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フランスの首都パリは、世界中から観光客を惹きつける町。2024年夏のオリンピックの開催をひかえ、さらに注目度が高まっています。
そしてパリは、美食の町。ひと口にフランス料理といっても、実はとても郷土色が豊かです。
パリには、こうしたフランス各地の味を食べられるレストランが数多くあります。
フランス料理の変遷とともに、パリを訪れたらぜひ食べてほしい料理10選をご紹介します。
バラエティに富んだフランスの料理
フランス料理と聞くと、少しハードルが高い食事というイメージがあるかもしれません。実際のフランス料理は、高級な料理からカジュアルスタイルで食べるものまで、多種多様です。
地理的な条件や他国からの影響を受けて、さまざまな要素を持つようになったフランス料理。その歴史や変遷について、簡単にご説明いたします。
フランス料理の変遷
フランス料理という概念が定着したのは、フランス料理本が出版された中世といわれています。とくに16世紀、イタリアのメディチ家からフランス王家に嫁いだカテリーナ(フランス語ではカトリーヌ)によって、フランス料理は豪華で洗練されたものへと変化を遂げました。
太陽王ルイ14世の時代には、ベルサイユ宮殿に多数の貴族を招いた晩餐会が開催され、フランス料理はさらなる発展を遂げます。 フランス革命を経て、職を失った宮廷の料理人たちがレストランを開業、宮廷で愛されていたフランス料理が庶民階級にまで広がったのです。
海の幸も山の幸も豊富なフランス料理
フランス南東部は、地中海に面しています。地中海は海の幸が豊富で、魚介類をふんだんに使ったメニューは日本人にも人気です。またフランスは農業王国であるうえ、山の幸にも恵まれています。
ベルギーやドイツ、スイスなどと国境を接しているため、他国からもさまざまな影響を受ける地勢にあります。地理的な条件も、フランス料理の発展の一助となりました。
それぞれの地域や風土の特色が料理に反映された結果、フランス料理はバラエティ豊かなものになったのです。
フランスの首都パリは、こうした料理を得意とする料理人が競い合うグルメの町。食通をうならせるレストランが、多数あります。
パリでぜひ食べたい!おすすめの料理
グルメの町パリには、目移りしてしまうほど美味しいものがたくさんあります。パリを訪れたらぜひ食べてほしいフランス料理をご紹介します。
1. オニオングラタンスープ
フランス語では「スーパ・ロニョン」と呼ばれるオニオングラタンスープは、フランス国外で最もよく知られたフランス料理のひとつ。よく炒めた玉ねぎをブイヨンで煮込み、チーズとクルトンをトッピングしてグラタン風にオーブンで調理した料理です。
オニオングラタンスープの起源は古代ローマ時代にあるといわれていますが、現在のレシピが誕生したのは17世紀ごろ。玉ねぎというありふれた食材も、フランス料理になるとスタイリッシュです。
ピルボックス★オニオングラタンスープ★10食入★2種のチーズをのせてこんがり焼いたフランスパン付 価格:2690円 |
2. クロワッサン
日本のパン屋さんでも目にするクロワッサン、実はマリー・アントワネットと関連があります。発酵生地にバターを練りこみ三日月形にして焼くクロワッサンは、17世紀のオーストリアが発祥。トルコ軍に攻め入られたウィーンで、攻防戦に協力したパン屋さんを記念して、トルコの国章にある三日月形のパンを焼き始めたのが始まりです。
オーストリアのハプスブルク家からフランス王家に嫁いだマリー・アントワネットがこれを好み、嫁ぎ先に料理人を連れて行ったことがきっかけでフランスに普及しました。
ヨーロッパ各地でも朝食用のパンとしてクロワッサンはメジャーですが、パリのクロワッサンの美味しさは格別といわれています。
価格:2322円 |
3. タルタルステーキ
可愛い発音が印象的なタルタルステーキは、「タタール人(韃靼人)」から伝わった肉の調理法にちなんだフランス料理といわれています。生の牛肉を叩いて挽肉にし、塩、コショウ、オリーブオイル、卵黄などで味をつけて食べる料理です。
