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ロンドンの中心地メイフェアにある豪華な5つ星ホテル「クラリッジズ」は、アールデコ調の優雅なインテリアと最高のホスピタリティで、英国王室とも深い繋がりがあるホテルです。今回はこの歴史と格式あるクラリッジズを紹介しましょう。
クラリッジズの華麗なる歴史
世界各国の王族、貴族、名士、セレブリティが集まるクラリッジズ。エリザベス女王から招待された国賓が返礼として、女王をクラリッジスへ招いてパーティを開くことも多く、「バッキンガム宮殿の別邸」とも呼ばれています。その歴史は19世紀初頭にさかのぼります。
1856年にクラリッジ夫妻がブルック通り51番地にオープンしたホテルが評判を呼び、拡張・改装の末に1898年にグランドオープン。たちまちのうちに世界中の王室や国賓がクラリッジズを利用するようになりました。
1920年代にはロンドン社交界の中心地として華やかなパーティが開かれ、ボールルーム(舞踊室)も新たに登場。
第二次世界大戦中にはヨーロッパの王族たちが戦火を避けてクラリッジズに滞在。亡命した旧ユーゴスラビアのペータル2世の息子、アレクサンダル王太子が212号室で誕生した際には、当時の英首相ウィンストン・チャーチルの命令により、その部屋は「ユーゴスラビアの領地」とされ、王太子は母国の地で生まれたことになったという逸話もあります。
そのチャーチル首相も、1945年の総選挙で敗北して首相官邸を出た後はしばらくクラリッジズに滞在したそうです。
ハリウッド映画が華やかな1950年代には、ケイリー・グラント、オードリー・ヘプバーン、ユル・ブリンナー、ビング・クロスビーなどのスターがロンドンの別宅として利用しました。
また、2000年代に入っても、ファッションモデル、ミュージシャン、アーティストたちから愛され、ケイト・モス、ルル・ギネス、ブラッド・ピット、ミック・ジャガー、U2などが常連になり、日本の天皇皇后両陛下も宿泊されています。
アールデコの宝石箱と謳われた美しい室内
クラリッジズのデザインはアールデコが基調。1920年代に建築家・デザイナーのバジル・イオニデス、オズワルド・ミルンなどがインテリアを改装して以来、エントランスホールが「アールデコの宝石箱」と呼ばれるなど、クラリッジズはアールデコ様式のアイコン的存在になっています。
1990年代以降も、デザイナー・建築家のティエリー・デスポント、ファッション・デザイナーのダイアン・フォン・ファステンバーグらがデザインを手がけ、伝統を大切にする一方で、コンテンポラリーなテイストも取り入れています。
ゴージャスなベッドルームでくつろぐ
豪華な客室は全部で190室。キングサイズのベッドが入っても十分余裕があるほど広々としており、大理石のバスルームも贅沢。伝統と機能性がほどよく溶け合い、ゆっくりくつろげるようになっています。
エリザベス女王の戴冠式がモチーフであるロイヤル・スイートをはじめ、広々としたスイート・ルームの豪華さと美しい調度品はため息がでるほどです。
また、コロナ禍でのロックダウン休業中にホテル内の全改装が行われ、2021年春には全客室にウォシュレットが装備されました。ウォシュレットがほとんど普及していないイギリスでは、大変画期的といえます。
アフタヌーンティーを楽しむ
ホテル内には、ミシュラン一つ星を獲得したダニエル・ハムによる「デイヴィス&ブルック」、隠れ家的カクテルバー「フューモア」など、美しい調度品に囲まれて食事やドリンクが楽しめるレストランやバーがあります。
「フォイエ&リーディング・ルーム」ではアフタヌーンティーも楽しめます。フィンガーサンドイッチ、温かいスコーン、各種ケーキ、そして種類豊富な茶葉から選べる紅茶など、伝統的なスタイルにクラリッジズらしいこだわりをプラス。
アフタヌーンティーはひとり75ポンド(シャンペン付きは80〜85ポンド)。ロンドンでアフタヌーンティーといえばクラリッジズというほど人気があるので事前にご予約を。
クラリッジズで過ごす特別な時間
今回は、贅を尽くした名門ホテルのクラリッジズを紹介しました。
繁華街オックスフォード・ストリートや高級ブランドショップが並ぶボンド・ストリートにも近く、絶好のロケーション。
もちろんサービスも超一流で、ラグジュアリーな時間を過ごすにはぴったりのホテルです。次にロンドンを訪れる際には、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
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