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氷見市は富山県北西部にある日本でも有数の好漁場。季節を通して豊かな海の幸に恵まれる漁業の町です。なかでも冬に旬を迎える「ひみ寒ぶり」はその質の高さから「富山湾の冬の王者」と呼ばれ、毎年シーズンになると全国から多くのファンがひみ寒ぶりを味わいに富山県へ訪れています。今回はそんなひみ寒ぶりの魅力と、美味しいひみ寒ぶりが食べられるお店5選を紹介します。
「ひみ寒ぶり」とは
冬の氷見漁場で獲れたブリが全て「ひみ寒ぶり」と呼ばれるわけではありません。厳格なブランド基準があり、その基準を達成しなければいけないのです。
氷見魚ブランド対策協議会がブリの大きさや数量、形などを総合的に見て、本格的にシーズンを迎えたことを判断すると「ひみ寒ぶり宣言」が出されます。その宣言期間中に捕獲されたブリの中でも、富山湾の定置網で獲られ、氷見漁港で競られた6キロ以上の重さがあるものだけが「ひみ寒ぶり」と認定されます。認定されたブリは1尾1尾に販売証明書がつけられ、専用の箱に入れられて「ひみ寒ぶり」として全国へ出荷されていきます。
「ひみ寒ぶり」のシーズンは?今年は11月26日
「ひみ寒ぶり」のシーズンは冬。例年11月下旬から2月ごろまでがシーズンで、2022年は11月26日に寒ぶり宣言が出されました。
日本海では、ブリは春から夏にかけて北上し、冬の訪れとともに産卵のために北から南下してきます。北の冷たい海で引き締まったブリは、産卵前のもっとも脂の乗った状態で富山湾に訪れます。一番美味しい時期のブリが、非常に新鮮な状態で水揚げできるのが冬の氷見漁港です。
氷見で寒ブリ漁が盛んになったのはなぜ?
ブリは日本全国で獲ることができますが、その中でもなぜ氷見の寒ブリ漁が注目されているのでしょうか。氷見で寒ぶり漁が盛んになった理由を3つ紹介します。
①ブリが入り込む恵まれた地形
初冬になり南下してきた多くのブリは、産卵場所である九州の五島列島に向かう途中に能登半島の海に突き出している半島にぶつかって富山湾に入り込んできます。そしてその時に漁獲に一番適した場所に位置しているのが氷見漁港なのです。
②「鰤(ブリ)起こし」と呼ばれる荒天
11月半ばから12月にかけて激しい風と雪やあられ、さらに雷もなり響く北陸地方特有の荒天があります。この荒天がブリの南下の邪魔をし、氷見の漁港に豊漁をもたらすといわれています。この荒天は寒ブリシーズンの始まりの合図という意味で、地元では「鰤(ブリ)起こし」と呼ばれています。
③「定置網漁」によって新鮮な状態で水揚げができる
定置網漁は、あらかじめ海に大きな網を固定してそこに入ってくる魚を獲る漁法で、氷見市では400年以上受け継がれています。氷見市の定置網は、漁港まで船で約30分ととても近い距離に設置されており、生きたままの寒ブリを新鮮な状態で素早く漁港に運ぶことができるのです。
このように、恵まれた地形やそれを活かした漁法など、様々な要因が重なって氷見の寒ブリ漁は盛んになっていきました。日本の中でも特に氷見の寒ブリ漁が有名になるのも納得です。
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ひみ寒ブリの美味しいお店5選
氷見市内には、新鮮な「ひみ寒ぶり」を堪能できる美味しいお店がたくさんあります。今回は特におすすめする5店舗を紹介します。「ひみ寒ぶり」は旬の食べ物かつ人気食材なので、提供できる数に限りがあるお店もあります。訪れる際には、事前に公式HPやお電話などで確認してみてくださいね。
魚市場食堂
新鮮なひみ寒ぶりをお腹いっぱい食べたいなら、氷見漁港の2階にある「魚市場食堂」がおすすめです。競り場が1階にあるので、競り落とされたばかりの新鮮な魚が食べられます。
ここで11月下旬〜2月のひみ寒ぶりの時季だけに食べられるのが、肉厚のブリ刺しがたっぷり乗った「氷見ぶり丼」です。早朝6時30分から営業しており、タイミングがよければ競りの見学も楽しむことができます。
土日:午前6時30分から午後3時30分
割烹 かみしま
割烹かみしまは、氷見の旬の魚をはじめ、氷見うどんや氷見牛などの氷見産の食材を楽しめるお店です。素材にとことんこだわり、一品一品丁寧に作られた料理はどれも美味しく、地元民に愛されている人気のお店です。店内は暖かみのある落ち着いた雰囲気で、ゆったりと料理を堪能できます。
ひみ寒ぶりも堪能できるコース料理もありますが、要予約となっているのでコース料理を食べたい場合は事前に予約をしておきましょう。
食彩居酒屋 灘や
食彩居酒屋灘やは氷見料理や魚だけではなく、その時季の旬の食材を使ったメニューが気軽に楽しめる、地元民で賑わう居酒屋です。寒ブリシーズンは、人気のブリのしゃぶしゃぶ、かま焼き、ブリ大根など多彩なブリ料理がいただけます。店内は広く、コース料理やランチメニューもあるので、団体旅行での宴会や家族との食事などさまざまなシーンで利用できます。
(夜)17:30~23:00(L.O.22:00)
ばんや料理 ひみ浜
「ミシュランガイド富山2021」にも掲載された予約困難なブリの名店で、ブリ好きなら一度は行っておきたいお店です。人気のコースはブリ三昧コースとブリしゃぶコースの2種類があり、どちらも脂の乗った旨味たっぷりのブリを心ゆくまで堪能することができます。美味しいぶりを食べに全国から観光客が集まるお店です。価格は少し高めですが、価格以上の満足感を味わえます。ひみ寒ぶりのシーズンはすぐに予約が埋まってしまうため、旅行の計画が決まったら早めに予約しておきましょう。
夜の部 17:00 – (ラストオーダー 18:30)
氷見 すしのや
富山県の回転寿司はレベルが高いと言われますが、中でも氷見すしのやはお手頃価格で新鮮なお寿司を食べられる回転寿司のお店です。特に曜日関係なく頼めるランチメニューは、税込605円からという驚きのコストパフォーマンス。この価格で新鮮で美味しいネタを食べられるということで、地元ファンも多いお店です。気軽に氷見の新鮮なお寿司を楽しみたいという方は、ぜひ足を運んで見てください。
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極上の「ひみ寒ぶり」を味わいに冬の富山へ行こう
今回は「ひみ寒ぶり」の魅力を、氷見の寒ブリ漁が盛んになる要因をひもときながらご紹介しました。さまざまな好条件が重なり一番美味しい時期に獲れる「ひみ寒ぶり」は、食べると上品な脂の旨味が口いっぱいに広がる極上の味わいです。
この冬はぜひ、富山の海の恵み「ひみ寒ぶり」を堪能しに富山県へ足を運んでみませんか。
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