当サイトではアフィリエイトプログラムを利用しています。
観光可能な砂丘として日本最大の鳥取砂丘。その砂丘からすぐ近くに小さな美術館「砂の美術館」はあります。館内には鳥取砂丘の砂が存分に使われ、世界中の彫刻家たちが作成した作品たちが並べられています。小さな美術館といえども、壮大な作品が立ち並んでいる館内は、訪れた人に感動を与え魅惑の世界へといざないます。
この記事では、砂の美術館の概要や取り組みなど、砂の美術館の魅力についてご紹介します。周辺のおすすめ宿のご紹介もありますので、ぜひ参考にしてみてください。
砂の美術館とは
「砂の美術館」は鳥取砂丘から1.9㎞離れた場所にある、砂を素材にした世界初の彫刻美術館です。鳥取砂丘は日本三大砂丘の一つで、2007年には日本の地質百選にも選ばれました。その素晴らしい鳥取砂丘の砂を使って訪れた人に感動感激を与えたいという思いから、2006年11月18日に開館したのです。
館内1階のメイン展示エリアには鳥取砂丘の砂をふんだんに使った精巧で巨大な作品が立ち並びます。2階のスロープからは作品全体を見渡して別の角度から楽しめます。特色あるお土産が買える館内売店、過去作品のパネルの展示などもあり、屋外展示コーナーには軽やかな作品たちや幸せの鐘、鳥取砂丘が一望できる展望広場など見どころいっぱいです。
世界中から集まった砂像彫刻家たちによる作品
砂像は、アメリカ、カナダ、中国、スペイン、ロシアなど世界各国から集まった砂像に造詣深い彫刻家たちによって作られます。2006年の開館当初は6、7名ほどで制作していましたが、今では20名ほどが集まり作品数も増えて迫力が増しています。
総合プロデュースは砂像彫刻家兼プロデューサーとして国内外で活躍している茶圓勝彦(ちゃえん かつひこ)さん。毎年国内3か所でプロデュースを行う傍ら、数々の国際大会やメディアの取材などでも活躍し、砂像の普及活動を行っています。作品は約3か月かけて作られ、制作期間中の美術館は休館します。
砂の美術館へのアクセス
砂の美術館へは車、バスでの来館が便利です。
鳥取砂丘からは車で約3分の距離です。砂丘脇にある「砂丘会館」より319号線を南下し、鳥取砂丘入り口の交差点で左折。その後直進すると「砂の美術館」です。
空港や駅からのアクセス方法は以下の通りです。
・鳥取自動車道 鳥取ICから車で約15分
・鳥取砂丘コナン空港から車で約20分
・JR鳥取駅バスターミナルからバスで約20分「砂の美術館前」下車
・JR鳥取駅からループ麒麟獅子バスで約25分「砂の美術館前」下車(土日祝のみ)
「砂で世界旅行」が大きなコンセプト
砂像の展示は2022年で第14期を迎えます。大きなコンセプト「砂で世界旅行」をもとに毎年違う地域の歴史や文化がテーマとされます。あるときは北欧、あるときは南アジア。砂の作品と共に1つ1つ説明が添えられており、文化や歴史を深く知る旅行気分を味わえます。
見どころは毎年変わる展示テーマ
2006年の第1期「イタリア・ルネサンス」のテーマを皮切りに、2022年第14期は「砂で世界旅行・エジプト編」をテーマに開催中です。2022年はツタンカーメンが発見されて100年にあたることと、エジプトがイギリスからの独立100年にあたることを記念してエジプトが選定されました。
第14期の期間は2022年7月30日(土)~2024年1月3日(水)までで、2023年1月10日~2月28日はメンテナンスのため休館します。
限られた期間でしか出会えない芸術作品
砂像は毎年決まった期間のみ展示されます。期間が終わると元の砂にかえっていき、再び製作期間に入ります。残せる記録は映像や写真のみ。はかないけれど壮大な夢のような作品は美術館に訪れた人にしか味わえない楽しみです。テーマが変わるごとに訪れると毎回新たな感動を味わえます。
第12期までは1年サイクルで作成、展示を行っていましたが、2020年からは2年サイクルと長くなっています。
鳥取砂丘 砂の美術館の取り組み
砂の美術館では、砂の楽しさを知ってもらいたいという思いから色々な取り組みを行っています。例えば、毎年干支の砂像の制作を行っています。2022年の干支「寅」は約2トンもの砂を使用して制作されました。
期間限定イベントとして、過去にはクリスマス特別企画「3Dプロジェクションマッピング」、3トンの砂を使ったハロウィン企画「ジャックオーランタン砂像制作」、砂像制作の裏側が知れる「バックヤードツアー」など楽しい企画を行っています。
また、砂の美術館スタッフによる館内ガイド「ガイドと歩く砂の美術館」、実際に砂に触れてみる「ミニ砂像体験」などのワークショップも楽しめます。
車いすやベビーカー、シルバーカーや音声ガイド機の貸し出しも行っており、子どもから高齢者まで幅広い世代がゆったりと観覧できる工夫がされています。
※コロナの影響により当面の間ワークショップ・貸し出しは休止しています。
周辺のおすすめ宿
砂丘や砂の美術館を堪能した後は、のんびりと日本海を眺めながらおいしい食事を味わってはいかがでしょうか。砂の美術館周辺のおすすめ宿をご紹介します。
味覚のお宿 山田屋
松葉蟹や白いか、岩牡蠣など、日本海でとれる新鮮な海の幸、和牛の産地で古くから有名な鳥取和牛など上質な食事が自慢の山田屋。落ち着きのある和室で砂丘や漁港の風景を眺めながらゆったりとお食事や休憩でき、旅の疲れを癒します。また鳥取砂丘からもアクセスが近いのもポイントです。
鳥取温泉 観水庭こぜにや
鳥取駅より約500mの街中、鳥取砂丘から約20分の距離にある観水庭こぜにや。館内に沸く源泉を利用した露天風呂や家族風呂など6つの天然温泉が魅力の老舗宿です。おいしい食事と丁寧な接客に定評があります。モダンな白水館、歴史を感じさせる玄水亭の2タイプからお好みのお部屋が選べます。
岩井屋
創業130年の歴史を持つ、木造三階建ての由緒ある静かな旅館。平安時代、関白の孫である藤原冬久のひどい皮膚病を治したと伝わる山陰最古の湯を厳選かけ流しで堪能できます。畳敷きの廊下や民芸、地元の厳選された食材を使った見た目も美しい料理に触れ、時の流れに思いをはせる時間をお楽しみください。
浪漫伝承の宿 明石家
歴史の岩井と呼ばれる湯の町にある明石家。ヒノキや栗の木、石などを多用した自然素材の厳選かけ流し風呂が味わえます。山海の幸をふんだんに盛り込みボリュームある食事で元気な旅をサポートします。
砂の魅力を発掘する旅に出かけよう
砂の美術館は、今までになかった新しい感覚の美術館です。砂と彫刻との出会いが大きな感動を呼び起こします。鳥取の海や山、砂丘の自然を味わうとともに、人間の作り出す芸術に触れるのも面白いですよ。ぜひ砂の魅力を味わいに鳥取「砂の美術館」へと足を運んでみてはいかがでしょうか。
2024年1月3日(水)まで開催中
当サイトではアフィリエイトプログラムを利用しています。