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前回、前川裕奈さんが代表を務めるフィットネスウェアブランド「kelluna.」の商品について、詳しく紹介しました。今回は、前川さんの著書『そのカワイイは誰のため?ルッキズムをやっつけたくてスリランカで起業した話』を通じて、スリランカでの起業の話やこれから挑戦したいことについて前川さんにお聞きしたいと思います。
── 本書について教えてください
前川さん:
私の本業は、kelluna.という「セルフラブ」をテーマとしたフィットネスウェアのブランド運営です。前職の外務省(専門調査員)の仕事でスリランカに駐在した頃、私はルッキズムの渦中ど真ん中にいました。しかし、現地で暮らしていくにあたり、様々な経験や言葉を通して、少しずつ鎧が脱げていき、終わりのないと思っていたトンネルに光が見えてきた感覚を覚えました。「痩せてないとダメ」「色白が正義」といった東京のノイズから離れていたからこそ、自分を取り戻す余白もあったのですが、そこにスリランカの陽のエネルギーが背中をおしてくれた、というか。そこからは、ずっとkelluna.を通して、日本のルッキズムについて問題提起してきました。そして、その延長で昨年(ちょうど1年前!)私が、ルッキズムに悩んでた頃、光が見え始めた頃、そして現在についてエッセイを書かせていただく機会に恵まれました。
前置きが長くなりましたが(笑)。自分の容姿に悩んでいる人も、そういう人が身近にいる人も、全く知らない世界だという人も、自分大好きノープロブレムなんて人も、幼少期にデブスパッツと呼ばれた少女が、セルフラブにたどり着くまでの20年間をどうか覗いてみてほしい。そして「お守り」としてこの本を活用してほしいと思って言葉を綴りました。
そのカワイイは誰のため? ルッキズムをやっつけたくてスリランカで起業した話【電子書籍】[ 前川裕奈 ] 価格:1760円 |
── ルッキズムとの激戦からスリランカでの起業へとつながるのはとても興味深いですね
前川さん:
もちろんルッキズムに悩んでいる人全てがスリランカに行けば解決するということではありません。スリランカは魔法の国でもないし、スリランカにはスリランカの問題もたくさんありますから。ただ、私にとってはスリランカでの生活が「タイミング」として転機や気づきになった、という感じですね。
スリランカで出会った女性たちが生き生きと自撮りをして、無加工のままSNSに投稿する。まるで「自分って最高!」と言わんばかりに。その姿がなんだかピュアでかわいらしい。何よりも「自分もこうありたい」と思わせてくれました。
スリランカで起業した、というと「経済貢献だね」なんて言われますが、そういう感覚はなくて、むしろ私に救いのエネルギーを与えてくれたリランカの女性たちと一緒に作ることが私にとっての「意味」だったんです。
── これから挑戦してみたいことは?
前川さん:
kelluna.開業当初から、日本のお客様にkelluna.の制作の舞台であるスリランカをもっともっと知ってもらいたいという気持ちがありました。しかし、ツアーを自身で手がけるキャパシティもないし、そもそも直後にコロナ期間が到来したり。しかし、著書(『そのカワ』)を出版したことで、そのご縁から、ようやくツアー開催の機会が…!この本に記載した生地屋さんに実際に訪問してもらったり、私が参加しているランニングコミュニティで一緒に走ったり、現地の友人とスリランカカレーを作ったり。私だからこそ見せることができるスリランカをツアー参加者の皆様と一緒に歩みたいと思っています。
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