ニューカレドニアで離島めぐり|
アイランドホッピングで楽しむおすすめ4島と過ごし方

当サイトではアフィリエイトプログラムを利用しています。

© Toko / NCT

南太平洋に浮かぶフランス領・ニューカレドニア。その魅力は、首都ヌメアの街歩きだけではありません。

世界遺産のラグーンに抱かれた小さな島々には、時間の流れまでやわらかくしてくれるような、穏やかな風景が広がっています。ここでは、ベストシーズンに訪れたい個性豊かな離島と、それぞれの島で楽しみたい過ごし方をご紹介します。

「アイランドホッピング」を楽しむ理由

「せっかく南の島まで行くなら、1つの島だけじゃもったいない。」そんな旅好きの気持ちに応えてくれるのが、ニューカレドニアのアイランドホッピングです。
本島グランドテールの中心都市ヌメアを起点に、国内線で30〜40分ほど飛べば、雰囲気の異なる離島に次々とアクセスできます。白砂のビーチ、ダイナミックな断崖、エメラルドグリーンのラグーンと、島ごとに違う景色に出会えるのがこのエリアならではの魅力です。

© Sicilia / NCT
© M. Dosdane / NCT

イル・デ・パン(Île des Pins)

© O. Strewe / NCT
© Le Meridien Ile des Pins / NCT

ヌメアの南へ約20分のフライトでたどり着くイル・デ・パンは、穏やかな海辺での休日をゆっくり楽しみたい方にぴったりの島です。伝統のアウトリガー船やウィンドサーフィンに挑戦したり、ビーチに座って波の音を聞きながらぼんやりしたり、シンプルな贅沢を満喫できます。

エメラルドグリーンの「天然のプール」へ

© Ethan LI / NCT
© Antoine Roulleau / NCT

イル・デ・パンを象徴する景色のひとつ、オロ湾の「ピッシンヌ・ナチュレル(Piscine Naturelle)」は、サンゴ礁に囲まれた、まるで天然のプールのようなスポットです。エメラルドグリーンの海は透明度が高く流れもゆるやかなので、シュノーケリング初心者でも、色とりどりの魚たちと安心して一緒に泳ぐことができます。

オルタンス女王の洞窟を訪ねる

© Riders.nc / NCT

グロット・ウマーニュ(Queen Hortense)は、熱帯植物に包まれた小道の先にひっそりと現れる静かな洞窟です。内部には大きな鍾乳石やガジュマルの根が伸び、どこか神話的な雰囲気が漂います。女王オルタンスにまつわる物語を聞きながら巡る島内ツアーに参加すれば、この島の歴史や文化をより身近に感じられます。

リフー島(Lifou)

© Mola Mola / NCT

秘境のような自然とカナック文化が息づく、ロワイヨテ諸島最大の島がリフー島です。ルエゴニビーチやワドラ湾など素朴なビーチが多く、観光客の少ないスポットでは、地元の暮らしを感じながら、のびのびとした島時間を過ごせます。

断崖から望むパノラマの太平洋ビュー

© Eric Aubry / NCT
© Dean Cropp – Access All Angles / NCT

島の北部にそびえるジョキンの断崖(Jokin Cliffs)は、ターコイズブルーの海を見下ろすダイナミックな景観が魅力です。崖の上から階段を下りた入り江ではシュノーケリングも楽しめ、7〜9月にはクジラが姿を見せることもあります。

バニラが香るローカルアイランド

© Guy Michel / NCT
© Oneye Production / NCT

リフー島はニューカレドニア有数のバニラ産地で、島内の小さな農園や工房では栽培や乾燥の様子を見学できます。バニラビーンズやバニラ風味のはちみつは、旅を思い出すお土産としてもおすすめです。

ウベア島(Ouvéa)

