愛知の小京都・西尾
「抹茶」を通して感じる魅力

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三ヶ根山

愛知県の南部にあり、名古屋から車で1時間弱というアクセスの良い場所にある西尾市。遠浅で波静かな透明度の高い海、6月から7月初旬にかけては7万本のあじさいが楽しめる山、豊かな水量を誇る矢作川など、人々が穏やかで暮らしやすい地域であり、観光地としても人気の高いエリアです。今回は、西尾市が有名になったきっかけの一つである「抹茶」に焦点を当てて、西尾市の人気施設やカフェなどを紹介します。最後まで読んでいただき、西尾の魅力を知ってしまえば、夏休みや今後の旅先の候補に上がること間違いなしです。

日本有数のお茶の産地・西尾を知る

稲荷山茶園公園

広く知られるようになった西尾のお茶は、今では京都の宇治にも引けをとらないほどの人気です。濃い緑色や芳醇な香りは、お菓子やケーキの製造に向いており、西尾の抹茶の約90%が加工用として使われています。そんな西尾のお茶の始まりや、特徴的な製法などをご紹介します。

西尾とお茶の歴史

西尾とお茶の関係は、今から750年ほど前の文永時代に遡ります。1271年創建の実相寺(じっそうじ)境内に、開祖・聖一国師(しょういちこくし)が宋から持ち帰った “茶の実” を蒔いたことが茶の栽培の始まり。その後、明治時代に宇治から製茶技術が伝えられ、本格的な栽培がスタートします。

西尾抹茶の特徴

現在、西尾の抹茶は全国生産量の約20%を占め、日本だけでなく海外にも出荷されています。茶葉作りに適した環境にあるだけでなく、その製法も特徴的。原材料の茶葉は25日間以上、太陽光の96%を遮る遮光資材で茶葉を覆っていく「棚式覆下栽培(たなしきおおいしたさいばい)」というこだわりの製法で作っています。遮光することで、アミノ酸たっぷりの美味しい茶葉ができるのです。西尾抹茶は、深い緑、上品な香りやコクが魅力の一つといわれています。

抹茶工場見学と茶摘み体験で、受け継がれる伝統やおもてなしを体験しよう

西尾地区では、製茶見学や茶摘み体験などが盛んに行われています。抹茶の製造工程を見ることができるうえ、専門のアドバイザーが丁寧に案内してくれる施設もあるので、お友達同士や家族連れだけでなく企業研修として利用されることもあるそう。では、その人気の体験プランはどのようなものなのでしょうか。

抹茶の美味しさを知って、いただく。体験プランの概要

体験プランは6歳から参加可能で、所要時間の目安は2時間半ほど。料金は2,500円〜です。体験のスケジュールと詳細は下記のとおり。

  1. 受付・集合(集合時間の15分前に済ませる)
  2. 西尾の茶摘みや抹茶ができるまでの製造過程など、抹茶に関する説明を聞く
  3. 体験スタート
    • 抹茶工場見学 → 抹茶の一服 → 茶摘み体験
    • ※午前の部と午後の部で、流れが変わります。
    • ※当日の状況により流れが変わることがあります。
  4. 解散

この体験プランにはこんな嬉しい特典も!
■ 摘んだ茶葉は持ち帰りが可能です。
■ 茶葉を使ったレシピや、抹茶入り緑茶缶のプレゼントもあり。
■ 茶摘み体験終了後は「摘み娘」の衣装が着られます。

プラン提供者:一般社団法人西尾市観光協会
開催場所:稲荷山茶園公園+お茶屋さん(葵製茶・あいや・松鶴園のいずれか)
開始時間:午前の部 10:00 / 午後の部 13:30

西尾市にある、おしゃれで話題の人気カフェをご紹介

西尾市はカフェ激戦区と言われています。どのカフェも西尾抹茶がたっぷりと使われたスイーツやドリンクが絶品で、平日でも混雑のため待ち時間があることは珍しくありません。抹茶パフェ・かき氷・エスプーマなど、それぞれのカフェに看板メニューがあります。思わず行きたくなるおすすめの西尾カフェを紹介していきます。

