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雨が多くなる初夏に咲く、色鮮やかな紫陽花たち。今年はどこの紫陽花を見に行こうかとお悩みではありませんか。本記事では岡山県で紫陽花を愉しめる、公園やお寺などオススメの紫陽花スポットを、13カ所をご紹介いたします。ぜひ、参考にしてください。
紫陽花の種類や特徴
紫陽花は日本原産の落葉低木です。原種は日本で自生している「ガクアジサイ」で、梅雨時期を象徴する花のひとつとされています。紫陽花はもともと日本の植物でしたが、西洋にわたり逆輸入されました。西洋紫陽花は、品質や形、色の種類も豊富であるのが特徴的な品種です。
紫陽花は土壌酸度(pH)で、花の色が変化します。日本では、青や紫の紫陽花が多く、ヨーロッパでは赤い花を咲かせる土の性質によるものです。ベースになる紫陽花の色は「アントシアニン」という色素ですが、土が酸性の場合は青、中性では紫、アルカリ性では赤へと変化します。
岡山県美作市の紫陽花
普門寺(ふもんじ)
普門寺は、四季折々の花を愉しめる山寺です。春はシャクナゲ、初夏に紫陽花、夏にはユウスゲ、秋にはそばの実の花が愉しめます。さらに、秋には紅葉と四季桜のコントラストが見事です。
紫陽花(アジサイ)の見頃:6月中旬~6月下旬(約3,000株)
長法寺(ちょうほうじ)
津山市の南にある、神南備山のふもとに位置する長法寺は、「紫陽花寺」と呼ばれ親しまれています。明治6年、津山城の取り壊しの際、紫陽花を描いた腰高障子が贈られました。それをきっかけに長法寺では、紫陽花を植えはじめたのです。
紫陽花(アジサイ)の見頃:6月中旬~7月上旬(約3,500株)
ウッドパーク声ヶ乢(こえがたわ)
標高530mにある「ウッドパーク声ヶ乢」では、津山の町並みを一望できます。春にはソメイヨシノや八重桜、山桜など約1,200本の桜が咲き、初夏には約2,000本の紫陽花を愉しめます。
※紫陽花(アジサイ)の見頃:6月中旬~(約2,000株)
大山(おおやま)あじさいロード(大山展望台)
温泉街を見下ろす絶景スポットにある、大山あじさいロード。湯郷温泉街や吉野川、そして岡山県最高峰の後山や那岐山、津山盆地などの山々を見渡せる展望スポットです。
紫陽花(アジサイ)の見頃:6月中旬~7月中旬
※カーブや坂道の途中に駐車はしないでください。
美咲花山園(みさきはなやまえん)
標高400mにある美咲花山園。20ヘクタールもある広大な敷地内では、2万株の紫陽花をはじめ、牡丹やつつじ、桜や藤など四季折々の花を愉しめます。
紫陽花(アジサイ)の見頃:6月上旬~6月中旬(100種類・約2万株)
料金:大人500円|子ども(小学生以上)300円
津山城 鶴山公園(かくざんこうえん)
日本100名城に選ばれている津山城。また、県内でも1・2位を争う桜の名所と知られており、約1,000本の桜が咲く景色は圧巻です。津山城の鶴山公園では桜だけでなく、紫陽花や藤、ツツジや紅葉など四季折々の景観を愉しめます。
紫陽花(アジサイ)の見頃:6月中旬~ 6月下旬
料金:大人310円・小人(中学生以下)無料
大聖寺(だいしょうじ)
天平10年(738年)、聖武天皇の勅命により開山された由緒ある大聖寺。「山陽花の寺、二十四か寺」の第十三番札所でもあります。境内には「心」という字の字形で紫陽花が植えられており、四季折々の草花に囲まれながら、のんびりと散歩ができるお寺です。
紫陽花(アジサイ)の見頃:6月中旬~
蒜山(ひるぜん)ハーブガーデン ハービル
蒜山ハーブガーデン ハービルは、蒜山三座をのぞむ真庭市蒜山西茅部に位置しており、植物を通じ都市部の人とも交流がもてるよう整備された施設です。総面積3ヘクタールの広大な敷地に約3,000株の紫陽花を堪能できます。また、他に1万株のラベンダーや約200種類のハーブガーデンなど、さまざまな植物を愉しめます。
紫陽花(アジサイ)の見頃:6月下旬~7月上旬(約2,000株)
料金:大人300円、中・高生200円、小学生以下無料
岡山県備前市の紫陽花
みやま公園
玉野市の中心部にある「みやま公園」。国道30号線に接しており、松の緑に囲まれ池が5つ点在する公園です。園内には紫陽花の他に、約7,000本の桜や椿、ツツジや紅葉など四季折々の花の景観を愉しめます。
紫陽花(アジサイ)の見頃:6月中旬(約1,500株)
たけべの森公園
たけべの森公園では、季節ごとの花や自然を感じながら、レジャープールやオートキャンプなどのレジャーが愉しめる公園です。春には約1万5,000本の桜トンネルやツツジ、初夏には紫陽花ロードを散歩しながら鑑賞が可能です。
紫陽花(アジサイ)の見頃:6月中旬~7月上旬(約3,500株)
夏期:9:00~18:00(7月15日~8月31日)
大滝山西法院(おおたきさんさいほういん)
紫陽花寺と呼ばれている、備前市大内にある大滝山西法院。参道には、色とりどりの紫陽花が咲いており、訪れた方の心を癒してくれるでしょう。
陽花(アジサイ)の見頃:6月中旬~7月上旬
吉備津神社(きびつじんじゃ)
桃太郎伝説ゆかりの吉備津神社。鬼退治の矢を置いたと伝わっている「矢置石」や、鬼の首を埋めたとされている「御竈殿(おかまでん)」など、桃太郎の歴史を体感できます。また、本殿から続いている360mもの美しい廻廊は、見応えある建築物です。紫陽花を愉しみながら、桃太郎の伝説の舞台も堪能してください。
紫陽花(アジサイ)の見頃:6月中旬~7月上旬(約1,500株)
岡山県倉敷市の紫陽花
種松山公園西園地(たねまつやまこうえんにしえんち)
倉敷市から南に位置している種松山の山頂付近に、自然の山の地形を上手に活かして開設された種松山公園西園地。園内にはお子さまが遊べる遊具も設置しています。春には約1,200本の桜が咲き、初夏には色とりどりの紫陽花が1万3,000株も咲く姿は圧巻です。
紫陽花(アジサイ)の見頃:6月上旬~6月下旬(約13,000株)
紫陽花の絶景を思う存分堪能する
今回は、岡山県にある紫陽花名所や紫陽花寺を紹介しました。お天気が不安定な日が続く初夏。家でゆっくりするのも良いですが、雨露が映える美しい紫陽花を見に、ぜひお出かけしてみてください。
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