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2023年11月、アメリカの新聞社「The New York Times」で掲載された記事をきっかけに再び注目を集めるようになった京都の「風呂敷」。コンパクトに折り畳め、様々な形に変化できるだけでなく、何度でも繰り返し使用できるサステナブルなアイテムとして高く評価されています。特に京都は、歴史と伝統がある風呂敷の生産地。この記事では、京都の風呂敷の魅力をひも解きながら、その使い方や選び方、そして京都で訪れたい風呂敷ショップをご紹介します。
包む布から生まれた、日本の伝統文化
風呂敷の起源は奈良時代にまで、さかのぼります。当時は「平包(ひらつつみ)」と呼ばれ、衣類などを包むために使用されていたようです。室町時代になると、衣類を包むだけでなく、風呂に入る際に敷いて、その上で着替えたことから「風呂敷」と呼ばれるようになりました。江戸時代には、商業の発展とともに、商品を運搬するためのツールとして広く普及。現代で使われる贈答用としての役割が一般的になったのは、明治期に入ってからです。
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1枚の布に込められた千年の伝統
風呂敷の普及に貢献したのは京都の伝統的な織物や染め物の技術です。6世紀に渡来人の秦氏によってもたらされた京の織物は時代を経て大きく発展し、多彩な素材や柄を生み出してきました。合わせて染色技術も京友禅を筆頭にさまざまな染色法が生まれ、デザインの幅が大きく広がりました。風呂敷の用途の幅広さは京都における長い布文化の歴史の中で育まれたといっても良いでしょう。その中でも最もポピュラーな素材と用途をご紹介します。
木綿
丈夫なので、大きなものや重い荷物をしっかり包むのに適しています。
紬の織り方に似ていて、手織り感のあるひなびた風合いが特徴のシャンタン織、重厚感のある西陣織などがあります。カジュアルな柄物も多く洗濯も容易なことから、普段使いで楽しめるのが魅力です。
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正絹
軽く柔らかで光沢があり、冠婚葬祭などフォーマルな場に適しています。そのほとんどがちりめんで、京都・丹後地方で織られたものです。肌触り良く豊かなドレープはスカーフとしても楽しめます。
化学繊維
レーヨンやポリエステルなど。価格が手ごろなので、記念品やラピッングの素材に適しています。最近ではちりめんの素材で使用されたり、撥水加工がなされているものもあり、進化が著しい素材です。
大きさで広がる、風呂敷の可能性
風呂敷には小さなものではバンダナサイズから、 大きなものでは布団も包めるサイズまで、様々な大きさがあります。また伸縮作用を上げるために必ずしも正方形ではなく、縦の長さが横の長さより2~3%長めにできています。 大きさによっても様々な用途に使い分けることができます。
大型風呂敷(約180cm~)
布団を包んだり、ソファーカバー、ベッドカバーなどに。色や柄を選べばインテリアのアクセントになります。また、ピクニックシートのような敷物として使うのもおすすめです。
中型風呂敷(約90cm~128cm)
お出かけのカバンに忍ばせておけば、お買い物の際のエコバッグとして早変わり。友人の家に持って行くちょっとしたお土産をラッピングするのに使用しても良いでしょう。最近注目されているのは撥水加工されたものです。カバンを可愛く包めば雨からガードするだけでなく、いつものカバンが素敵に変身します。上級者は小さな愛犬をふんわり包んで大型バッグにイン。おしゃれなキャリーバッグが出来上がります。
価格:6270円 |
小型風呂敷(約45cm~75cm)
ふくさの代わりにフォーマル使いをすれば、気の利くお洒落さんに思われること間違いなしです。お弁当を包んだり、ランチョンマットとして使うなど食の場面では使用頻度が上がりそうですね。スカーフのようにファッションアイテムとしても使えますし、ギュッと結べば小さくまとまるので、旅行のパッキングにも大活躍します。
価格:1650円 |
京都に行ったら訪れたい、素敵な風呂敷を買えるショップ3選
京都には、伝統的な柄から現代的なデザインまで、豊富な品揃えを誇る風呂敷専門店や風呂敷を扱う和装小物店が数多くあります。その中でも日常的に使える、素敵な風呂敷を販売しているショップを厳選して3つご紹介します。どの店も風呂敷のさまざまな使い方を教えてくれるはず。ぜひ京都旅行の際に立ち寄り、手に取ってみてはいかがでしょうか?
むす美京都
風呂敷メーカー山田繊維株式会社のオフィシャルショップです。
古典柄から現代柄、染めや生地の種類が豊富で、店内の壁にパッチワークのように展示された色鮮やかな風呂敷に心躍ります。当日予約が可能なワークショップも開催されています。
永楽屋 細辻伊兵衛商店 四条店
手ぬぐいや風呂敷などを始めとした日本最古の綿布商として400年の歴史がある老舗。斬新でキュートな和柄の種類が豊富なので、手ぬぐいと合わせていくつも欲しくなってしまいそうです。
さんび堂 烏丸本店
明治19年の創業以来、業界トップシェアを誇る和装小物のお店です。
伝統の和柄が充実していますが、おすすめはイギリスのリバティ柄の風呂敷。付属のベルトを使えば、素敵なバッグに早変わりする「風呂敷バッグセット」がお得ですよ。
サステナブルでおしゃれな風呂敷を、あなたの生活に
京都の風呂敷は、サステナビリティ、ファッション性、機能性、そして文化性を兼ね備えた、まさに日本の誇るべきアイテム。風呂敷バッグひとつをとっても何通りもの結び方があるなど、多彩で奥深い世界が待っています。ぜひ日常生活に風呂敷を取り入れて、日本の伝統文化を感じつつ、豊かな暮らしを楽しみませんか?
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