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現代では、かるたとして若い世代からも親しまれている小倉百人一首。京都の山荘で制定されたこともあり、市内には多数のゆかりの地があります。
今回は、そんな京都にある百人一首のゆかりとなった場所から、周辺のおすすめホテルまでをご紹介します。
5月27日は「百人一首の日」記念日
毎年、5月27日は百人一首の日とされる記念日です。小倉百人一首は、鎌倉時代初期の公家・藤原定家によって1235年(嘉禎元年)5月27日に作られとされています。
由来は、藤原定家の日記「明月記」にあった1235年5月27日(嘉禎元年)の記述です。
内容は、「藤原定家が友人の宇都宮入道蓮生から依頼され、古今和歌集・新古今集などから書写された百首の和歌を小倉山荘の障子に貼った」というもの。
この記述が、百人一首が初めて明記されたものと考えられているため、5月27日を百人一首の日として制定されました。また、作られた場所が京都の小倉山荘であったことから、小倉百人一首と名付けられたそうです。
観光地・嵐山に点在する小倉百人一首ゆかりの地
小倉山
京都市北西に位置する右京区嵯峨にある小倉山。
秋には美しい紅葉が見られる名所となっています。
「小倉山峰のもみぢ葉心あらば今ひとたびのみゆき待たなむ」
この歌は、平安時代中期の公卿であった藤原忠平によって歌われた一首です。
小倉山の美しい紅葉に対して、天皇が京都に来られるまで散らないでほしいという意味が込められた和歌となっています。
常寂光寺(じょうじゃっこうじ)
小倉山の中腹に位置する日蓮宗の常寂光寺。1596年(慶長元年)に、日禛上人が隠棲し開創したとされる寺院です。
小倉百人一首制定の地・時雨亭があったとも言われている場所の1つとされ、境内には石碑も建てられています。
また、京都を代表する紅葉の名所でもあり、秋には多くの観光客で賑わう人気な場所です。
※お出掛けの際には、必ず最新情報を施設の公式ウェブサイトでご確認いただくか、施設にお問い合わせください。
二尊院(にそんいん)
小倉山のふもとに位置する天台宗の二尊院。小倉百人一首制定の地・時雨亭があったとも言われている場所の1つです。
境内には、世界三大美女の1人ともされる楊貴妃の墓所が建てられています。そのことから、女性の願いを叶えるお寺として、安産・子宝・縁結びなどのご利益があることで有名です。
※障害者手帳をお持ちの方は、無料で拝観可能
※お出掛けの際には、必ず最新情報を施設の公式ウェブサイトでご確認いただくか、施設にお問い合わせください。
厭離庵(えんりあん)
秋のシーズンのみ一般公開されている臨済宗・天龍寺派の厭離庵。
小倉百人一首制定の地・時雨亭があったと言われる場所の1つとされています。
紅葉シーズンには多くの観光客で賑わう嵐山の中でも、穴場のスポット。街の喧騒から離れ、静かな佇まいで真っ赤に染まった美しい紅葉が見られます。
また、厭離庵でいただける御朱印は、藤原定家が詠んだ和歌「来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩」が書かれています。参拝・ゆかりの地散策記念としていただくのもオススメです。
※お出掛けの際には、必ず最新情報を施設の公式ウェブサイトでご確認いただくか、施設にお問い合わせください。
野宮神社
嵐山の名所・竹林の中に位置し、源氏物語にも登場する野宮神社。縁結びや子宝安産のご利益があるとして女性観光客に人気のパワースポットです。
野宮神社のある奥野宮地区には、天智天皇・蝉丸、陽成院(ようぜいいん)など7人の歌碑が点在しています。また、天龍寺への竹林参道沿いの野宮地区にも、鎌倉右大臣、入道前太政大臣などの4人が詠った歌碑が設置されていますよ。
仁和寺
遅咲きの御室桜で有名で、世界遺産にも指定されている仁和寺。
