時間と人をつなぐ「東京駅」
ホームに降りたらまずは構内探索を

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日本の玄関口と称される東京駅。全国各地から人が集う巨大ターミナル駅は、鉄道駅としてはもちろん、歴史を感じられる観光スポットとしての顔も持っています。明治から令和、そしてこれからも時を重ねていくであろう東京駅はどのような駅なのか。誕生からの歴史、数多くの見どころや駅舎内にあるホテルについてご紹介します。

日本一のターミナル「東京駅」

東京駅

東京駅は、多くのJR東日本の在来線、北海道・東北・上越・北陸へ向かう新幹線、JR東海の東海道新幹線のほか、東京メトロ丸ノ内線が発着する巨大ターミナル駅。
敷地は東京ドーム3.6個分、プラットホームの数は日本一です。
構内には飲食店をはじめ、お土産・雑貨・ファッションなどのショップが並ぶ商業施設が入ります。
出入口は東西南北にありますが、東京駅のシンボルと言えるのは、2003年(平成15年)国の重要文化財に指定された丸の内駅舎。
赤レンガが特徴的な駅舎は、関東圏の特色のある駅を公募で選ぶ「関東の駅百選」にも選定されています。
この歴史ある駅舎を未来に伝えるため、2007年(平成19年)から5年の歳月をかけ、保存・復原工事がおこなわれました。
外観は創建当時のクラシックな姿を再現していますが、免震構造を取り入れ、現代にマッチした安全性を備えています。

東京駅の歴史~現在

東京駅

1914年(大正3年)12月20日に開業した東京駅は、建築家・辰野金吾氏による赤レンガ造りの駅舎です。
堅牢で、1923年(大正12年)の関東大震災の際も被害が出ることはなかった といわれています。
しかし第二次大戦中の1945年(昭和20年)、空襲により構造部を残しほぼ消失。
1947年(昭和22年)に、可能な限り面影が残るよう修復されましたが、3階建ての駅舎は2階建てとなりました。
歴史的価値がある駅舎は2003年(平成15年)、国の重要文化財に認定され、2007年(平成19年)から2012年(平成24年)まで保存・修復工事を実施。
工事終了後には、創建当初と同様3階建ての駅舎として姿を現しました。
駅舎内に1915年(大正4年)開業の東京ステーションホテル、1988年(昭和63年)開館の東京ステーションギャラリーが設けられていることも大きな特徴です。

観光スポット「東京駅」の見どころは?

歴史を感じられる観光スポット、東京駅。
修復された丸の内駅舎内はもちろんですが、ほかにも見どころが点在しています。
数ある見どころのなかから、ぜひおさえておきたいスポットを4カ所ご紹介します。

建物内部も必見「東京ステーションギャラリー」

東京ステーションギャラリー
写真提供:@tomoharu4747(Instagram)

1988年に誕生した、丸の内駅舎内にある美術館です。
さまざまな展覧会やイベントが開かれていますが、3階建ての建物内も大きな見どころのひとつです。
1・2階は東京駅創建当時のレンガや鉄骨が残っており、木のブロックである「木レンガ」や、イギリスの製造会社の刻印などを見ることができます。

東京ステーションギャラリー
写真提供:@tomoharu4747(Instagram)

また各階をつなぐ螺旋階段は、1・2階と3階の素材が異なっているため、過去と現代のつなぎ目がはっきりわかる箇所 。
3階では、開業当初から使用されている白壁に映える美しいステンドグラスや、シャンデリアを見られます。
ここでしか購入できないグッズがそろっているミュージアムショップも見逃せません。

開館時間 : 10:00 – 18:00(金曜日 10:00 – 20:00)※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日 : 原則、月曜日(祝日の場合は翌平日。ただし会期最終週、ゴールデンウィーク・お盆期間中の月曜日は開館)、年末年始、展示替期間
入館料 : 入館料とチケットの購入方法は展覧会により異なります。
公式HP : https://www.ejrcf.or.jp/gallery/index.asp

