エジプトワインの魅力
古代から続くナイル川の物語を巡る旅

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ワインといえばフランスやイタリアを思い浮かべる人が多いかもしれません。でも実は、エジプトもその源流のひとつ。ナイル川の大地で育まれたワイン文化は、王や貴族に愛され、時を超えて現代にも息づいています。
今回は、エジプトワインの歴史と、旅先で出会える魅力をご紹介します。

エジプトワインの歴史

エジプトのワイン造りは、紀元前3000年ごろに始まったといわれています。
ナイル川流域の恵みをもたらす大地に育ったぶどうは、古代から人々の暮らしと結びつき、王や貴族の宴を彩る特別な一杯として楽しまれてきました。その文化は形を変えながらも、今に続いています。

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紀元前3000年頃からの物語

古代の墓や壁画には、ぶどうを摘み、潰し、壺に詰める人々の姿が描かれています。

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それは、ワインがただのお酒ではなく、神に捧げられ、人生の大切な場面を彩る存在だったことを物語っています。数千年を経ても、その風景は私たちに当時の暮らしを伝えてくれます。

王侯貴族だけの贅沢

当時のワインは庶民には手が届かず、王や貴族だけの特別な飲み物でした。
ツタンカーメンの墓からは、生産地や年代が記されたワイン壺が発見され、儀式や宴の場で重んじられていたことがうかがえます。華やかな宴に欠かせない格式高い飲み物として、ワインは権力や豊かさを象徴していました。

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エジプト最古のワインは「飲む秘薬」

驚くことに、古代のワインには薬草や樹脂が混ぜられていました。健康や長寿を願う「飲む秘薬」として楽しまれていたのです。現代でいうウェルネスの発想を、すでに古代エジプトの人々は知っていたのかもしれません。

時代を超えてよみがえったエジプトワイン。古代のロマンとナイル川の恵みが溶け合い、現代の私たちに新しい旅の味わいを届けてくれます。

EXSENSES編集部厳選エジプトワイン

古代から続く文化を今に伝えるのが、「ジャルダン・ド・ナイル」。ここではEXSENSES編集部が厳選したエジプトワインと、その背景をご紹介します。

エジプトを代表する銘柄

「ジャルダン・ド・ナイル」は、国際ワインコンクールで高い評価を受けた希少なエジプトワインです。
白ワインは、イギリスの『デキャンター』主催「Decanter World Wine Awards」で銅賞を受賞。ライムやパイナップルを思わせる香りが広がり、フレッシュで辛口の味わいが特徴です。

希少エジプトワイン「ジャルダン・ド・ナイル」

赤ワインは、フランス「Les Citadelles du Vin(シタデル・デュ・ヴァン)」での受賞歴を誇るフルボディタイプ。ブルーベリーや甘草の風味に、熟したブラックベリーやアイリスの花の香りが重なり、まろやかな果実味を楽しめます。

ジャルダン・ド・ナイル産みの親、クウロム

このワインを手掛けるのは、エジプトを代表するワイナリー「Kouroum(クウロム)」。

ルクソールから車で約1時間のリゾート地エル・グウナに拠点を構え、伝統と革新を融合させたワイン造りを行っています。地場品種バナティをはじめ、広大な畑でオーガニック栽培を実践。ヨーロッパでも高く評価され、数々の受賞歴を誇る実力派です。

おすすめのペアリング

白は、レモンやハーブを効かせた魚介料理と好相性。例えば、グリルした白身魚のレモンソースやガーリックシュリンプなど、ワインの爽やかな酸味が料理をいっそう引き立てます。

赤は、スパイスを効かせたアフリカ料理や韓国・アジアの辛味料理と相性抜群。クスクスのスパイシー煮込み、タジン、ビビンバや麻辣風の炒め物など、複雑な味わいを果実味あふれるコクが包み込みます。
一杯のワインが、異国の食卓を旅するような体験に変えてくれます。

ワインと共に楽しむ旅

豊かなナイルの大地で育ったブドウは、古代から受け継がれるワイン文化を今日に伝えています。テイスティングやワイナリー巡り、地元料理とのペアリングを通じて、味覚と文化が交差する新しい発見が待っています。

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エル・グウナやデルタ地域など、定番観光地とはひと味違う場所で、ワインとともにエジプトならではの物語に触れてみませんか。ここからは、実際に訪れてみたいワインにまつわるスポットをご紹介します。

エル・グウナ

「水の都」を思わせる景観が広がる紅海沿岸の街、エル・グウナ。
ラグーンと運河が縦横に広がり、水辺に沿ってマリーナや高級ホテルが建ち並ぶ美しいリゾートです。ダイビングやシュノーケリングなどのマリンアクティビティも盛んで、欧米では人気ながら、日本ではまだあまり知られていない隠れたリゾート地として注目されています。

地元ワイナリーでのテイスティングや、海鮮料理とのワインペアリングは旅の大きな楽しみ。ビーチでくつろぎながら紅海の自然を満喫し、さらにアートギャラリーや文化的スポットを巡れば、食・文化・自然をバランスよく楽しめます。

デルタ地域

ナイル川のデルタ地帯

ナイル川がもたらす肥沃な大地では、今もブドウ栽培の伝統が息づいています。
農農園を訪れれば収穫の喜びに触れ、ローカル市場では新鮮な果物やスイーツに出会うことができます。素朴な暮らしに触れながら、ナイルの風景や農村文化を肌で感じられるのはこの地域ならでは。人々との交流を通じて、ワインに込められた土地の物語が、より豊かに心に響いてきます。

ナイル川クルーズ

エジプト観光のハイライトともいえるナイル川クルーズ。
船上からは、悠々と流れる大河と、そのほとりに広がる古代遺跡や田園風景を眺めることができます。夕陽に染まるナイルを前に、グラス片手に過ごすひとときは格別。ワインの味わいに、時間を超えるような旅の記憶が重なっていきます。

おすすめルートと旅のヒント

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エジプトを巡るなら、カイロからナイルデルタへと足を延ばし、農園や市場で大地の恵みに触れるのがおすすめです。
その後はルクソールやアスワンからナイル川クルーズへ。古代遺跡や田園風景を眺めながら過ごす船上の時間は格別です。旅の締めくくりは紅海沿岸のエル・グウナ。海の幸とワインを楽しみ、リゾートならではのひとときを満喫できます。

移動は飛行機が便利ですが、列車ならナイル沿いの風景をじっくり味わえます。訪れるなら10月から4月が最も快適な季節。市場や農園で出会う食材とのペアリングや、アートや音楽イベントなど文化的な体験を組み合わせることで、より豊かな旅になります。

ナイルを感じる、もうひとつの旅

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エジプトワインは、古代のロマンと現代の息吹が重なり合う特別な一杯。旅先で出会えば思い出を深め、自宅で楽しめばナイルの風景や歴史がそっと広がります。
次の旅のテーマに「エジプトワイン」を加えて、味わいながら古代への旅に出かけてみませんか。

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エクセンス編集部
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