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アフリカ北西に広がるモロッコの中でも、スペインに近い北部に位置するシェフシャウエン。町中の建物や壁面が美しい青色に染まるこの町は、「青の町」「青の迷宮」などと形容され、その幻想的な雰囲気に「一度は訪れてみたい」と夢見る旅好きも多い場所です。今回は、歩くだけでもうっとりしてしまうシェフシャウエンの魅力をお伝えします。
周辺都市からバスでアクセス
略して「シャウエン」と呼ばれることも多いシェフシャウエンは、モロッコの北、山脈の合間に広がる人口4万人ほどの小さな町です。1400年代半ば、ポルトガルからの侵略を防ごうと、要塞都市として築かれたのがはじまりです。スペインに侵略された過去も持つシェフシャウエンですが、現在は青い建物が連なる「青の町」として知られており、観光客が絶えない人気スポットとなっています。
シェフシャウエンに行くには、カサブランカやフェズなどの周辺都市からバスに乗る必要があります。鉄道は通っていません。民営バスやチャータータクシーといった手もありますが、比較的安全で速いのは国営バスの「CTM」。カサブランカからは6時間ほど、フェズからは3〜4時間で到着します。どちらも一日当たりの本数はあまりないので、事前に調べておくのがおすすめです。
3~5月、9~11月ごろがベストシーズン
砂漠もあることから、「年間を通して暑そう」というイメージの強いモロッコですが、実はしっかりと四季があります。エリアや時間帯によって気候はさまざまですが、ベストシーズンは春先の3~5月ごろと、夏の暑さが少し落ち着いた9~11月ごろ。夏は40度近くまで上がるため観光には向きませんし、冬場も意外と冷え込みます。ただ、どのシーズンも昼夜の寒暖差が大きいので、天候に応じて調整できるような服装がおすすめです。
「旧市街をのんびり散策」が醍醐味
モロッコの各都市にある「メディナ」と呼ばれる旧市街は、シェフシャウエンでいうと、「ハマン広場」を中心に広がる青の建物が連なるエリアです。マラケシュやフェズの旧市街は大規模で迷路のようなつくりですが、シェフシャウエンの旧市街はこじんまりとしており、散歩するうちにあっという間に回りきってしまいます。
町を一望できる丘の上のモスク
旧市街横の丘の上に建つ「スパニッシュモスク」は、シェフシャウエンの旧市街から新市街まで、町全体の眺望を楽しめる絶景スポットです。このモスクはその名の通り、スペインの支配下にあった1900年代前半にスペイン人によって建てられたもの。しかしこの場所を訪れる旅人たちのお目当ては、なんといってもそこから見える景色です。
丘の麓から30分ほど坂を登ると、右手に絵画のような絶景が広がります。シェフシャウエンに行ったら必ず訪れたい場所です。
シェフシャウエン名物「ビサラ」
モロッコ料理といえばタジンやクスクスが有名ですが、旅に疲れ、何かやさしいものが食べたくなったら、シェフシャウエン名物の「ビサラ」を試してみてください。ビサラとは、ひよこ豆やそら豆などをポタージュ状にしたスープのこと。素朴な味わいが、疲れた身体をいやしてくれます。
モロッコに行ったら一度は滞在したい「リヤド」
「リヤド」とはモロッコスタイルの宿泊施設のこと。リヤドは広義で「邸宅」を意味しますが、古い邸宅を改築した宿泊施設は総じてリヤドと呼ばれています。
美しいモロカンタイルやランプで彩られた空間、吹き抜けや心地のいいパテオなど、古民家とありモロッコ建築の息づかいが感じられ、リヤドに滞在するだけでもモロッコの雰囲気を存分に味わうことができます。
多くのリヤドが建ち並ぶ中、シェフシャウエンでおすすめなのは「リヤドシェリファ」。2016年にオープンしたこちらは、モロカン工芸品がふんだんにあしらわれたおしゃれなインテリアと、旧市街まで徒歩数分という立地のよさで人気です。
幻想的な町でのんびり過ごす
さて、今回はモロッコの北の街、シェフシャウエンをご紹介しました。マラケシュやカサブランカ、フェズなどの大都市の喧騒とは違い、静けさのあるゆったりとした田舎町という雰囲気がシェフシャウエンの魅力です。
肩の力を抜いて町歩きを楽しみ、疲れたら町角のカフェでミントティーをいただく。そんなふうにリラックスしながら、青の町シェフシャウエンでの滞在を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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