父の日にもおすすめ！100年以上の歴史を誇る「今治タオル」

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国内でタオルの生産日本一である愛媛県今治市。中でも地域ブランドである今治タオルは国内のみならず、海外でも人気の高いジャパンブランドとして有名です。そんな世界でも愛される今治タオルは、着飾らず普段使いで重宝される人気の商品を幅広く展開しています。今回の記事では、そんな今治タオルの歴史や特徴、今月の父の日にもおすすめしたい商品をご紹介していきます。

愛媛県今治タオルとは

今治タオルとは、日本最大のタオル産地として有名な愛媛県北部にある今治市で生産されるタオルです。
本格的な生産は明治27年（1894年）からと言われており、約120年の歴史があります。

古くから今治市は繊維に縁が深く、伊予国と呼ばれていた奈良時代に東大寺正倉院の卸物で”あしぎぬ”と呼ばれる絹織物の一種から伊予国（現在の今治市）の記載が合ったと言われています。

明治時代には「今治綿業の父」と呼ばれる矢野七三郎が綿ネル（綿糸で作った柔らかく軽い織物）を始め、また阿部平助氏が綿ネル機械を改造し今治タオルの製造を本格的に開始したと言われています。

現在では、国内に流通する国産タオルのうち50%以上の割合をしめており、愛媛県を代表する地域ブランドとして海外でもその認知を拡大しています。

今治タオルの特徴

柔らかさ・上質な肌触り

今治のタオル製造に欠かせない水は、霊峰石鎚山（れいほういしづちさん）をはじめとする重金属の含有量が少ない軟水の水です。

この良質な水は製造過程の晒し（さらし）や、染めに適しており、綿本来が持っている柔らかさも引き立てます。

今治市のタオルの柔らかさが持続するのは、糸にも秘密があります。撚り（より）が強い糸を使用していないため、使い続けても糸の根本がよじれて硬くなることはなく、永続的に柔らかさが持続するのも特徴です。

優れた吸収性

今治タオルの特徴として、やはり外せないのはおろしたときから使用してもサッと吸収するその吸収力ではないでしょうか。

今治タオルが認定する基準の一つに、タオルが水中に沈むまでに要する時間を5秒以内としています。また、洗濯時には柔軟剤を入れなくても肌触りの良さが持続できるような環境にも配慮したタオルとなっているのも特徴です。

今治タオル・ロゴが表すもの

「今治タオルブランド認定商品」にはロゴが付いています。このロゴのデザインを作成したのは、数々の有名企業のロゴデザインを手掛ける佐藤可士和氏。ロゴマークは赤、青、白の三色で構成されています。この三色には、生産者の思いがそれぞれ秘められており、今治タオルの存在を情熱的、活動的に表した赤、青は、今治タオルの歴史と伝統を背景に品質に対する安全性や信頼を表しています。さらに、お客様へ誠実な思いを示す白は、今治タオルの無限の可能性も表現しています。