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「松田屋ホテル」は、幕末の志士たちを多く輩出した山口市の歴史あるホテルです。創業は約350年前の1675年(延宝3年)。坂本龍馬や高杉晋作、木戸孝允、伊藤博文などがここに集い、薩摩藩から西郷隆盛や大久保利通も会談に訪れたことで知られます。館内には龍馬も浸かった「維新の湯」や、晋作が所感を刻んだ楓の木の幹などが今も残されています。趣のある客室の天井や欄干など、醸し出される風情は逗留した作家・司馬遼太郎氏も好んだそう。300余年にわたって受け継がれてきたおもてなしの心が息づく、一度は泊まってみたい名宿です。
ほかでは味わえない、松田屋ならではの風情とサービス
松田屋に根付くのは、長い歴史を通じて培われてきたおもてなしの心。宿泊客の目線や立場に立った「サービスのあり方」を常に心がけています。スタッフによる出迎えや客室までの丁寧な案内に始まり、滞在中常に感じるのは宿の真摯な心遣い。ロビーには、初代内閣総理大臣・伊藤博文より贈られた扁額(へんがく)「履新居仁(りしんきょじん)」(信(まこと)を日々繰り返し、礼に基づき思いやりの気持ちを持つ、の意)が掛けられています。
維新の歴史ゆかりの文化財が残る日本庭園
大正時代に建てられた数寄屋風造りの本館から眺められるのは、風情ある日本庭園。鯉が悠然と泳ぐ大きな池を中心に園路や築山などを配した回遊式庭園です。司馬遼太郎の著書に登場する赤松や、西郷隆盛・木戸孝允・大久保利通の会見所が残され、庭園は国の登録記念物(文化財)に指定されています。早めにチェックインして園内をのんびりと散策したり、夕暮れまで入れる足湯でひと休みするのもおすすめです。
白狐が傷を癒したといわれる天然温泉に浸かる
湯田温泉は約600年前、足に傷を負った白狐が傷を癒したことから発見されたと伝わる天然温泉。明治維新の志士たちや中原中也、種田山頭火といった文化人も好んだといわれます。泉質は肌なじみのよい単純温泉で、女性に嬉しい美肌の湯。ゆっくり浸かってリラックスできます。
徳川時代末期、1860年につくられた「維新の湯」
家族風呂として利用できる「維新の湯」の浴槽は1860年につくられました。坂本龍馬や長州、薩摩、土佐の勤皇派の志士たちが松田屋でたびたび会合し、倒幕・皇政復古の密議の際に入浴した浴槽と伝わる、歴史的文化財です。
ほかにも、多くの志士たちが集った旧瓦屋の庭園に面した約85年前の蔵を移設した建物内には「龍馬の湯」「おりょうの湯」、かけ流しの露天風呂「白狐の湯」などがあり、湯めぐりを楽しめます。
秋穂の車海老、西京鱧、河豚…地元山口の旬をいただこう
海と山に囲まれた山口ならではの旬の食材の数々を、料理長が腕によりをかけて調理した逸品料理も見逃せません。瀬戸内海や日本海の新鮮な魚介類、中国山地が生み出す野菜や果物など、見た目も美しい料理の数々。もちろん、温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちにと、一番おいしい状態で提供されます。
ホテル周辺の観光名所へも行ってみよう
特別天然記念物に指定され、国内屈指の大鍾乳洞として知られる「秋芳洞」は、松田屋ホテルから車で約30分。総延長は国内2位の10.7㎞以上、洞内を歩く観光コースは約1㎞と、そのスケールの大きさや自然がつくり出した造形美に圧倒されることでしょう。
ホテルから車で1時間半ほどのところには、ずらりと連なる鳥居で知られる「元乃隅神社」も。日本海が打ち寄せる断崖から123基もの鳥居が100m以上にわたって続き、青い海と鳥居の赤、山の緑の鮮やかなコントラストは圧巻。敷地内にある大鳥居の上部の賽銭箱に賽銭を投げ入れることができれば願い事が叶う、といわれているそうです。
ホテルは県のほぼ中央に位置し、山口の観光スポット各所へも行きやすいロケーション。歴史ある宿の料理や温泉はもちろん、近隣の観光も満喫できる有意義な旅行ができそうです。
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