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7月3日は、大阪・新世界に通天閣が完成した記念日です。通天閣は、パリのエッフェル塔を模したした展望塔で、大阪のシンボル。「大阪と聞いて思い浮かべるものは何?」と聞かれたら、通天閣を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。100年の節目である2012年に塔の内部が大幅リニューアルされ、エンタメ性がますます充実しています。今回はそんな通天閣の歴史や、ぜひ訪れてほしいイチオシのスポットを紹介します。
「なにわのエッフェル塔」通天閣の歴史
1912年、大阪・新世界に初代通天閣が完成
大阪のディープな下町、新世界。そこには大衆劇場、串カツ店、居酒屋など、派手ながらもどこかノスタルジックな雰囲気を残したお店が建ち並んでいます。その中心部にそびえるのが通天閣です。高さは約108mあり、太陽の塔と並ぶ大阪のランドマークです。3階までは売店や展示のフロア、4階以上は展望台になっています。
初代通天閣は1912年(明治45年)7月3日に完成しました。1903年、第5回内国勧業博覧会が大阪で開催。その跡地に建設されたのが、アメリカ風の遊園地「ルナパーク」と通天閣だったのです。凱旋門とエッフェル塔を組み合わせたような斬新なデザインが話題になりました。通天閣は「天に通じる高い建物」という意味です。明治初期の儒学者である藤沢南岳(ふじさわ なんがく)氏によって名付けられました。ルナパークは1925年に閉園。当時の様子を再現したジオラマが、3階の「ルナパークシティ」に展示されています。
現在の通天閣は1956年に完成した2代目
大阪の街のシンボルとして、多くの人が訪れた通天閣。しかし1943年、通天閣のそばにある映画館で火災が発生し、初代の通天閣も焼けてしまいました。残された鉄骨部分は解体され、軍事利用されました。
戦後「通天閣を再建したい」という動きが地元の人たちの間で活発になりました。そして1956年に2代目の通天閣が完成したのです。通天閣の設計者である内藤多仲(ないとう たちゅう)氏は、東京タワーの設計者でもあります。
2022年5月、新アトラクション「TOWER SLIDER」が完成
通天閣は、2019年まで年間100万人以上が来場していました。しかし2020年度に新型コロナウイルスが流行。緊急事態宣言が出され、入場者数が21万人にまで落ち込んでしまったのです。大阪の観光需要の復活を願い、2020年秋に新規プロジェクトが発足。2022年5月に新たなアトラクション「TOWER SLIDER」がリリースされました。大阪にとって通天閣は戦後の復興、そしてコロナ禍からの復興のシンボルでもあるのです。
関空から1本、観光に便利な通天閣へのアクセス
通天閣の最寄り駅は、JR・南海新今宮駅と地下鉄動物園前駅・恵美須町駅があります。また高さ300mを誇る高層ビル・あべのハルカスがあるJR天王寺駅からも、徒歩20分ほどで行けます。あべのハルカスは、高さ300mの超高層複合ビルです。周囲には、他にも商売の神様で有名な今宮戎神社や、街のオアシスである天王寺動物園など、見どころがたくさんあります。
通天閣は関西国際空港からのアクセスがよく、利便性が抜群。ユニバーサル・スタジオジャパンや、歴史遺産が多い京都・奈良にも電車で行きやすく、関西圏の観光拠点として強い味方なのです。
通天閣の見どころ、3つの展望台
地上94.5mの特別屋外展望台「展望パラダイス」
展望パラダイスは、地上94.5mの場所にある展望台です。天井はオープンになっており、解放感があります。道頓堀や大阪城、京セラドーム大阪など、大阪の名所を一望できますよ。天気が良ければ、関西国際空港や太陽の塔が見えることもあります。エレベーターで5階にのぼり、インフォメーションカウンターで、入場券を購入しましょう。
