フランス夏の定番料理
おいしくヘルシーな「タブレ」

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フランスのタブレ

フランスの定番料理といえば、鴨肉のコンフィや牛肉の赤ワイン煮などの肉料理や、ラクレット、グラタンといった乳製品を使った「少し重い一品」を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし意外と知られていないのが、「フランスの国民食」とも言われる料理のひとつ、野菜たっぷりのヘルシーな「タブレ」です。今回は、夏になるとよくフランスの食卓に上るタブレについて、簡単なレシピとともにご紹介します。

フランスの隠れた定番料理、タブレとは

フランスのタブレをお皿に盛った食事風景

タブレとは、世界最小のパスタであるクスクスに、色鮮やかな夏野菜やハーブを混ぜ、オリーブオイルやレモン汁、塩などでシンプルに味付けをした料理のこと。さっぱりと酸味の効いた味わいが、新鮮な生野菜やハーブの香りと食感を引き立ててくれる爽やかな一皿です。

冷やしてサラダ感覚でいただくため、夏のランチやディナー、またはパーティー料理としても重宝されます。高い栄養価が摂れるばかりでなく、火を使わずにさっと用意できるのも人気の秘訣。エアコンが一般化していないフランスでは、このような「涼」を感じる料理で身体の熱を取りながら、暑い夏を乗り切ります。

お惣菜やお弁当としても人気のタブレ

タブレは、レストランやカフェで楽しめる他、スーパーやベーカリーなどでお惣菜としても販売されています。自宅で作り、お弁当として職場に持っていく人も少なくありません。

タブレにはキヌアやレンズ豆などの穀物が使われることもありますが、一般的にはクスクスが最もよく使われます。タブレ以外にも、フランスでは、スープや煮込み料理をいただく際の主食としてクスクスが用意されることも多いものです。

タブレ、基本のレシピ

フランスのタブレ
筆者の写真

それではここで、暑い季節にぴったり、手軽に準備できるタブレの基本のレシピをご紹介します。日本語のレシピの中には、「クスクスは水やお湯で戻してから野菜と混ぜる」と記載されていることがあります。しかし地元の人々によると、「タブレのクスクスは水ではなく、オリーブオイルとレモン汁、野菜の水気で膨らませるんだよ」とのこと。今回は、筆者のフランス人家族から教えてもらった、フランス流タブレのレシピをご紹介していきます。

レシピ(4人分)
準備時間 … 15分(寝かせる時間を含めると2時間15分)

材料
トマト … 2個
きゅうり … 2本
ミント、パセリ、コリアンダーなどお好みのハーブ … 8〜10本
クスクス(中粒) … 200g
レモン汁 …レモン1個分
オリーブオイル … 60ml
塩 … 小さじ1/2程度
こしょう … 適量
※この他、赤たまねぎや新たまねぎを入れるのも一般的。

作り方
1. トマトときゅうりは角切りに、ハーブはみじん切りにする。

タブレの材料
筆者の写真。太く大きいヨーロッパのきゅうりであれば、1本で十分です。

2. 乾燥したままのクスクスと、「1」で切った野菜とハーブをボウルであわせる。

タブレの材料にクスクスを入れたボウル
筆者の写真

3. 「2」にレモン汁とオリーブオイル、塩こしょうを入れて混ぜ合わせる。

タブレの材料にレモン汁を入れる様子
筆者の写真

4. ラップなどをかけ、2時間ほど冷蔵庫で寝かせクスクスを膨らませる。(一晩寝かせてもよい。)必要があれば、ここで再度塩こしょうで味を整える。

タブレの材料に塩で味付けする様子
筆者の写真

好みでアレンジを楽しもう

フランスのタブレ

今回ご紹介したのは基本のレシピです。タブレは、お好みでいくらでもアレンジが効く料理。その時々の旬の野菜やフルーツ、チーズやハム、オリーブ、シーフードなどを混ぜてもいいでしょう。なすやズッキーニ、かぼちゃ、きのこなどをグリルしたものや、ドライフルーツやナッツを入れても食感が変わっておいしいです。

夏の新定番メニューにタブレはいかが

これからやってくる夏。「暑くてあまり食欲がない」「ヘルシーなお弁当を用意したい」という時も、タブレを作っておけば、しっかり栄養を摂りながら満足度の高い食事をすることができます。暑い日本の夏を乗り切る新たな定番メニューとして、みなさんもぜひタブレを作ってみてくださいね。

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Mariko Dedap
EXSENSES公式ライター

フランス在住ライター。文化、語学、教育、食、旅、アートなどについて執筆の他、英語執筆や日英翻訳も行う。

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