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関東地方の北東部にある「茨城県」。実は、茨城県は23年連続でメロンの生産量日本一を誇るメロン大国なんです。また、茨城県は生産しているメロンの種類が豊富なほか、新鮮なメロンを手に入れられる直売所が多くあります。今回は、茨城のメロンの品種やおすすめの直売所を紹介します。おいしいメロンを探している方は、ぜひ参考にしてください。
茨城のメロン生産量
茨城県は、年間約31,600トン(令和2年野菜生産出荷統計 / 農林水産省)のメロンを生産し、23年連続でメロンの生産量日本一を誇るメロン大国です。また、茨城県はメロンの生産量だけでなく作付面積でも第1位を誇っています。茨城のメロンは厚みのある果肉と上品な甘さが特徴的であり、贈り物としても人気が高いです。
茨城のメロンの時期
茨城のメロンの時期は、4月から10月です。茨城のメロンの中で最も早く出荷されるのは、4月中旬に出荷されるオトメメロンです。また、アールスメロンは出荷時期が7月中旬から10月下旬であるため、茨城県では秋メロンとしても親しまれています。
なお、茨城のメロンは一つひとつにQRコードが貼られて販売されている場合が多いです。スマートフォンでQRコードを読み取ると、検査日・生産者・糖度などが確認できるようになっています。自分の好みの食べ頃で楽しめるので、ぜひ一度味わってみてください。
茨城のメロンの品種
ここからは、茨城県が生産しているメロンの品種を紹介します。茨城県では、多くの種類のメロンが栽培されています。同じメロンといっても品種ごとに味や香りが異なるほか、収穫される時期もさまざまです。以下ではそれぞれのメロンの特徴を紹介するので、ぜひメロンを選ぶ際の参考にしてください。
イバラキング
約400通り以上の組み合わせを試し、10年以上の歳月をかけて作られた「イバラキング」。
「茨城のメロンの王様になってほしい」という想いから名付けられたイバラキングは、きめ細やかでありジューシーな果肉が魅力のメロンです。
果肉の肥大性が良く、通常の春メロンより1割以上大きいのが特徴的であり、茨城の春の味覚として高い人気を誇っています。また、イバラキングは上品な甘さと滑らかな口当たりから、極上のメロンとも言われています。おいしく食べられる期間が長いうえに豊かな香りも楽しめるので、ぜひ味わってみてください。なお、イバラキングの旬は5月下旬~6月中旬。
プレミアムメロン (オトメ・クインシー・アンデス)
JA茨城旭村が作っている、豊かな香りが特徴的な「プレミアムメロン」。プレミアムメロンは、糖度18度以上のメロンの中から見た目が優れたもののみが選ばれます。JA茨城旭村から出荷されるメロンのうち、1%にも満たない希少品です。
厳しい検査をクリアしていることから、メロン大国である茨城県の中でも最上級のメロンと言われています。厚みのある果肉とコクのある甘みが特徴的であり、お歳暮やお中元などの贈り物としての人気も高いです。なお、プレミアムメロンの旬は6月です。
愛ちゃんメロン (イバラキング・アンデス1号・レノン)
とろけるような口あたりと芳醇な味わいが特徴的な「愛ちゃんメロン」。JA水戸ひぬまのこだわりメロン研究部が手塩にかけて育てているメロンで、特別栽培農産物に認定されています。土壌診断や肥料設計を実施し、有機肥料・減農薬で作られているこだわりのメロンです。
また、愛ちゃんメロンは、茨城を代表する3品種のメロンを使って作られています。愛情をかけて育てられており、実際の糖度以上の甘さを感じられるメロンなので、一口食べると虜になること間違いなしです。なお、愛ちゃんメロンの旬は6月です。
オトメ
すっきりとした甘さとジューシーさが特徴的な「オトメ」。平成12(2000)年から出荷が始まりました。茨城の中で一番早く出荷される春メロンとしても高い人気を誇ります。ネットが密に発生しているため、見た目が美しいメロンとしても有名です。
また、オトメはさわやかなホワイトグリーン色の果肉でありながら、安定して糖度15度以上の甘さがあります。適度に柔らかいうえに、まるでメロンジュースを飲んでいるかのように多汁な品種なので、ぜひチェックしてみてください。なお、オトメの旬は4月中旬~5月中旬です。
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アンデス