展望パラダイスは、恋愛成就のスポットでもあります。貸し切りも可能で、通天閣で愛の告白やプロポーズする人も多いそう。通天閣でプロポーズされたら一生の思い出になりそうですね。
シースルーでスリル満点の「TOP THE TSUTENKAKU」
展望パラダイスの中でも人気が高いのが「TOP THE TSUTENKAKU」です。高さは地上92.5m。先端部分は透明になっており、大阪の街を見下ろせます。シースルーエリアでは、まるで空中を歩いているような気分を味わえます。ドキドキのスリルを、ぜひ体験してみてください。
通天閣 一般展望台
営業時間 10:00~20:00(最終入場19:30)
入場料金 大人(高校生以上)900円、子ども(5歳~中学生)400円
通天閣 特別屋外展望台
営業時間 10:00〜19:30(19:15 最終受付)
入場料金 大人(高校生以上)一般展望台料金+300円
子ども(5歳~中学生)一般展望台料金+200円
幸運の神様・ビリケンさんに会える「黄金の展望台」
5階にあるのは黄金の展望台。大阪で黄金といえば、黄金が大好きだったとされる豊臣秀吉が作った茶室が有名。「黄金の展望台」は、まるで豊臣秀吉と張り合うかのように、フロアすべてがゴールドに輝いています。そして黄金の神殿に鎮座しているのが、ビリケンさんです。
ビリケンさんは、とんがり頭に大きな耳、そしてつり目が特徴です。ビリケンさんは、実はアメリカ生まれ。アメリカ人の女性アーティストが夢で見た神様がモデルだそうです。幸運を引き寄せるパワーがあり、足の裏をコチョコチョと掻くとご利益があると言われています。ぜひ願い事をしながら足の裏を触ってみましょう。
ヒカリモノ大好きな大阪を体現した「光の展望台」
4階にあるのは、派手な照明とミラーボールがきらめく光の展望台。ぴかぴかした「ヒカリモノ」が好きな、大阪人の気質を体現したフロアといえるでしょう。高さは約84mです。光の展望台からも、大阪の景色を堪能できます。光の展望台は「宇宙」をテーマとしており、夜になると天井に描かれたネオンアートがキラキラと輝くロマンチックな空間へと変わります。ぜひ昼と夜の両方、訪れてみてほしい場所です。
展望台だけじゃない!和風庭園と新アトラクション
日本情緒たっぷり、通天閣庭園
3階「ルナパークシティ」から階段で屋上にのぼったところにあるのが「通天閣庭園」です。テーマは「風・光・水・緑・そして心」。日光が差し込み、さわやかな風を感じられる癒しの場所です。ベンチで休憩もできます。竹垣や石灯篭などもあり、日本庭園のような趣も。こちらも夜はライトアップされて、幻想的な雰囲気になります。
子ども大人も楽しめる「TOWER SLIDER」
最後に紹介するのは、2階から3階へ行く螺旋階段を上がった先にある体験型アトラクション「TOWER SLIDER」です。全長が約60mもある、超大型の滑り台。地上22mの場所にある通天閣の3階から地下1階まで、一気に滑り降ります。天井部分は透明になっているので、通天閣を見上げながら滑るという、非日常的な体験ができます。TOWER SLIDERは、2022年5月に完成したばかりです。通天閣に行ったことがある人も、ぜひもう一度訪れてみてはいかがでしょうか。
通天閣 TOWER SLIDER
営業時間:10:00~19:00
利用料金:大人(高校生~65歳)1000円、子ども(小学生~中学生)500円
ますます盛り上がる大阪・通天閣へ行こう!
2025年に万博の開催をひかえている大阪。2022年4月には、星野リゾートが新今宮駅にラグジュアリーホテル「OMO7(おもせぶん)大阪 by 星野リゾート」をオープンさせるなど、新世界全体が盛り上がりを見せています。幸運を招き寄せる大阪のパワースポット、通天閣。大阪を旅行する機会があれば、ぜひ訪れてみてくださいね。
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