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小豆島の名産といえばオリーブ。オリーブの実は塩漬けなどにしてそのまま食べることもありますが、食用や美容用としても需要があります。今回は小豆島のオリーブ栽培の歴史や、オリーブオイル人気の理由に迫ります。
オリーブの島、小豆島とは?
オリーブが名産として知られている小豆島は、瀬戸内海に浮かぶ離島です。瀬戸内海に浮かぶ島の中では2番目に大きく、20余りの属島を含んだ島の面積は169.86km²ほど。気候は瀬戸内海型気候で、夏の平均気温は26℃前後、冬の平均気温は5℃前後、年間平均気温は15℃前後と、1年を通じて温暖な気候となっています。降水量は年平均1100mm前後と少ないのが特徴です。近年はオリーブで有名ですが、古くから塩が生産され、醤油や手延べ素麺などの産地としても知られています。
小豆島のオリーブ栽培の歴史
日本にオリーブが最初に持ち込まれたのは1862年のことで、徳川将軍の侍医だった林洞海がフランスから輸入した苗木を横須賀に植えたのがはじまりです。小豆島でのオリーブの栽培がはじまったのは、それから40年以上経ってからでした。小豆島がオリーブ栽培試験の委託を国から受けたことにより、西村に試験園を設置したのが最初です。温暖な気候だった小豆島で栽培したオリーブが結実に成功し、やがて島全体でオリーブの栽培が盛んになりました。
オリーブに触れたい!小豆島の観光スポット
小豆島には、収穫したオリーブを使用した製品が数多くあります。また、オリーブを使った観光スポットもあるので、小豆島を訪れた際は足を伸ばしてみましょう。「小豆島オリーブ公園」は、オリーブの木のほか130種類ほどのハーブが栽培されている道の駅です。オリーブ栽培の歴史を知ることのできるオリーブ記念館や温泉施設、ギリシャから贈られたギリシャ風車など見どころもいっぱいなので、ぜひ訪れてみてください。
オリーブにちなんだもうひとつの観光スポットが、「小豆島オリーブ園」です。園内ではオリーブのほかジャスミンやミモザなどの南欧植物を栽培しており、オリーブを使った本格料理を楽しめるレストランもあります。園内を散策した後は、オリーブ料理でお腹を満たすのも良いかもしれません。
健康に良い?オリーブオイルが人気なワケ
オリーブオイルは健康に良いといわれています。オリーブオイルは油ですが、主成分が一価不飽和脂肪酸のオレイン酸です。オレイン酸には、血液中の悪玉コレステロール値を下げる作用があるため、動脈硬化や高血圧症の予防などに良いとされています。また、オリーブオイルには抗酸化作用のあるポリフェノールも含まれていることがわかっています。このようなことから、健康のために1日大さじ1杯ほどのオリーブオイルを摂ることが奨められているのです。
小豆島のオリーブを使ってみよう!
1年を通じて温暖な小豆島で栽培されたオリーブは、自然の恵みをたっぷり含んでいます。そんなオリーブから採れたオリーブオイルは、サラダやパスタ・炒めものなど様々な料理との相性が良く、使い勝手が良いのも特徴です。ぜひ小豆島産のオリーブを使ってみてください。
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