西条園(さいじょうえん) 抹茶カフェ

写真提供:mi.michi

西条園 あいや本店に併設している「西条園抹茶カフェ 西尾本店」。伝統職人が茶臼で挽いた、香り高い極上の抹茶を堪能できます。和菓子はもちろん、パフェやソフトクリームなど様々な味わい方が楽しめるリピーターの多いカフェ。テイクアウトも充実しています。「現代ニッポンの庭(百人百庭創庭社)」にも選ばれた美しいお庭の景色を眺めながらスイーツを味わうことができるのも人気の理由の一つです。

西条園 抹茶カフェ 西尾本店
0120-183219
9:30~18:30(L.O. 17:30)
第一木曜日(繁忙期を除く)
※一部木曜日以外の定休日あり

松鶴園・茶房茶遊(しょうかくえん さぼうさゆう)

写真提供:sachisachi918

西尾抹茶の工場見学・売店・茶房を併設する施設です。甘味だけでなく新茶や抹茶そばもいただけるので、食事もデザートも楽しみたい方におすすめ。テレビでもよく紹介されている有名店で、県外から訪れる方も多いそうです。

松鶴園・茶房茶遊
0563ー54ー3360
10:00~(オーダーストップ 17:30)
※火曜日ソフトクリーム関係メニューのオーダーストップは16:30です

抹茶ラボ 西尾伝想茶屋店

写真提供:r0447

入口の黄色い大きな暖簾が目印の古民家カフェ。店内はテーブル席と座敷があり、テイクアウトやオンラインショップも充実しています。お店のイチ押しは抹茶の風味を存分に楽しめる「西尾抹茶モンブラン」。夏場は「かき氷」も大人気。抹茶だけでなく、ほうじ茶を使用したスイーツも豊富なので、抹茶があまり得意でない方にも嬉しいお店です。

抹茶ラボ 西尾伝想茶屋店
0563ー56ー0255
10:00〜17:00(L.O. 16:30)
月(月曜が祝日の場合は火曜休業)

cafe LUKE(カフェルーク)

写真提供:yayustagram8

ハワイをこよなく愛するオーナー自ら設計された明るい店内は、インテリアにまでこだわりを感じるお店です。ふわふわ食感が幸福感を増す「ルークのパンケーキ」は9月〜5月、濃厚抹茶が楽しめる「西尾の抹茶エスプーマ氷」は6〜8月にかけての限定メニューです。甘いものが苦手な方向けに、ベーコンや目玉焼きをのせたお食事系のワッフルメニューも充実しています。

cafe LUKE
0563-65-2946(※予約不可)
平日 11:00 – 15:00 受付終了
土日祝 10:00 – 16:00 受付終了
火・水
※祝日の場合は営業
※営業時間や定休日は変更する場合あり

旧近衛邸 (きゅうこのえてい)

西尾市歴史公園内にある、京都・公家の近衛家邸宅の一部を移築した歴史的建造物でもあるこちらでは、抹茶と季節の茶菓子が味わえます(450円)。縁側付きの和室からの景観は美しく、天井の低い茶室を覗けば、当時の格式高いお茶会の雰囲気も肌で感じられることでしょう。桜の季節や紅葉の季節は特に賑わい、秋には「お月見会」という趣深い夜のイベントも行われています。静かにゆっくりと時を過ごしたい方におすすめです。

旧近衛邸
0563-54-6758
4月~9月 9:00~18:00
10月~3月 9:00~17:00

月(祝日は除く)
12月29日~翌年1月3日

美味しいだけじゃない、西尾市の抹茶

西尾市では、歴史深い抹茶を誇りに思うとともに、市民が抹茶にふれる機会を積極的に作るようにしています。社会科見学で茶摘み体験をしたり、茶会や野点(のだて)のイベントを行ったりする小中学校もあるほど、小さな頃から抹茶とのつながりを育もうという活動も盛んです。昨今では、抹茶が健康・美容の分野でも注目されており、「抹茶のリップクリーム」「抹茶の石鹸」など、まだまだ抹茶の可能性は広がりつつあります。5月から新茶の季節。訪れるだけでお茶の香りに包まれ癒される西尾市に、ぜひ足を運んでみませんか。

お出かけの際には、必ず最新情報を各施設の公式ウェブサイトでご確認いただくか、各施設にお問い合わせください。

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エクセンス編集部
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