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高知県は珊瑚漁の発祥の地といわれています。坂本龍馬が海を眺める銅像がある桂浜からほど近い場所にある、日本サンゴセンター宝石珊瑚資料館「35の杜」では、煌びやかな宝石珊瑚を楽しめます。また、館内では宝石珊瑚を使ったアクセサリーを作ることも可能です。本記事では、宝石珊瑚の種類や特徴、宝石珊瑚を使用したアクセサリー作り体験について紹介します。
土佐の宝石珊瑚とは
珊瑚は、非造礁サンゴと造礁サンゴの2種類に分けられます。造礁サンゴとは、浅い海域で珊瑚礁を形成しています。なお、推進80〜1200mの深海で形成している非造礁サンゴが宝石珊瑚です。
近年では宝石珊瑚とその文化を守り、後世に継承していけるよう「宝石珊瑚の森・育成プロジェクト(NPO法人宝石珊瑚保護育成協議会)」が始動しました。平成27年に宝石珊瑚の禁漁区である柏島沖にて生育環境を整備し、増養殖の研究成果も得ています。
高知県は日本の珊瑚漁の発祥地です。現在では、国内で産出されている宝石珊瑚の原木はすべて高知県で入札をしています。さらに、高知の加工技術は世界最高レベルと評価され、美術・工芸品や立体彫刻作品、念珠やジュエリーなどへ幅広く加工されています。
宝石珊瑚の歴史
古くから祈祷や装身具として用いられていた宝石珊瑚。もともと地中海でしか採取されなかった宝石珊瑚でしたが、江戸時代の終わり頃には日本でも宝石珊瑚が発見されるようになりました。
なお土佐藩の地理や産物などを記録した文献「南路志」に、文化10年(1813年)に宝石珊瑚は、室戸岬や足摺岬周辺で産出されていることが記されています。
宝石珊瑚の種類
宝石珊瑚は、純白のものや鮮やかな赤色まで、さまざまな種類があります。それでは、宝石珊瑚について詳しくご紹介していきましょう。
血赤珊瑚
煌々とした輝きと、情熱を感じる濃厚な赤い色彩が特徴的な「血赤サンゴ」。不透明な宝石で、赤色のものは他にありません。日本沿岸で採取される血赤珊瑚の原木名は「アカサンゴ」といい、研磨をして形を整えた加工済のものを「血赤珊瑚」と呼びます。
また、ヨーロッパのバイヤーは、血赤珊瑚のことを「トサ」呼び別格視されています。
桃色珊瑚
オレンジがかった薄い桃色の桃色珊瑚。色が薄いものは「エンゼルスキン」と呼ばれ、色が濃いものは「フェニックス」と呼ばれています。一般的に珊瑚といえば、桃色さんごを想像する人も少なくありません。また桃色珊瑚は、かんざしや帯留めなどに使用することが多く、芸術工芸品の素材としても重宝されている珊瑚です。
白珊瑚
純白の白珊瑚は、深海の底でたおやかに歳月を過ごし、生命の結晶として生まれる珊瑚です。白珊瑚の学術名は「コラリウム・コーノジョイ」。これは土佐湾で偶然宝石珊瑚を釣り上げ、その後試行錯誤を重ねた天保7(1836)年に、珊瑚採取網を考案した戎屋幸之丞(エビスヤコウノジョウ)に由来して名付けられました。
純白に近いものから薄い桃色、また象牙のような色をした白珊瑚は、気品がありフォーマルな装いにぴったりな宝石珊瑚といえます。
地中海珊瑚
地中海珊瑚は、業界でサルディニアと呼ばれています。サルディニアとはイタリアの地中海浮かぶ島です。19世紀の初頭からサルディニアに周辺海域は、宝石珊瑚の珊瑚漁として名を馳せており、良質な珊瑚を多く産出しています。島の名前がそのまま業界名となったのです。
地中海珊瑚は、情熱的で鮮やかな紅色。ダイバーが採取できるような浅い位置に生息している珊瑚です。
深海珊瑚
深海珊瑚は、ハワイ諸島周辺の海域水深1,000mを超える海底に生息しています。しかし、深海底から水揚げの際、原木に急激な圧力がかかるため、疵(クラック)が入ることが多くあります。
深海珊瑚の色は、白色の中にピンク色が斑点状に混じるマーブル模様。優しい雰囲気の深海珊瑚は、洗練されたアート感覚のジュエリーとして人気がある珊瑚です。
宝石珊瑚のアクセサリー作り体験ができる!
日本サンゴセンターでは、宝石珊瑚と天然石を組み合わせたブレスレットの製作体験が可能です。所用時間は15分~1時間ほどで、5歳のお子さまから体験ができます。 料金は選ぶ素材にも異なりますが、1,500円からとなっています。
また未加工のサンゴを磨き上げて艶を出す「サンゴ磨き体験」も人気があります。詳しい内容は、日本サンゴセンターへお問合せください。
自分や大切な人へのプレゼントに年齢や性別を問わない宝石珊瑚を
珊瑚の石言葉は、「幸福」「長寿」「知恵」です。気持ちをリラックスさせ、緊張感やマイナス思考を取り除き、メンタルバランスの回復の効果もあると言われています。
また、生命力を高めると言われている珊瑚は「産後」との語呂合わせから、安産のお守りや、子宝の石とも言われています。自分のお守りとして、または大切な人へのプレゼントとして、宝石珊瑚はいかがでしょうか。
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