コシが強く食べ応えがあり一度食べるとクセになる
盛岡冷麺のルーツに迫る

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コシが強く、つるりとしたのど越しがある麺と、酸味と辛味のキムチの盛岡冷麺は、暑い日や食欲がないときぴったりです。最近では、近所のスーパーやコンビニなどでも盛岡冷麺を販売しており、手軽に食べられるのも嬉しいですね。

本記事では、岩手県の盛岡市で誕生した盛岡冷麺のルーツと人気のひみつ、盛岡冷麺が食べられるおすすめの5店舗ご紹介します。

盛岡冷麺の由来

画像|盛岡市北上川 ©岩手県観光協会

盛岡冷麺は、昭和29年”食道園”を開店した盛岡の麺職人、青木氏が朝鮮半島に伝わる咸興冷麺と平壌冷麺からヒントを得て創作したことがはじまりです。高麗キジのスープに似た、牛骨のスープと辛味と酸味のあるキムチを組み合わせて、盛岡冷麺の味を完成させました。

韓国冷麺
韓国冷麺イメージ

平壌冷麺の麺はソバ粉から作られており黒っぽい綿ですが、青木氏はそば粉の代わりに小麦粉を使用し、半透明の麺を作りました。朝鮮半島の冷麺のコシの強さを受け継ぎ、のど越しが良く見た目も美味しく見えるよう作り上げたのです。

盛岡冷麺は平成12年4月、公正取引委員会から名産・特産等の表示の承認を受け岩手県を代表する味のひとつとなりました。

盛岡冷麺の人気のひみつ

©岩手県観光協会

当初、盛岡冷麺はコシの強い麺を、「ゴムのようで嚙みきれない」と酷評されていました。しかし、時を追うごとに「コシの強い食感がクセになる」「あの味が忘れられない」と、リピートをする人たちが増え始めました。

盛岡冷麺の麺は、コシが強く、つるりとのど越しが良いのが特徴です。さらに、牛骨と鶏ガラから旨みたっぷりのスープは、和食にはない味わいです。辛味の調整にも一役買っている”キムチ”は、シャキシャキとした食感やスープのコクをより際立たせています。

ちなみに添えられている具は、提供している店舗により若干異なりますが、基本的に”キムチ・牛肉のチャーシュー・ゆで卵・三杯酢のきゅうり漬け”が添えられています。また盛岡冷麺の食材や水は、盛岡の自然に恵まれているものであることも、おいしさの源と言えるでしょう。

盛岡冷麺おすすめの5店舗

岩手県盛岡市に行った際に、食べて欲しい”盛岡冷麺”を厳選して5店舗ご紹介します。ぜひ、参考にしてください!

ぴょんぴょん舎

全国区で知名度があるぴょんぴょん舎。スタンダードな辛さは、別辛を含めた4種類あります。辛いものが得意ではない方は別辛にすると、自家製のキムチを足せるので辛さの調整が可能です。

厳選した小麦粉と馬鈴薯でんぷんを独自の配合で練り上げます。ぴょんぴょん舎の盛岡冷麺は、コシが強くつるりとしたのど越しです。牛骨をベースにした、旨みのあるあっさりスープと、自家製キムチの辛味がマッチしています。夏にはスイカ、冬には梨が添えられているのも特徴的です。

盛岡冷麵のほかに、特製ドレッシングで味付けした有機野菜をたっぷり麺にのせた”センナムル冷麺”や、桑の葉を練り込んだ”桑の葉冷麺”など、さまざまな冷麺を楽しめるお店です。

◇ 岩手県・宮城県・東京都・埼玉県・神奈川県に、ぴょんぴょん舎各店舗があります。

ぴょんぴょん舎 盛岡駅前店
019-606-1067
11:00~24:00(ラストオーダー23:00)
なし
※最新の情報は施設の公式ウェブサイトでご確認いただくか、施設にお問い合わせください。

食道園

盛岡冷麺を生み出した老舗“食堂園”。当初から変わらない下ごしらえや、昔からの盛岡冷麺の味を守っているお店です。牛骨8割と鶏ガラ2割の濃厚なスープと、コシが強い麺の絶妙な味わいは老舗ならでは。

食道園
019-651-4590
【平日】11:30~15:30、17:00~24:00【日祝】11:30~15:30、17:00~22:00
第1・3 火
※最新の情報は施設の公式ウェブサイトでご確認いただくか、施設にお問い合わせください。

焼肉・冷麺ヤマト

盛岡冷麺の注文を受けてから店内で製麺し、牛骨を贅沢に煮込んだコクがあるスープです。ヤマトでは、岩手産の大根を使用して自家製のカクテキを作っています。

酢・レモン汁・カクテキを盛岡冷麺にいれて、自分好みの味に調整するのも楽しみのひとつ。岩手県内の店舗で開催している『冷麺まつり』では、格安で食べられるため人気のイベントです。

◇ 岩手県・宮城県・バンコクに、焼肉・冷麺ヤマトの各店舗があります。

焼肉・冷麺ヤマト 盛岡店
019-646-0288
11:00~23:00
なし
※最新の情報は施設の公式ウェブサイトでご確認いただくか、施設にお問い合わせください。

盛楼閣

盛岡駅の向かいにある盛楼閣は、県外からの訪問でも迷うことがない立地です。盛楼閣の冷麺は太めで弾力がありコシも強く、辛味の種類が7種類からお好みの辛さを選べるのも魅力的です。

冷麺に添えられているキムチは、冷麺専用にバランスを考えて作られています。さらに、牛骨やすね肉から旨みを凝縮したスープは、すっきりとしていますがコクもしっかり感じられます。

盛楼閣
019-654-8752
11:00~翌2:00
なし
※最新の情報は施設の公式ウェブサイトでご確認いただくか、施設にお問い合わせください。

焼肉・冷麺 髭

盛岡市中心部から車で20分ほどの距離にある、”焼肉・冷麺 髭“。盛岡市から秋田県へ向かう国道46号線沿いに店舗があります。国産黒毛和牛の牛スジと地元の野菜をたっぷり使い、じっくりと時間をかけて肉と野菜の旨みを凝縮したスープを作っています。

コシが強くのど越しの良い、独自配合で作られたこだわりの麺と、岩手で採れた野菜で作った自家製キムチの森岡冷麺は絶品です。

焼肉・冷麺 髭
019-689-2805
【月~金】 11:00~15:00・17:00~22:00【土日祝日】 11:00~22:00
※最新の情報は施設の公式ウェブサイトでご確認いただくか、施設にお問い合わせください。

ピリリと辛い盛岡冷麺を堪能する

本記事では、盛岡冷麺のルーツと美味しさのひみつ、おすすめの店舗をご紹介しました。お店により独自の麺やスープのダシ、オリジナルのキムチなど違いがあるので、食べ比べをしても良さそうです。岩手県盛岡市に来た際にはぜひ、”盛岡冷麺”をお楽しみください。

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どいまちこ
EXSENSES公式ライター

高知県の古民家で保護猫2匹と暮らしているフリーライター

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