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少し肌寒く感じる季節になると、本格的なコートを羽織る前に手袋が欲しいと感じたことはないでしょうか。日本の香川県のメーカーが作る手袋が、ヨーロッパでも人気を集めています。日本を飛び出し、ヨーロッパで注目を浴びる香川の手袋にはどのような秘密があるのでしょうか。今回はその魅力について探っていきましょう。
香川の手袋は日本最大の手袋市場を誇る
香川の手袋の歴史は古く、130年も前に始まりました。香川県東かがわ市でメリヤス手袋が作られたのを発端に、手袋の街として歩みをスタートしていきます。第一世界大戦をきっかけに手袋産業の基盤を築き、その後の太平洋戦争で一旦は停滞しましたが、終戦後の高度成長の波に乗り発展していきます。グローバル化が進んだ世の流れに合わせて生産体制を整えるなど、先人たちの地道な努力が、国内手袋シェア90%以上という、日本最大の手袋市場に発展するまでに成長を遂げたのです。
美しいフォルムを生み出すミリ単位の縫製力
美しいフォルムと着け心地の良さの秘密は、高い縫製力にあります。香川の手袋は職人たちの手により丁寧に作られています。まず素材ごとに裁断方法が異なり、それぞれの素材にあった方法で裁断を行っていきます。特に革製品は裁断前に革の特性や伸縮度を見極め、革伸ばし作業が行う事が大切で、熟練の職人達は手にはめた時の滑らかさを革の状態を見ながら調整していきます。各パーツを裁断後、縫製でつなぎ合わせます。欧州でフィット感を評価された手袋は縫製をすべて手縫いで行い、縫い代は裁断面からわずか2mm。縫い外れや手への付け心地から2mmが最適という結果に到達し、すべて同じ幅で縫うという高い精度によって、その卓越した縫製技術を示すこととなりました。
上品なデザインと素材や質へのこだわり
上品でシンプルなデザインやシックなタイプなど、1つ1つに高いデザイン性があるのも香川の手袋が愛される理由の1つです。高い縫製技術によってデザインにもこだわりを見せます。欧州では革手袋が一般的ですが、香川の手袋ではカットアンドソー素材を使うことでデザインに多様性が生まれています。シンプルなデザインにまとめつつ、くるみボタンをつかった装飾や、ツートンカラーの共布を使い、指先や手首だけチラリと他のカラーが見えるといった、通常の革製品では出せない模様にも高い注目が集まっています。
オシャレも防寒性も手をぬかない
手袋ですから防寒性も大切です。香川の手袋は緻密な縫製により高い防寒性があります。カシミヤやウールといった素材を使い、素材の伸縮性に合わせた縫製が素材の防寒力をさらに高めています。また高い縫製技術のため、指先の「あまり」が無く、ナチュラルな着け心地なのも人気の秘密。また香川の手袋ブランドの中には、特性の違う革とカシミヤという異素材を1~2mmの幅で縫い合わせていくという、高度な技術を必要とする品も作られており、職人の技の結晶とも言えるでしょう。
日本が誇る香川の手袋で、冬のオシャレを楽しもう
今回は高い技術力とデザイン性をもった香川の手袋についてご紹介してきました。戦前から手袋の生産が盛んな地域であり、時代に合わせて多くの手袋を作ってきました。職人たちの高い技術は、日本国内にとどまらず欧州で高い評価を受けています。オシャレで防寒性もある香川の手袋を、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
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