コクのある甘みと厚い果肉が特徴的な「アンデス」。マスクメロンに似た風味を持っており、黄緑色の多汁な果肉からは豊かな香りが感じられます。また、アンデスは「安心です」という意味から名づけられ、茨城を代表する春メロンとして親しまれています。また、アンデスは豊かな緑色が魅力であり価格がリーズナブルなので、とても人気が高いです。なお、アンデスの旬は5月~6月です。
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クインシー
まろやかな甘みとオレンジ糸の果肉が特徴的な「クインシー」。赤肉なので女王を表す「クイーン」とβカロテンが豊富で「ヘルシー」なことからクインシーと名付けられました。クインシーは上品な味わいであるほか、上品な香りを存分に感じられるので女性からの評判が良いです。なお、クインシーの旬は4月上旬から8月ごろです。
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タカミ
ラグビーボールのような形をしており、しまりのある果肉が特徴的な「タカミ」。他のメロンに比べて果肉ややや硬めなので、しっかりした食感を感じたい方におすすめです。また、タカミは日持ちしやすいメロンで最近はスーパーでもおなじみのメロンとなっています。さわやかな甘さと優れた後味をぜひ一度味わってみてください。なお、タカミの旬は5月~8月です。
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アールス
とろけるような口あたりと高級感あふれる芳醇な香りが特徴的な「アールス」。アールスは別名マスクメロンとも呼ばれるメロンであり、味だけでなく見た目も美しいメロンとして知られています。また、1本のツルから1個しか獲れないため、貴重なメロンと言われています。果汁が非常に多いうえに香りも豊かなので、贈り物としてもおすすめです。なお、アールスの旬は5月~10月です。
価格:5,000円 |
茨城でメロンを買うならココ!おすすめの直売所
ここからは、茨城メロンを購入するのにおすすめな直売所を紹介します。新鮮な茨城のメロンを購入できるほか、茨城県産のおいしい野菜も購入できます。以下ではそれぞれの直売所の魅力を紹介します。
JA茨城旭村特産物直売所サングリーン旭
茨城県鉾田市旭村にある大型直売所です。主にオトメ・アンデス・クインシー・エルソル・アールスなどの品種を出荷しています。なお、メロンは光センサーシステムを使ってランクごとに選別されています。
JA茨城旭村特産物直売所サングリーン旭は、選別された中での上位2ランクの「プレミアム(極)」と「秀」のメロンも取り扱っているのでぜひチェックしてみてください。
フォレストパーク メロンの森
茨城県鉾田市安房にあるバーベキュー施設を備えた直売所です。クリーミーな果肉が特徴的な「ゆうか」や濃厚な甘みの「ほこたメロン」など、さまざまな品種を販売しています。
また、フォレストパーク メロンの森は、メロンの販売だけでなくメロン狩り収穫体験を行っています。春から秋にかけてメロンの収穫体験ができるので、ぜひ家族で訪れてみてください。
JAほこたファーマーズマーケットなだろう
茨城県鉾田市飯名にある直売所です。新鮮なメロンを販売しているほか、各農家が愛情をこめて育てた数々の野菜が並んでいます。メロンカレーやメロングミなど、少し変わったメロン商品もあるので、訪れた際はぜひ購入してみてください。
さんて旬菜館
茨城県鉾田市上幡木にある直売所です。アンデス・クインシー・アールス・キスミーなど、さまざまな品種のメロンを取り扱っています。また、メロン以外にもさつまいもや鹿島灘産のハマグリやなどの新鮮な食材を販売しているので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。
秋まで楽しめる茨城のメロンを味わい尽くそう!
今回は、茨城のメロンの魅力を紹介しました。茨城県は、23年連続でメロンの生産量日本一を誇っています。また、茨城のメロンの出荷時期は4月から10月と長いのが特徴です。
濃厚な甘さが特徴的なメロンやさわやかな口あたりのメロンなど、さまざまな品種のメロンを生産しています。秋まで楽しめる茨城のメロンを求めに、茨城へ足を運んでみませんか。
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