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アフリカ大陸の東部に位置するタンザニアは、ケニアやモザンビークといった8つの国と国境を接する南半球の国です。広大なサバンナが広がるタンザニアには様々な野生動物が生息していて、ビッグ5(ライオン、ヒョウ、ゾウ、サイ、バッファロー)を見学するサファリツアーなどが人気です。今回の記事では、タンザニアの基礎情報とサファリツアーでおすすめの国立公園・保護区をご紹介します。
タンザニアってどんな国?
概要
正式名称タンザニア連合共和国。東アフリカ大陸部にあたるタンガニーカとインド洋島嶼部のザンジバルが合邦し、1964年に連合国となりました。
かつてはタンザニア最大の都市ダルエスサラームが首都でしたが、1973年に首都移転計画が決定。現在は国の中心地にあたるドドマが新たな首都となっています。立法府の議事堂はドドマに移転したものの、経済の中心は今もなお、ダルエスサラーム。議事堂以外の政府官庁等はダルエスサラームにあります。
人口は約6500万人(2024年1月現在)。国連の推計では、2078年には総人口が2億人を超えることが見込まれているそうです。
言語はスワヒリ語と英語
タンザニア全土にはマサイ族やスクマ族、ニャキューサ族など約130の部族が住んでいます。そのため様々な言語が話されていますが、国語はスワヒリ語、公用語は英語です。宗教は、人口の約40%がイスラム教徒、約40%がキリスト教徒、約20%は土着宗教を信仰しています。様々な文化を体験できるのもタンザニアの魅力の一つです。
キリマンジャロコーヒー
タンザニアの特産物といえば、キリマンジャロコーヒーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。タンザニアのキリマンジャロコーヒーは、ジャマイカの「ブルーマウンテン」、ハワイの「コナ」と並ぶ世界三大コーヒーの一つ。コクは控えめで甘い香りとすっきりとした飲み口が特徴です。タンザニアへ訪れた際にはコーヒー農園へ立ち寄るのもおすすめ。世界のスペシャリティコーヒーを本場タンザニアで試してみてはいかがでしょうか。
観光におすすめの時期
ベストシーズンは6月中旬から10月にかけての乾季。
この時期は約100万頭を超えるヌーがタンザニアからケニアへ大移動する時期でもあります。水と食糧を求め、ヌーたちはマラ川を渡り、ケニア側のマサイマラ自然保護区に北上するのです。ただ、マラ川には無数のワニが待ち受けていますし、急流となっている難所もあります。まさに命を懸けたヌーの大移動と川渡り。一生に一度は見るべきシーンです。
また1月から2月もおすすめ。
この時期は動物達のベビーラッシュなんです。生まれたばかりの可愛い野生動物を見ることができるかもしれません。
世界遺産に登録された国立公園・保護区
現在登録されているタンザニアの世界遺産は7つ。そのうち4つは国立公園または保護区です。ここからは世界遺産の国立公園と保護区をご紹介します。
ンゴロンゴロ保全地域(複合遺産)
現地の言葉で「巨大な穴」を意味するンゴロンゴロ保全地域は、1979年に世界自然遺産として登録されました。その後、古人類学における重要な地と認められ、2010年に世界複合遺産として拡大登録されたのです。
総面積約8,288平方キロメートルの保全地域内には、数百年前の火山活動によってできた3つのクレーター(ンゴロンゴロ、オルモティ、エンパカーイ)があります。カルデラ内は乾季でも水が乾きにくく、多くの動物はクレーターから移動しないため、他の国立公園などと比べて動物の観察がしやすいのが特徴です。絶滅危惧種のクロサイも生息しており、希少な生態系を観察することができます。
セレンゲティ国立公園(自然遺産)
約300万頭以上の動物が生息する、アフリカ野生動物の宝庫と呼ばれるセレンゲティ国立公園。ここに暮らす哺乳類は地球上で最も多いといわれています。
「果てしない平原」を意味するセレンゲティ国立公園は、タンザニア最大の国立公園。1981年に世界遺産に認定されました。
セレンゲティを代表する動物はヌー。セレンゲティに生息する約300万頭の動物のうち、その半分ほどがヌーだというから驚きです。他にもライオンやチーターなどの肉食動物もみられ、弱肉強食の世界を垣間見ることができます。
セルース猟獣保護区(自然遺産・危機遺産)
セルース猟銃保護区は、狩猟が禁止された保護区です。絶滅危惧種も生息する場所で、1982年に自然遺産に登録されました。かつては世界最大のアフリカゾウの生息地として知られていましたが、密猟が横行し、2014年には危機遺産にも登録されました。
過度な観光開発はされておらず、ありのままの大自然を見学することができる点が魅力です。
キリマンジャロ国立公園(自然遺産)
キリマンジャロ国立公園は、1987年に自然遺産に登録されました。標高5895mを誇るキリマンジャロは、アフリカ大陸の最高峰。シラ峰、キボ峰 、マウエンジ峰の成層火山から成りたっています。サバンナを見渡す大きな山々はタンザニアのシンボルとも言えるでしょう。
国立公園ではゾウ、バッファロー、ヒョウなどの大型動物が見られるほか、ブルーモンキーやオオガラゴなどの霊長類も見ることができます。
動物の楽園タンザニアでサファリを堪能しよう
タンザニアの基礎情報とおすすめサファリをご紹介しました。広大なタンザニアを満喫するには、7日~14日程度の滞在日数でいくつかのサファリを巡るのがおすすめです。またサファリロッジに宿泊すれば、キリンやシマウマなどがサファリを練り歩く、アフリカならではの風景を間近で楽しめます。日本では見ることができない大自然と野生動物との出会いをタンザニアで体験してみてはいかがでしょうか。
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