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秋田の郷土料理「きりたんぽ」その美味しさの秘密とは?

秋田の郷土料理といえば、思いつくのはやはり「きりたんぽ」。秋田県民にとって馴染み深い家庭料理きりたんぽは、いまや全国で食べられるようになりました。濃厚な比内地鶏の出汁と、もちっとしたきりたんぽは、心も体も温めてくれます。そんなきりたんぽの美味しさの秘密に迫ります。

秋田の郷土料理「きりたんぽ」とは?

そもそも「きりたんぽ」とはどんな意味なのでしょうか。「たんぽ」とは、杉の串にうるち米を潰して握りつけ、炭火で焼いたものを指します。秋田では、現在も「たんぽ」に味噌をつけて焼いた「味噌たんぽ」がよくたべられていて、観光地などでも味わうことができます。

そして、「たんぽ」を食べやすく切ったものが「きりたんぽ」です。その「きりたんぽ」を、比内地鶏の出汁に醤油ベースの味付けをし、具材を入れて煮込んだものが「きりたんぽ鍋」。いまや全国にその名が広まり、「きりたんぽ」といえば「きりたんぽ鍋」のことを指すようになりました。

「きりたんぽ」の歴史

発祥については諸説ありますが、その昔、秋田県比内地方(現在の鹿角市・大館市)の木こりやマタギ(猟師)が山中で食べていた保存食が「たんぽ」の始まりといわれています。冬に山に入る際、持参していたおにぎりを杉の串につけて焚き火で焼いた、「たんぽ焼き」を食べていたそうです。明治時代には「たんぽ」を切って鍋に入れる「きりたんぽ」が主流となり、囲炉裏料理として普及していきます。現在では全国で知られ、秋田を代表する郷土料理となっています。

「きりたんぽ」に欠かせない比内地鶏

きりたんぽに欠かせない食材はたくさんあります。そのひとつが、日本三大地鶏で秋田原産種の比内地鶏。天然記念物に指定されている比内鶏を食用に改良しブランド化したもので、上品な味としっかりとした歯応えが特徴です。加熱しても硬くなりすぎない、けれどもしっかりとした歯応えのお肉と、濃厚な脂の旨味から取れる出汁は、きりたんぽとの相性が抜群。秋田県で提供される本格的なきりたんぽには、必ず比内地鶏の出汁とお肉が使われています。

「きりたんぽ」の美味しさの秘密

きりたんぽの美味しさの秘密は、まだまだあります。きりたんぽを特に美味しく頂けるのは、新米収穫後の10月から2月頃。新米で作ったきりたんぽの美味しさは格別なものです。さらに、ねぎ、セリ、舞茸、ごぼうといった地元で旬を迎える具材を一緒に煮込むのが、本場秋田のきりたんぽです。主食であるお米、お肉、野菜がひとつのお鍋に入っていて、バリエーション豊かな食材から一度にたっぷりの栄養を摂れるのも、きりたんぽの魅力です。

「きりたんぽ」は、ぜひ本場秋田の食材で

きりたんぽは、やはりお米や比内地鶏など秋田の食材で味わいたいもの。秋田にお出かけの際は、ぜひ本場の味を楽しみましょう。また、食材さえあれば、自宅でも簡単に調理ができます。出汁ときりたんぽがセットになった家庭用の調理セットなども販売されていますので、自宅でも本場の味を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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