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スペインの首都マドリードにあるサン・ミゲル市場は、地元の人々はもちろん、観光客からも絶大な人気を誇る市場です。美しいアーチ型の屋根の下には、色とりどりの食材や、出来立ての料理が並んでおり、スペインの味をギュッと凝縮したような体験をすることができます。
市民の台所から、美食の殿堂へ
1916年に創業したサン・ミゲル市場は、マドリードの中心部、マヨール広場近くに位置しています。
かつては生鮮食品の卸売市場として賑わっていましたが、20世紀の終わりごろ、大手スーパーなどに押される形で伝統的な街中の市場は衰退していきました。
そんな折、レストラン関係者などを中心にサン・ミゲル・ガストロノミーという団体を発起し、市場のスタンドと、バル、タパスなどのスタンドが混在する形となり、現代的なガストロノミー市場へと生まれ変わりました。
※ガストロノミー(gastronomy)とは
料理やワインなどの食事全般を文化や芸術のレベルで考える考え方、またはその土地の食べ物や料理(食文化)を指す言葉です。
市場の歩き方
鋳鉄とガラスで造られた美しい入り口から市場の中に入ると、色とりどりの食材や出来立ての料理を提供する30店以上のお店が、所狭しと並んでいます。
市場内はそこまで広くないので、まずは色々なお店を見て周り、お目当ての料理を探してみるのもおすすめ。
新鮮な魚介類をつかったタパス、熟成されたハモンイベリコ、地元産のチーズなど、スペイン各地から集められたこだわりの食材の数々が食欲をそそります。
市場内にはイートインのスペースもあり、好みの食材や料理をいくつか買って活気のある市場の中で食事を楽しむことができますが、多くの旅行者で混み合っていることが多いため、スペインのバルスタイルのようにスタンドで食べることを想定しておいた方がよいでしょう。
またテイクアウトもできるため、いったん市場内で購入した後、ホテルなど落ち着いた場所で食べることもできます。
おすすめの料理
ピンチョス
もともとは串を意味する「ピンチョ(poncho)が語源の、一口サイズの軽食です。「とにかく色々な食を手軽に味わいたい」という時におすすめ。その種類は千差万別で、ショーケースを美しく彩っています。
言葉がわからなくても、指差しで簡単に注文ができるのも良い点なので、ぜひ色々な味を堪能してみてください。
パエリア
スペイン料理の代表格といえば、魚介をはじめとした様々な食材とお米を使ったパエリア。市場内には様々な種類のパエリアが売られているので、ぜひ好みのものを探してみてください。食べ比べもおすすめです。
生ハム
イベリコ豚の生ハムは、その深い味わいと香りが絶品。熟成されたハモン・イベリコを薄くスライスして、パンに乗せていただくのが定番です。
おすすめのドリンク
ビール(セルベッサ)
スペイン語でビールは「セルベッサ(CERVEZA)」ですが、市場の中には、真っ赤なボディに「BEER HOUSE」と大きく書かれたお店もあるので、スペイン語がわからなくても大丈夫。
ベルギービールやドイツビールといった世界各国のビールが置かれているので、スペインのビールにこだわりたい場合は、銘柄などを下調べしてからいくのがおすすめです。
カヴァ
スペインのお酒を楽しみたいなら、ワインもおすすめ。「カヴァ(CAVA)」と呼ばれるスペイン産スパークリングワインは、シャンパンと同じく伝統の製法で作られ、世界中のワインラバーに愛されているといわれています。
一部のワインスタンドではグラスワインも販売しているので、その場で気軽に楽しむ事ができます。
スペイン食文化を手軽に楽しもう
サン・ミゲル市場は、マドリードを訪れるなら必ず立ち寄りたい場所です。美味しい料理を味わいながら、活気あふれる雰囲気を体験できること間違いなし。
ぜひ、サン・ミゲル市場でスペインの食文化を満喫してください。
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