886年(仁和2年)に第58代天皇の光孝天皇によって建立を発願されましたが、完成を前に崩御されたため、888年(仁和4年)皇子の宇多天皇により開創された寺院です。
「君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪はふりつつ」
光孝天皇が詠われた和歌で、「あなたに差し上げようと春の野に出て若菜を摘んでいる私の袖に雪がしきりに降りかかっています」といった意味が込められています。
09:00〜16:30(12月〜2月 / 受付終了16:00)
霊宝館 (期間限定)- 大人500円
茶室(遼廓亭・飛濤亭)- 1000円(別途、御殿拝観料も必要)
※5名様以上は7日前までに要予約
御室花まつり(特別入山料) – 500円
※お出掛けの際には、必ず最新情報を施設の公式ウェブサイトでご確認いただくか、施設にお問い合わせください。
清涼寺
源氏物語の主人公である光源氏が造った「嵯峨の御堂」と注目される清涼寺。
光源氏のモデルともいわれる嵯峨天皇の子・源融(みなもとのとおる)の別荘地でもあった場所です。
「みちのくの しのぶもぢずり 誰ゆえに 乱れそめにし われならなくに」
河原左大臣(源融)が詠んだ和歌で、「しのぶもじずり」の陸奥で織られる摺り衣の模様のように、乱れる私の心、いったい誰のせいでしょう、私のせいではないのに」といった意味があります。なお、境内には源融の墓所や、石碑も設置されていますよ。
※お出掛けの際には、必ず最新情報を施設の公式ウェブサイトでご確認いただくか、施設にお問い合わせください。
上賀茂神社(かみがもじんじゃ)
京都でもっとも古い神社と呼ばれ、世界遺産にも指定されている上賀茂神社。
「風そよぐ ならの小川の夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける」
鎌倉時代初期の歌人であった藤原家隆が、6月の上賀茂神社の情景を詠んだ歌です。
「風がそよそよ吹いている楢の小川の夕暮れは、秋が来ているようにも感じる。水無月の大祓を行っていることだけが夏の証のように思える」といった意味があり、「ならの小川」は境内を流れる御手洗川を指しています。
嵐山周辺のおすすめホテル
阪急電鉄、嵐山駅の目前に位置する「嵐山温泉 花伝抄」
京町家・京モダン・京和風といった3種類の異なるお部屋が用意されており、京都らしい情緒あふれる客室に宿泊できます。
また、花伝抄はお風呂の種類が豊富であり、湯めぐりをできるのが特徴的。館内には大浴場の「平安の湯」と5種類の貸切風呂が利用でき、旅館外の温泉施設「風風の湯」にも入浴できますよ。
嵐山・嵯峨野散策の観光拠点として便利な「ご清遊の宿 らんざん」
「ご清遊の宿 らんざん」が位置する場所は渡月橋から徒歩5分の川沿いです。源氏物語ゆかりの地にも指定されており、明石の君が上京後に過ごした邸宅の候補地とされています。
館内では、ゆったり浸かれる大浴場や、10名から利用できるカラオケルームが完備されており夜も楽しく過ごすことができますよ。
露天風呂付きの老舗温泉旅館「嵐山温泉渡月亭」
渡月亭は、川沿いに位置する「碧川閣」と山側の「秀山閣」に宿泊棟が分かれているのが特徴的です。碧川閣にあるお部屋は客室露天風呂が魅力的であり、秀山閣では、客室で檜風呂を楽しむことができますよ。
夕食は、客室か食事処にて京会席料理を堪能でき、旬の食材を豊富に使った10品にも及ぶ料理をいただけます。
京都で小倉百人一首ゆかりの地を散策しよう
鎌倉時代に作られ現代でも親しまれる小倉百人一首。制定された小倉山荘があった京都の嵯峨嵐山地区には、100種分の歌碑が5つのエリアに点在しています。ゆかりの地を訪れて、1000年以上前の出来事と繋がりを感じるロマンあふれる旅をしてみませんか。
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