティプールが迎えてくれます。
お部屋はスーペリアからスイートやヴィラまでさまざま。またスパをはじめ、ゴルフ場や映画館、レストランなど施設も充実しているので、ホテルステイを思う存分お楽しみいただけます。

The Empire Brunei(ジ・エンパイヤ・ブルネイ)
+673-241-8888
※ご予約の際には、必ず最新情報を施設の公式ウェブサイトでご確認いただくか、施設にお問い合わせください。

The Abode Resort & Spa

The Abode Resort & Spaのお部屋イメージ
©︎The Abode Resort & Spa

2021年に新しくオープンした、グランピングタイプのラグジュアリーホテル。本土から飛地になるテンブロンという地域にできた新しいホテルです。
お部屋は全10部屋ですべてのお部屋のバルコニーからはマングローブが眺められるリバービューのお部屋となっています。
もともとテンブロンは自然が多く国立公園で有名な地域のため、こちらのホテル周辺でのアクティビティとしてバードウォッチングやホタル鑑賞など自然を生かしたさまざまなアクティビティが楽しめます。

The Abode Resort & Spa (ジ・アボードリゾート アンド スパ)
+673-737-5825
※ご予約の際には、必ず最新情報を施設の公式ウェブサイトでご確認いただくか、施設にお問い合わせください。

ブルネイに行ってみよう!

まだまだ観光地として知られていないですが、日本ではなかなかみられないモスクや水上集落、そして豪華ホテルなど魅力が溢れる国です。また直行便で行けば週末を使っていくことも可能ですのでぜひ次回の海外旅行地として検討してみてはいかがでしょうか。

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