待ち合わせはここで「銀の鈴広場」

東京駅構内「銀の鈴広場」
写真提供:@kogawax(Instagram)

「銀の鈴広場」は、地下1階の八重洲地下中央口改札近くにあります。
シンボルの鈴は、現在4代目(2022年現在)。
毎時0分に鈴の音をイメージした音楽を流し、人々に時を知らせています。
インパクト抜群の鈴は1968年(昭和43)年、「待ち合わせに困らないように」という駅助役の思いから造られました。
鈴の音が流れる2代目、22年にわたり役目を全うした3代目に続き、2007年(平成19年)、「グランスタ」の開業に合わせ4代目が登場。
ガラスケースに収められた鈴の奥にはベンチが置かれているため、待ち合わせはもちろん、休憩にもぴったりです。

SLの迫力を身近で「動輪の広場」

東京駅構内「動輪の広場」
写真提供:@smiley_nogi46(Instagram)

丸の内地下南口改札前の「動輪の広場」には、その名の通り、SLに使われていた大きな動輪が3つ展示されています。
直径1m75cmという大きな動輪は、実際に東海道線を走っていた蒸気機関車C62のもの。
1948年(昭和23年)に製造が始まってから、戦後日本の復興を支える機関車として活躍した動輪は迫力満点です。
車体は1971年(昭和46年)に解体されましたが、1972年(昭和47年)、「鉄道100年」を迎えた際、新たに造られた地下駅に設置されました。
広場では、期間限定のショップやさまざまなイベントがよく開かれています。

創建時の雰囲気を伝える「干支レリーフ」

東京駅構内「干支レリーフ」
写真提供:@shore131(Instagram)

丸の内駅舎の天井近くには、八支(丑・寅・辰・巳・未・申・戌・亥)と鷲・鳳凰・動輪・兜をモチーフとした石膏彫刻が飾られています。
創建当時の石膏彫刻は戦災により焼失してしまい、長らく装飾のないシンプルな天井でしたが、2007年(平成19年)~2012年(平成24年)の保存・復原工事を経て当時の姿によみがえりました。
翼を広げた鷹の大きさは約2.1メートル。
干支はそれぞれ方位に合わせて設置されています。
また、3階の回廊を支える三角ブラケットも必見です。
保存・復原工事の際に発見されたオリジナル品を元に再現されたもので、北が新月、時計回りに三日月・上弦の月・十三夜・望月・立待月・下弦の月・二十六夜の順で設置されています。

「東京駅」を楽しむホテル「東京ステーションホテル」

丸の内南口改札から30歩。
1915年(大正年)、丸の内駅舎内に開業した歴史あるホテルです。
2007年(平成19年)~2012年(平成24年)の保存・復原工事に伴い一時休館していましたが、その際ヨーロピアンクラシックスタイルにリニューアルし、新たな歴史を歩み始めました。

客室は、駅舎天井のレリーフを間近に眺められる「ドームサイト」をはじめ、駅前広場と皇居外苑を望める「パレスビュー」、二階建ての「メゾネット」など全11タイプ。
レストランや喫茶店も多く、落ち着いた雰囲気のなかでリラックスして過ごせます。
宿泊客であれば出られる3階バルコニーからは、ドームのレリーフや駅舎内を行きかう人々を眺められます。

東京ステーションホテル
03-5220-1111
※ご予約の際には、必ず最新情報を施設の公式ウェブサイトでご確認いただくか、施設にお問い合わせください。

歴史を守りながら進化を続ける「東京駅」

歴史ある東京駅には、見どころがたっぷりです。
ご紹介したスポット以外にも、巨大なステンドグラスや鉄道の起点を表すたくさんの「ゼロキロポスト」、丸の内駅舎のモニュメントを乗せたポストなど、東京駅でしか見られないものがたくさんあります。
東京駅を利用する際は、観光に出かける前にまず駅そのものを 探索してみませんか?

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