高知県の東部の先端にある室戸市。自然豊かな室戸市では、かつて「捕鯨のまち」として栄えていました。また室戸市では、漁獲量西日本一のキンメダイの水揚げ量があります。
そんなキンメダイを売り出そうと、2012年に室戸市内にある10店舗で提供を開始したのが「室戸キンメ丼」の始まりです。
近年では、わざわざ室戸キンメ丼を味わうために、足を運ぶ人も少なくありません。この記事では、室戸キンメ丼の魅力や、提供をしている店舗をご紹介をしていきます。
鮮度の良い理由は漁場が近いこと

キンメダイは、水深約200~800mほどの深海で生息しています。日本でキンメダイの産地と言われている、静岡県の伊豆沖や千葉県の銚子沖は、漁港から漁場までの距離があります。
一方、室戸沖の海底は急な傾斜になっており、漁場が近いのも特徴のひとつです。深夜に出航しても午前中には船が港へ戻ってくるため、その日のうちに新鮮なキンメダイを堪能することができます。
室戸キンメ丼はどのお店でもお値段は均一

「室戸キンメ丼」には、室戸沖で取れたキンメダイを使います。室戸キンメ丼の特徴は、キンメダイの照り焼きと地元で獲れた魚の刺身を盛り付けること。さらに、キンメダイの出し汁でお茶漬けも楽しめます。
「地元で獲れた刺身」とありますが、仕入れによりキンメダイの刺身ではない場合も。とはいえ旬で脂がのったハガツオや、カンパチなどの新鮮な刺身が丼に載っていることもあり、時期により別の美味しさも味わえるのも嬉しいですね。
おすすめの召し上がり方は、新鮮な刺身から素材を堪能していただき、照り焼きとご飯を半分くらい食べます。そして仕上げに、甘辛い照り焼きのキンメダイとご飯、旨みたっぷりのキンメダイの出し汁を器に注ぎお茶漬けでいただきます。
ひとつの丼でいくつもの味わい方があり、満足すること間違いありません。そして、全ての店舗を選んでもお値段が均一なのも嬉しいところ。2021年9月現在は、室戸市の8店舗で提供されている「室戸キンメ丼」価格は、税込1,700円で統一されています。
ただし確実に「室戸キンメ丼」を食したい場合には、漁の状況により提供できない場合もあるので、事前に確認をしておきましょう。
おいしいキンメ丼が食べられる8つのお店

1|料亭 花月
大正14(1925)年に創業された老舗「料亭 花月」「室戸キンメ丼」を中心に、室戸で獲れる地魚の料理も提供しています。来店の際には、平日でも事前に予約の連絡がおすすめです。



2|釜飯 初音
三代目となる店主が、毎朝漁港へ出向き、活きの良い食材を厳選しています。調理方法も、作り置きはせず注文が来てから作り始めるこだわりは職人そのものです。「室戸キンメ丼」や新鮮な食材を生かした料理も提供しています。完全予約制ではなく、予約なしでも提供が可能です。



3|遍路の駅 夫婦善哉
「室戸キンメ丼」や鰹のタタキ定食、その他リーズナブルなメニューが人気の「遍路の駅 夫婦善哉」です。



4|ホテル 明星
ホテル明星では、「室戸キンメ丼」を始め、さまざまな料理を提供しています。お食事の際には、海洋深層水風呂もお得な価格で楽しめます。悪天候の関係で提供できない可能性もあるため、事前にお問い合わせください。



5|室戸岬最御崎寺 遍路センター
室戸岬の灯台の近くにある「室戸岬最御崎寺 遍路センター」室戸岬スカイラインの中程、緑豊かな場所にあります。室戸岬最御崎寺 遍路センターでは、室戸キンメ丼はランチのみの提供しており事前予約が必要です。



6|民宿 徳増
朝日が見える海辺にある「民宿 徳増」では、ご宿泊の方へ「室戸キンメ丼」の提供をしています。



7|ロッジおざき
サーフィンで有名な尾崎海岸の見える場所にある「ロッジおざき」では、「室戸キンメ丼」をご宿泊の方へ提供しています。



8|うまめの木
室戸岬の食文化を守る宿「うまめの木」
自然豊かな景色を堪能でき、10月~3月はだるま夕日も楽しめる宿です。うまめの木では、ご宿泊の方へ「室戸キンメ丼」を提供しています。




新鮮な「室戸キンメ丼」を堪能してください
高級魚でありながら、新鮮なキンメダイをリーズナブルな価格で提供をしている「室戸キンメ丼」。
近年では、口コミで多くの人が室戸キンメ丼を食べに訪れています。また室戸市では、室戸ジオパークセンターやマリンスポーツなども楽しめるのも魅力です。 ぜひ観光や、新鮮な室戸キンメ丼を堪能してはいかがでしょうか。