万葉集にもうたわれた名湯、湯河原温泉に誕生!
温泉と読書が楽しめるリトリート施設「湯河原惣湯Books and Retreat」

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万葉公園入口にある玄関テラス
万葉公園入口にある「玄関テラス」。カフェとコワークスペースをもつ。

2021年4月に大リニューアルした万葉公園に同年8月、温泉施設「湯河原惣湯Books and Retreat」がオープンしました。温泉と読書、そしておいしい食事が楽しめる大人の温泉施設です。どのような滞在ができるのかをご紹介します。

「湯河原惣湯 Books and Retreat」とは

●万葉公園の中に佇む温泉施設

惣湯テラス
自然に囲まれた温泉入浴施設「惣湯テラス」

「湯河原惣湯 Books and Retreat」がある万葉公園は、明治時代から続く歴史ある公園です。湯河原温泉は万葉集に詠まれた唯一の温泉で、村人は村のお湯を「村湯」「惣湯」と呼び、共同の財産として大事に守ってきました。「湯河原惣湯 Books and Retreat」は、この惣湯の名称を冠し、公園全体を楽しむことができる施設としてオープンしました。公園入口にカフェをもつ「玄関テラス」、公園奥に温泉入浴ができる「惣湯テラス」があります。

万葉公園のベンチ
公園内にはあちこちにベンチが置かれ、読書や飲食を楽しめる。建物デザインも統一されている。

●木々のマイナスイオン感じるリトリート施設

惣湯テラスに向かう遊歩道
夏には池でホタルが舞う。惣湯テラスに向かう遊歩道の景色もすばらしい。

「湯河原惣湯 Books and Retreat」は、普段の慌ただしい環境から離れ心や身体を癒す“リトリート”を提案する施設です。万葉公園の奥に位置しており、公園の景色を楽しみながらアクセスできるのも、この施設を利用する魅力のひとつです。

「湯河原惣湯 Books and Retreat」での過ごし方

湯河原惣湯 Books and Retreatのダイニング
奥の席からも眺めがいい1階ダイニング

1階の受付でチェックインを済ませ、館内着やタオルを受け取り、更衣室へと進みます。館内着に着替えたら、一気に寛ぎモードになること間違いなしです。早速、気持ちの赴くままに惣湯テラスでの時間を楽しみましょう。

●ライブラリーで本と出合う

湯河原惣湯 Books and Retreatのライブラリー
2階のライブラリーには1500冊の蔵書のうち150冊が並び、少しずつローテーションされている

読書タイムから始めたいという方は、2階のライブラリーへ。平置きで展示された蔵書がテーブルの上にずらっと並ぶ様は、読書好きにはたまらないはずです。建築や料理、科学・生物学、思想、ライフスタイルに関するものなど幅広い種類の本が用意されているので、どんな本と出合えるかワクワクが止まりません。

湯河原惣湯 Books and Retreatのライブラリーにある読書スペース
2階に入って左側の窓側はソファとテーブルがあり、ドリンクを楽しみながらの読書も可能

大きな窓から差し込む陽ざしの中ゆったりとした時間を過ごすのはもちろんのこと、学びの時間をもつこともできます。

■源泉掛け流しの温泉

惣湯テラスの露天風呂
差し込む陽の光が気持ちいい露天風呂

温泉タイムから始めたいという方は、1階の外廊下をわたり、大浴場へ。ルーバー天井の露天風呂は川に面しており、耳をすませば水音と鳥のさえずりが聞こえてきます。都内から2時間ほどでアクセスできる場所に来ているとは思えないほど、穏やかで静かな時間を楽しめる入浴施設です。

惣湯テラスの露天風呂
仕切られた浴槽は温度の異なるお湯を楽しめる。

湯河原温泉のお湯は優しく、傷や打ち身に効くとされています。明治時代は日清・日露戦争の傷病兵の療養地となっていたほどです。湯河原惣湯のお湯は源泉掛け流しで(温度調整のための加水あり)、柔らかなお湯を満喫することができます。サウナや冷温水シャワーも併設されているので、「ととのう」時間も楽しめます。

