新しいお正月の食文化を
うどん県香川発祥「年明けうどん」

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年末年始ならではの食文化といえば、大晦日に食べる「年越しそば」やお正月の「おせち料理」などが一般的ですが、「年明けに食べるうどん」をご存知でしょうか?
「年明けうどん」 とは、その年の幸せを願いながらうどんを新年に食べる新しい取り組みです。今回は、「年明けうどん」 の定義や、誕生からの歴史をご紹介します。簡単にご自宅で作れる料理ですので、人気のトッピングも参考にしてみてください。

「年明けうどん」 はどんなうどん?

うどんは、日本人の国民食と言われるほど、日本で長い間愛されてきた食べ物。低価格でおいしく、日常的に食べられることが多いうどんですが、実は縁起物としてめでたい日にも食べられてきました。太くて長い特徴から、長寿を祈る意味が込められているそうです。

「年明けうどん」 とは、純白で清楚なうどんを年明けに食べることで、その年の人々の幸せを願うものです。香川県の「さぬきうどん振興協議会」が麺食行事の普及のために始めた新しい取り組みで、それに関する商業的イベントも行われています。

香川県といえば全国的に高い知名度を誇る「讃岐うどん」が有名ですが、全国各地の「ご当地うどん」は他にもたくさんあります。ご当地うどんをさらに盛り上げたいという思いのもと、香川県では「全国年明けうどん大会」などのイベントも開催されています。

PRにも力を入れており、全国展開のうどんチェーンで販売されたり、カップ麵が販売されたり、コンビニやスーパーでも取り扱われたりと、徐々に知名度を広げてきました。

お正月にふさわしい「年明けうどん」は、家庭で楽しむのはもちろん、全国各地のうどん店でも提供されています。提供しているお店は、年明けうどんの紅白のロゴマークがあるのぼりやポスターが掲示されていますので、初詣の際にいただいてみてはいかがでしょうか。

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「年明けうどん」の歴史

日本の麺類関係の小麦粉使用量が減少傾向にある中、2008年に 「さぬきうどん振興協議会」が立ち上げられ、「年明けうどん」の普及活動を開始しました。大晦日の「年越しそば」に対抗し、全国的に麺をすする習慣を新たに作ることや、香川県の正月の食文化に讃岐うどんを食べる行事を加えることが主な目的でした。

2009年のお正月には、香川県内の約50店舗が年明けうどんを提供。6月に全国製麺協同組合連合会にて、年明けうどんの全国展開が決定し、「年明けうどん」が商標登録されました。

同年に発売された日清のカップ麺シリーズの「日清のどん兵衛 年明けうどん」は、紅白を演出する白いうどんと 紅い梅干し、縁起物として長寿を願う「寿かまぼこ」、運気を上げる「きざみあげ」を使用。2021年には「日清のおめでどん兵衛」に商品名を変更し、リニューアルして発売されました。

2010年には大手コンビニエンスストア・スーパーマーケット・カップ麺が参入し、名称使用の申請・登録は42都道府県の約300業者に拡大。

2014年から「全国年明けうどん大会inさぬき」が開催されています。第一回「全国年明けうどん大会2014inさぬき」では、北海道から沖縄まで25の「ご当地うどん」や「年明けうどん」ブースが出店。約4万人の来場者を集めるほど話題を呼びました。

また、ご家庭でも簡単にできるレシピを活かして、年明けうどんレシピコンテストなどのイベントも行われています。様々なアイデアを募集・紹介することで、全国規模でたくさんの人がうどんを食する新しいお正月の習慣化を目指しています。

紅白をイメージした「年明けうどん」の定義

「年明けうどん」を食べる期間は元旦から1月15日までです。白いうどんに赤いトッピングを添えて紅白をイメージした見た目は、おめでたいお正月にぴったりです。人々の長寿や、その年の幸せを願っていただきます。

新春を祝う「紅」に用いる具材には厳密な定義はありません。かまぼこ、明太子、トマト、梅干、海老の天ぷらなど、紅色のものを使用します。

制約が少なく、シンプルな素材のみのレシピだからこそ、お店ごとに試行を凝らして、オリジナリティのある「年明けうどん」を提供しています。香川県では、白味噌の汁に甘い餡餅が入った郷土料理である「あん餅雑煮」にうどんを入れて提供しているお店もあります。
自由なスタイルで、お正月にしか食べられない「年明けうどん」を味わってみてください。

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「年明けうどん」人気の紅のトッピング

かまぼこ

うどんの上にトッピングされることが多く、なじみのある具材であるかまぼこが人気です。かまぼこは、半円のかたちが日の出の様で新年の門出にふさわしいとされています。

おせち料理の他の華やかな具材に比べるとあまり目立たないかもしれませんが、優しい味わいでほっと一息できる「年明けうどん」と相性抜群です。

梅は鎌倉時代、縁起が良いとされ武家社会のもてなしに用いられたそう。梅は厳しい寒さが残る初春に花を咲かせ、春の訪れを真っ先に知らせてくれる植物。春の訪れを祝福する「喜びの花」のイメージからも、縁起物としてぴったりです。

梅を一粒乗せるだけで、うどんの白が引き立つ美しい見た目に。また、酸っぱい梅と、ダシが効いたうどんの組み合わせで心もあたたまるでしょう。

えび

腰が曲がるまで長生きしますように、という長寿の願いが込められた「海老」。「目が飛び出している」外見から、「めでたし(目出たし)」イメージが持たれ、結婚式などの慶事にも欠かせない食材です。

おせち料理にも用いられることが多い縁起物をトッピングして、鮮やかな赤色で見た目も一気に華やかに。

1年の幸福を祈りながら「年明けうどん」をいただいてみて

新しい1年が始まるおめでたいお正月。家族みんなでゆっくりと「年明けうどん」を食べて幸せを祈ってみませんか。

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エクセンス編集部
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