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1本は持っておきたい!熊野筆の魅力をご紹介します

みなさんは、どのようなメイクブラシを使っていますか。メイクブラシは直接肌に触れる道具ですので、素材にもこだわる方も多いのではないでしょうか。最新の技術を使った化学繊維のブラシも便利ですが、素材にこだわるなら、日本の伝統技法で作られた化粧筆がおすすめです。この記事では、そんな化粧筆の中でも特におすすめしたい「熊野筆」についてご紹介します。

熊野筆とはどんな筆?

写真提供:広島県

「熊野筆」とは、古くから広島県の安芸郡熊野町で作られてきた筆の総称です。熊野筆の特徴として毛の選別や筆を束ねるなどの筆を作る工程のほとんどを、熟練の職人が手作業で行っていることが挙げられます。その歴史は古く100年以上前から受け継がれ、1975年には国の伝統的工芸品に指定されました。

写真提供:熊野町

書道用の熊野筆や絵を描く際に用いる画筆としての生産も行われていますが、近年はチークブラシなどの化粧用の化粧筆が人気で、人びとの注目を集める存在となっています。

熊野筆にはどんな素材が使われているの?

熊野筆の材料には、中国の山羊の毛、馬毛、狸毛、鹿毛、鼬毛(いたちもう)、ジャコウネコ毛など10種類以上の動物の毛が使われ、直接肌に当たる部分に天然素材を使用することで、やさしい肌触りを実現しています。

写真提供:熊野町

メイク用の熊野筆の中には、フェイスパウダーブラシ、チークブラシ、アイシャドーブラシ、アイブローブラシなどがあり、使用箇所に合わせて筆の材質が異なるなどのこだわりが見受けられます。

熊野筆の特徴と魅力は?

写真提供:熊野町

熊野筆が人々を魅了してやまない理由、それはこだわりの天然素材を使った品質と、職人の技術の粋を集めた手作りであることです。

写真提供:熊野町

天然の毛の特性を大切にしているので、熊野筆は毛先が繊細で、適度なコシも持ち合わせた筆となっています。また製作工程では「選毛」と呼ばれる筆に使う毛を選ぶ工程から始まり、毛を揃える作業や毛の長さを合わせる作業など、20以上の工程を経て職人が腕によりをかけ熊野筆は作られています。そんな多くのこだわりが込められた熊野筆は「一度使ったらもう他の筆は使えない」とも言われるほどの品質の高さを誇ります。

化粧筆なら熊野筆!

熊野筆以外にも日本各地に筆の名産地は存在します。その中でも有名なものを2つご紹介します。

1つは、書道用の高級筆の全国の70パーセントの生産量を占める愛知県の「豊橋筆」。

もう1つは、機械を一切使わずに手作業のみで作られている奈良県の「奈良筆」です。

豊橋筆も、奈良筆も、同じ「筆」ではありますが、書道用の筆を中心に、基本的には昔ながらの用途に使われる筆が作られているようです。メイク道具用の筆作りにも本格的に取り組んでいる点も、熊野筆の大きな特徴といえます。

日本文化の結晶。熊野筆のメイクブラシを使ってみよう

この記事では、熊野筆についてご紹介しました。日本の伝統的な技術と最適な素材を使い、職人が丹精を込めて作った熊野筆を、ぜひ一度使ってみてください。いつもと同じ化粧品を使っていても、いつもとは一味違うメイク、いつもとは一味違う楽しさを味わえるはずです。熊野筆を使って、もっとメイクを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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