●貸し切り湯「奥の湯」

惣湯テラス貸し切り湯「奥の湯」とラウンジ
敷地の一番奥にある奥の湯(左)と奥のラウンジ(右)

敷地の奥には、貸し切りで利用できる露天風呂「奥の湯」があります。

惣湯テラス「奥のラウンジ」の休憩スペース
こんな素敵な空間が貸し切りで利用できる

お風呂は男湯と女湯と別々になっていて、それぞれ2~3名で利用するのに適した大きさです。まるで隠れ家のようなプライベートな空間で湯浴みを満喫できるのは、なんとも贅沢な気分になります。
先客がいた場合、待ち時間も考慮しなくてはいけないので、少し時間に余裕をもつといいでしょう。

「奥のラウンジ」の休憩スペース
給水器もあり、椅子が本棚で仕切られている

「奥の湯」の目の前には「奥のラウンジ」と名の付いた小さな休憩スペースもあります。ここにも図書が置かれ、自然を感じながら寛ぎの滞在ができます。

●季節の食材をいただくことができる料理

惣湯テラスのダイニング
開放的なダイニング。左テーブルはコーヒーや紅茶のフリードリンクコーナー

「お食事あり」プランを予約した方は、1階のダイニングで食事をいただくことができます。利用時間内にダイニングへ。

惣湯テラスの5時間コースの料理
旬の食材が供される5時間コースの食事。メインはお魚料理

メニューは月替わりで、旬の食材を味わうことができます。京料理のように繊細な味付けで、素材の味を感じることができる料理は、こんな組み合わせもあるんだ! とうれしい出合いを体験できるかもしれません。

惣湯テラスの絶品飛竜頭
自家製飛竜頭が絶品! “ふわサク”の食感が楽しめる

●滞在中のおすすめの過ごし方

惣湯テラスのダイニング前にある階段状のウッドデッキ
ダイニングの前には階段状のウッドデッキがある。ここで万葉公園の景色を楽しむのもいい

1日あたりの利用人数の上限が定められているので、ゲストは自分のスペースを確保しながら、ゆったり過ごすことができます。フリードリンク以外にもアルコールを含むドリンクとおつまみを注文することができるので、お気に入りの場所を見つけたら、ドリンク片手に景色を楽しむのもおすすめです。

惣湯テラスの個室スペース
畳敷きの個室もあり1時間単位で利用することができる(室料 1時間あたり1100円)

■カフェご飯と足湯が楽しめる「玄関テラス」

玄関テラスのコワーキングスペース
2階のコワーキングスペースも万葉公園の緑に包まれている

万葉公園入口の「玄関テラス」には、カフェとコワーキングスペース、屋外に足湯が設けられています。こちらにも図書が置かれています。絵本も多いので、子供と一緒に読書を楽しむのもいいでしょう。

玄関テラスの足湯
1階のカフェにも図書が並ぶ。店内のシートのほか屋外にもベンチとテーブルがある

リニューアル後の万葉公園には川沿いにベンチが設けられています。天気のよい日は、カフェのサンドイッチやコーヒーをテイクアウトして好きな景色の場所でいただくこともおすすめです。サンドイッチは注文を受けてから作るので、できたてのおいしさを味わうことができます。

玄関テラスの足湯
足湯はカフェの建物の左手にある。タオル持参で利用のこと

“おひとりさま”も気兼ねなく利用できる大人の施設

惣湯テラスの利用対象年齢は中学生以上です。カップルの姿が多いですが、ひとりで利用するゲストも居心地よく滞在できます。最長5時間の利用時間は長いのではと思うかもしれませんが、万葉公園の景色を見ながら過ごしているとあっという間に時間が流れていきます。今度の休日は、公園の緑に囲まれて読書と入浴を楽しんでみてはいかがでしょうか。

湯河原惣湯Books and Retreat
●惣湯テラス
0465-43-8105
土・日・祝 10:00~20:00(最終入館18:30)平日10:00~18:00(最終入館16:30)
水・第2火
●玄関テラス
0465-43-7830
10:00~17:30
第2火
※お出掛けの際には、必ず最新情報を各施設の公式ウェブサイトでご確認いただくか、各施設にお問い合わせください。

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エクセンス編集部
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