© Motto Communications / NCT

現地の言葉で「イアアイ」とも呼ばれるウベア島は、「天国にいちばん近い島」として知られる特別な場所。静かなビーチと素朴なカナックの暮らしが今も息づき、手つかずの自然に囲まれながら、心をゆるめる滞在が楽しめます。

25km続く真っ白な砂浜を歩く

© Riyua Joe / NCT
© Dean Cropp – Access All Angles / NCT

ウベア島は、ユネスコ世界遺産のラグーンに囲まれ、約25kmも白い砂浜が続く美しい島です。なかでも、ウベア本島とモリ島を結ぶモリ橋(Mouli Bridge)から見る海は、エメラルドグリーンとコバルトブルーのコントラストがとても印象的。透き通った水の中をエイやウミガメがゆったり泳ぐ様子を眺めていると、時間が経つのを忘れてしまいそうになります。

カナック族の伝統文化に触れる

© Motto Communications / NCT

ウベア島では、部族長立ち会いの歓迎セレモニーに参加し、カナック族の歴史や価値観にふれることができます。郷土料理「ブーニャ」の調理風景を見学できることもあり、料理を通して土地の文化を五感で味わえる貴重な体験です。

ココナッツ石鹸工房見学

© Oneye Production / NCT
© NCT

ワドリラから北へ約6kmにあるココナッツ石鹸工場では、年間約200トンのココナッツオイルを使って、昔ながらの製法でウベア石鹸が作られています。見学ではココナッツが石鹸になるまでの工程を間近で見られ、できたての石鹸をお土産に購入することも。

マレ島(Maré)

© Antoine Roulleau / NCT

ロワイヨテ諸島の中でも、素朴でワイルドな雰囲気が残るのがマレ島です。自然のリズムに身をゆだねて過ごしたい方に向いた、落ち着いた表情の場所。

静かなビーチタイム

© Buenos Viajes / NCT

マレ島にはエニ湾やワバオ湾、ペジェビーチなど、人が少ない穴場ビーチが点在。白砂とターコイズブルーの海に癒やされながら、波音を聞いてのんびり過ごせます。

「天然の水族館」とボーヌの洞穴

@anaellechretienoff & @stevenlqr / NCT
© CDCI / NCT

ラ・ロッシュ空港近くのボーヌの洞穴は、澄んだ水が美しい神秘的なスポット。タディーヌ近くの天然の水族館(Aquarium Naturel)では、岸からカラフルな魚やサンゴが眺められ、運がよければウミガメに出会えることもあります。

アクセス&フライト情報

© Little Gypsy

2025年現在、日本からニューカレドニアへは、シンガポールやバンコク、オーストラリアなどの都市を経由して向かうのが一般的です。ニューカレドニアの国際線航空会社「エアカラン(Aircalin)」の公式サイトでは、エアカランと提携航空会社のフライトを組み合わせ、日本-ニューカレドニア間の航空券をまとめて検索・購入できます。

エアカランの公式サイトを開く

フライトの玄関口となるのは、首都ヌメア近郊にあるトントゥータ国際空港です。到着後は、まずヌメア市内に1〜2泊して時差や気候に慣れてから、国内線で離島へ向かう旅程を組むのがおすすめです。島間の移動には、現地の国内線航空会社「エア・カレドニー」などを利用し、イル・デ・パンやリフー島へアクセスします。
旅のスタイルに合わせて訪れる島を組み合わせれば、自分らしいアイランドホッピングプランがきっと見つかるはずです。

© Motto Communications / NCT
© Marine Reveilhac / NCT

季節が日本と真逆のサイクルである南半球の楽園、ニューカレドニアへの旅行に興味を持った方は、下記の関連記事もぜひチェックしてみてください。

当サイトではアフィリエイトプログラムを利用しています。

エクセンス編集部
EXSENSES公式ライター

Instagramでは、記事で紹介しきれなかった写真や動画のほか、オリジナルコンテンツも配信中。あわせてチェックしてみてください。

Instagram : https://www.instagram.com/exsenses_official