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フレンチ・リヴィエラといえば、南フランスのコート・ダジュール海岸に位置し、セレブにも人気の高級リゾートとして有名ですが、この地に2021年夏にオープンしたのが、五つ星のラグジュアリーホテル「メイボーン・リヴィエラ」です。今回はこのメイボーン・リヴィエラを紹介しましょう。
アーティストたちが愛したフレンチ・リヴィエラの町
メイボーン・リヴィエラは、フレンチ・リヴィエラの風光明媚な町、ロクブリュヌ・カップ・マルタンにあります。
地中海を望み、東はイタリア、西はモナコに程近い半島の小高い崖の上に建っており、どこまでも続く海と空や、緑の山間に点在する瀟洒なテラコッタの家々、オリーブ畑、松の林などを一望に見渡すことができる絶好のロケーションです。
カップ・マルタンには、ココ・シャネルが設計まで細かく指示をして建てた別荘「ラ・パウザ」(イタリア語で「休息」の意)があり、シャネルはサルバドール・ダリやジャン・コクトーなどのアーティストやウィンストン・チャーチル元英首相などの友人を招いてもてなしたそうです。
また、アイルランド出身の女性建築家・家具デザイナーのアイリーン・グレイもカップ・マルタンに別荘「ヴィラE-1027」を建てました。グレイと親交の深かった仏建築家のル・コルビジェも自邸のように足を運び、彼自身もこの地に別荘「ル・キャバノン」を建築するなど、アートやデザインと深い関わりがある土地であることがわかります。なお、キャバノンは世界遺産にも登録されています。
メイボーン・リヴィエラ内には、カップ・マルタンを愛したアイリーン・グレイの代表作「ビベンダム・チェア」や「サイド・テーブルE-1027」、コルビュジェの版画など、ゆかりのアーティストの作品がロビーや廊下に展示され、美術館のようになっています。
地中海を眺めるゲストルーム
メイボーン・リヴィエラの客室は全69室。標準タイプの客室45室に加え、ダイニングルームやリビングルームもあるスイートが24室。どの部屋にもプライベート・テラスが設置され、地中海の美しい海岸線を見渡すことができるという贅沢さです。
客室は、波の動きや緑豊かなリヴィエラの風景にインスパイアされたというデザインで、自然素材を使用した寝具や家具、やわらかな色調とコンテンポラリーなインテリアが、極上のくつろぎを約束してくれます。
また、アメニティも豪華で、ダイソンのヘアドライヤー、ネスプレッソ・コーヒーマシーン、バング&オルフセンのパーソナル・スピーカーが各客室に設置されています。
ミシュラン・シェフによる料理に舌鼓
ホテル内のレストランは、南仏マントンにあるミシュラン三つ星レストラン「マラズール」を手がける、イタリア系アルゼンチン人シェフのマウロ・コラグレゴ氏と世界的に有名なフランス料理シェフのジャン・ジョルジュ・フォンゲリヒテン氏がプロデュース。日本人シェフのヒロ・サトウ氏による寿司にも注目です。
「リヴィエラ・レストラン」では、地元の食材・料理を取り入れた伝統的なフランス料理を提供しています。
ギリシャ神話の海の女神から名前を取った「ケートー」は、サステナブルなフィッシングにこだわったシーフードを堪能することができます。
究極のリラクセーションを楽しむプールとスパ
メイボーン・リヴィエラには屋外と室内にプールがあり、屋外のインフィニティ・プールでは、地中海の海と空が溶け合いそうな空間で、忙しい日常を忘れることのできる究極のリラクセーションを満喫できます。
また、近日中にオープン予定のスパは、今世界で注目を集める香港デザイン界の新鋭、アンドレ・フーがデザインを手がけています。心と体のバランスを整える数多くのシグネチャー・トリートメントを取り揃えるということで期待ができます。
メイボーン・リヴィエラで南仏の風に吹かれて
南仏でゆったり贅沢な時間を過ごしたいときにぴったりのホテル、メイボーン・リヴィエラを紹介しました。
ロンドンの人気ホテル「クラリッジズ」「コノート」「バークリー」、そしてロサンゼルスの「メイボーン・ビヴァリーヒルズ」を所有するメイボーン・ホテル・グループがオープンする5番目のホテルで、ホスピタリティやサービスが超一流であるのは保証付き。フレンチ・リヴィエラを代表するホテルになるのは間違いないでしょう。
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