フランス料理では香草やスパイスをよく使いますが、タルタルステーキに胡椒やハーブを加えたのは、フランス人の発案といわれています。
4. ガレット
カジュアルスタイルで食べることができるフランス料理のひとつ、ガレット。フランス北西部、ブルターニュ地方の郷土料理です。
ガレットは、そば粉やトウモロコシの粉を使ったクレープで、ハムや卵、チーズを添えて食べるのが定番。レストランによって、具材のバラエティは異なります。
パリにはガレットが食べられるお店が多く、ちょっとしたパリジャン気分を味わえます。
5. 鴨コンフィ
フランス南西部、ラングドックやガスコーニュの郷土料理とされている鴨コンフィ。鴨の肉を脂肪で煮た料理で、濃縮された肉のうまみが特徴です。
脂肪を使った肉の保存食として発展した鴨コンフィは、ホロホロとほぐれるお肉の美味しさが格別。また調理に手間ひまがかかることから高級料理のひとつとなっています。
鴨だけではなくガチョウを使うレストランもあります。
鴨コンフィ 合鴨コンフィ 鴨肉 コンフィ 冷凍 200g ×5パック 価格:3850円 |
6. エスカルゴ
フランス料理と聞いて「エスカルゴ」をイメージする方は多いと思います。フランス人はかたつむりを食べるとよく言われますが、実際にはマイマイ科の陸産巻貝。
フランス中東部ブルゴーニュ地方の郷土料理であり、シャンパーニュ産のエスカルゴは特に美味しいといわれています。
ニンニクやパセリ、バターと組み合わせたエスカルゴ料理はパリのレストランで最も愛されるメニュー。フランス料理の前菜としてお楽しみください。
価格:1080円 |
7. ラタトゥイユ
プロヴァンス地方を中心とするフランス南部の料理に「ラタトゥイユ」があります。
トマト、ナス、ピーマンなどの野菜をオリーブオイルとニンニクで炒め、野菜から出る水分で煮込んだシンプルな料理で、アニメーション映画『レミーの美味しいレストラン』に登場するメニューとしても有名になりました。
パリでいただくラタトゥイユは、肉料理や魚料理のつけあわせとして登場することが多い一皿。野菜の甘さを凝縮した一品として人気です。
価格:2599円 |
8. プロフィットロール
プロフィットロールは、カスタードクリームなどを詰めた小さなシュークリームのこと。通常はピラミッド型に積まれて、上からチョコレートクリームをかけたお皿が運ばれてきます。
プロフィットロールの起源は明らかではなく、他国の影響を受けないフランス独自のスイーツという説が有力。16世紀頃のレシピが変化して、19世紀ごろに現在の形に定着したようです。
映えもいいデザートとして、ぜひパリで味わってみてください。
9. マカロン
美味しくて可愛いお菓子として日本でも人気のマカロン。卵白、アーモンド、砂糖で作る、パステル色の小さなサイズのお菓子です。
イタリア生まれのマカロンは、メディチ家のカテリーナ(フランス語読みではカトリーヌ)によってフランスにもたらされました。
現在はマカロンといえばパリが本場。ぜひパリで可愛く美味しいマカロンを食べてみてください。
価格:4920円 |
10. クリームブリュレ
カスタードクリームに砂糖をまぶして焦がしたクリームブリュレ。なめらかな生地と、パリッとしたカラメルの層が、独特の食感のお菓子です。
スペインのカタルーニャ地方や、イギリスのケンブリッジ大学を発祥とするスイーツには、クリームブリュレとよく似たものがあります。ヨーロッパ各地でその美味しさはよく知られているのです。
クレームブリュレや相似のスイーツは、17世紀ごろからヨーロッパ各地で愛されてきました。パリには、オリジナルのレシピで名を馳せるお店がたくさんあります。
ぜひパリならではのクリームブリュレを堪能したいものです。
地方性のある多彩なフランス料理をパリで食べよう!
バラエティ豊かなフランス料理。フランス各地に起源をもつ郷土料理のなかには、世界的な知名度を持つメニューもたくさんあります。パリには、こうしたフランス料理の名店がずらり。ぜひフランスの美食の奥深さを体験したいところです。
機会があったらぜひ、パリ以外の町にも足を伸ばして、ご当地ならではの食を味わってみてください。
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