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台湾女子旅でショッピングの定番ともなっている、天然素材を使ったナチュラルな化粧品。最近では、アイシャドウをはじめとしたメイクアイテムも台湾発のブランドに注目が集まっています。日本で入手できる人気の台湾コスメをご紹介します。

お茶、ショウガ、ハーブ… 天然素材のパワーで美肌に

自家農園で無農薬栽培「茶籽堂」

「茶籽堂」（チャーヅータン）は2004年に設立されたオーガニックブランド。「土地の良さを広めること」をミッションに苦茶籽（苦茶の実）を配合した、ノンシリコンのヘアケア製品やボディケアプロダクトなどを展開しています。3つの自家農園と契約農場で無農薬栽培を行い、苦茶の植樹計画も実施。台北には、アメニティとして導入している４つ星ホテルもあり、台湾を代表するナチュラルコスメブランドのひとつです。台北のショッピングタウン・永康街に路面店があり、台湾ブランドを数多く扱っている誠品生活各店にも直営店があります。日本からは、台湾発のアジア最大級グローバル通販サイト「Pinkoi（ピンコイ）」から購入できます。

▶茶籽堂　https://www.chatzutang.com
▶Pinkoi　https://jp.pinkoi.com/store/chatzutang

ショウガのコスメ「薑心比心」

「薑心比心」（ジアンシンビーシン）は、2008年設立のコスメブランド。薑（ジアン）は中国語でショウガを意味しており、ショウガのもつパワーに魅せられた女性がブランドを立ち上げました。疲労回復に効果があるというショウガミルクマッサージクリーム、保湿力が高いハンドクリームやボディクーム、洗顔料や乳液といったコスメだけでなく、血液の循環を活発にし、冷えを緩和するという飲用のショウガミルク酢など、商品ラインナップは豊富。このブランドも永康街にショップがあり、日本からは、ヤフーショッピングの「リトル台湾」からオーダーが可能（ハンドクリームなど）です。

▶薑心比心　http://www.ginger800.com.tw/
▶Pink　https://jp.pinkoi.com/store/ginger800800

自家ハーブ園をもつ「阿原」

2005年に設立した「阿原」（アーユエン）は、“台湾に根づいたブランドを作りたい”という思いが込められたブランド。東洋の養生志向に基づき、環境に配慮した手作りのソープからスタートしました。その後、ハーブとオイルを組み合わせたヘアケア・ボディケア・スキンケア・オーラルケアからペットのシャンプーなど、幅広いプロダクトを扱うブランドへと成長しました。台北近郊の陽明山にある広大な自家農園で育てたハーブを使った商品は、天然由来の成分がたっぷり使われています。購入は、日本公式オンラインショップからできます。また、東京の誠品生活日本橋には直営旗艦店があり、他にも松屋銀座、阪神梅田本店、東急ハンズ博多店などでも販売されています。商品情報や取り扱い店舗など、詳しいインフォメーションは日本語ホームページでチェック可能です。

▶阿原日本公式オンラインショップ　https://yuancare.co.jp/

「娘」という名のスキンケアブランド

閉鎖寸前だった家族経営の工場のオーナーの娘が一念発起して2014年に設立した自然派スキンケアブランド「女兒　daughter」（ニューアル）。長年、スキンケア商品のOEM工場として培った技術と経験を基に良質な製品作りを行っています。パッケージはシンプルですが、肌に潤いを与える成分を惜しみなく配合。動物実験は行わず、パッケージの印刷には大豆インクを使うなど徹底しています。その「娘のように手間暇を惜しまない」姿勢は、絶大な信頼を獲得しています。こちらも通販サイト「Pinkoi」で購入できます。

▶Pinkoi　https://jp.pinkoi.com/store/daughter

皮膚科医が開発したドクターズコスメ

ナチュラルコスメと並んで注目度が高いのが台湾のドクターズコスメです。なかでも「DR.WU（ドクターウー）」は台湾ドクターズコスメを代表するブランドとして知られています。

皮膚科医が研究・開発した「DR.WU」

皮膚科医の吳英俊氏が自身の美容クリニックや台湾大学病院で培った40年以上にわたる臨床経験や皮膚組織構造の研究に基づいて2003年に設立。香料・着色料は無添加、アルコール＆パラベンフリー、動物性原料不使用、低刺激処方などを基準に商品を開発しています。
コンセプトは「敏感肌の人でも安心して使えるスキンケア」。高分子量ながら脂溶性で肌の角層に浸透しやすい、多機能なフルーツ酸(AHA)の一種、杏仁酸（マンデル酸）を使った美容液は特に人気が高い商品です。杏仁酸は、古くなった角質を取り除き、代謝を促し、肌を根底から生まれ変わらせます。また、長期間使うことで肌のキメが整ってトーンアップ効果、美肌やアンチエイジング対策にも効果があるといわれています。
台湾では、ワトソンズ（WATOSONS　屈臣氏）やコスメド（COSMED　康是美）など、ドラッグストアで扱っています。日本語の通販サイトもあり、Amazonからも入手可能です。

▶DR.WU　https://drwu.jp

台湾ならではのジェンターレスなブランドが話題

スキンケアをはじめ、基礎化粧品の評判が高かった台湾コスメですが、最近はメイクの分野でも注目度がアップしています。

性別を問わないコスメが台湾コスメを牽引

台湾発コスメ「heme (ヒーミー) 」のブランド名は he (彼) と me (私)が由来。使う人の性別を問わないブランドです。2019年に同性婚の法律化が認められたアジアで最もジャンダーレスな台湾ならではのシェアードコスメ。hemeの人気アイテムNo.1は、アイシャドウです。6色のカラーを収めたパレットは高密着で崩れにくく、発色もよいと高評価を得ています。パッケージもシンプルでおしゃれなことに加え、デパコス並みのクオリティでありながらリーズナブルです。台湾コスメブームの火付け役ともいわれています。日本のバラエティストアでも購入できますが、hemeの公式ショップが出店している「Pinkoi」では、日本未上陸の商品や新作も取り揃えています。

▶Instagram　 heme cosmetics(@hemecosmetics)
▶Pinkoi　https://jp.pinkoi.com/store/iloveheme

MITコスメやグルメで妄想台湾旅行を楽しんで

以前のように気軽に台湾を訪れることができるようになるには、もう少し時間がかかりそうです。しかし、ここ数年、日本のコンビニで魯肉飯や台湾唐揚げ（大鶏排）が販売されるなど、台湾グルメも人気を呼んでいます。
台湾旅が実現できるその日まで、MIT（メイドイン台湾）コスメや台湾グルメで妄想台湾旅行を楽しみましょう。そして、次回、台湾を訪れたならご紹介したコスメを現地でチェックしてみてください。ブランドの世界観を表現する直営店を訪れることで、新たな魅力を発見できることでしょう。

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