バラの香りに溢れる幸福感!
ブルガリア共和国の「バラ祭り」

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ブルガリアのバラ祭り

ブルガリア共和国という国をご存じですか?日本ではブルガリアと聞くとヨーグルトのイメージが強いかもしれませんが、実は世界的にバラの産地としても有名です。そんなブルガリアでは、毎年「バラ祭り」というお祭りが開催され、世界中から多くの観光客が訪れています。この記事ではブルガリアのバラが有名な理由、「バラ祭り」の魅力や概要を紹介していきます。

ブルガリアってどんな国?

ブルガリアの街並み

ブルガリアはどこにあるの?

ブルガリア共和国(通称 ブルガリア)は、ヨーロッパの南東に位置するバルカン半島にある国の一つで、首都はソフィア。南側をトルコとギリシャ、北側はルーマニア、西側は北マケドニアとセルビアと隣接しており、東側は黒海に面しています。

ブルガリアの歴史

ブルガリアは様々な国に支配されてきた歴史を持っていますが、なかでもオスマン帝国の支配は14世紀後半から500年ほどにも及びました。そのような状況においても独立心を捨てず、独自の文化を守り、2007年にEUに加盟し新たな一歩を踏み出しました。

ブルガリアの魅力

ブルガリアの街並み

このような歴史からもわかるように、ブルガリアはいくつもの国の文化や文明に支配され、それらの影響を色濃く伝えながら現在に至ります。また、首都のソフィアはヨーロッパ最古の都市の一つ。ローマ帝国時代の遺跡もあれば、ブルガリア王国時代の遺跡もあり、様々な時代の面影を感じることができます。また豊かな国土を象徴する美しい自然遺産も多く、私たちが良く知るヨーロッパのものとは一味違った魅力も。いくつもの国の文化が混ざり合ったブルガリアは、ヨーロッパでありながらもエキゾチックな魅力に溢れた国なのです。

世界屈指のバラの産地「ブルガリア」

世界シェア7割のローズ製品

ブルガリアのバラ祭りで使用されるバラ

実はブルガリアはローズ製品の世界シェアの約7割を占めています。日本では香水やクリームなどで馴染みのあるローズ製品ですが、世界中の多くの国では、ローズオイルをはじめ、ローズウォーター、ローズジャムなど、多彩なローズ製品が日常的に愛用されています。

バラの女王「ダマスクローズ」

ブルガリアのバラ

バラは世界に2万種以上あると言われていますが、ローズ製品に使える品種は限られています。その中でも最も香りが高く “バラの女王” と称されるのがダマスクローズです。ダマスクローズの特徴は、何といってもその濃厚で優雅な香り。淡いピンク色の小ぶりの花で、観賞用のバラのような派手さはありませんが、香水の原料としては金以上の価値があるといわれています。何千個ものバラの花からとれるローズオイルはわずか1cc程度ということからも、その貴重さがわかりますよね。

世界最高峰との呼び声高い“バラの谷”のダマスクローズ

バルカン山脈とスレドナゴラ山脈に挟まれた一帯に“バラの谷”と呼ばれる地域があります。「カザンラク」という町を中心とし東西約100㎞にわたり広大なバラ畑が広がる場所です。バラの谷の温暖な気候と水はけのよい土がバラの栽培に適しており、また豊富な湧き水はバラの生育だけでなくローズオイルの蒸留にも最適です。この地でのバラ栽培は、17世紀頃オスマン帝国の時代にトルコから伝えられたといわれていて、その時代から香料としてのローズオイルの採取が続いています。高級ブランドの香水にも使われているバラの谷のダマスクローズは、まさに “バラの女王” なのです。

ダマスクローズの甘美な香りに包まれる、年に一度のバラの祭典

「バラ祭り」ってどんなお祭り?

ブルガリアのバラ

「バラ祭り」はブルガリアの三大祭りの一つ。1903年から現在まで続く非常に歴史のあるお祭りで、世界中から多くの観光客が押し寄せるイベントです。毎年5月中旬から6月上旬、ダマスクローズがそこかしこで咲き誇る季節に、バラの谷周辺の村や地域で様々なバラ祭りのイベントが行われます。なかでも6月の第1週の週末に開催されるカザンラクでの「バラ祭り」が最も盛大で、観光客に人気です。

カザンラクへのアクセス

カザンラクは首都ソフィアから東に約170㎞、車で約3時間の場所に位置しています。電車ではソフィア中央駅から1日3便運行している直通列車で約3時間45分。バスの場合はソフィア中央駅前のセントラルバスステーションから約3時間半です。

カザンラクのバラ祭りの魅力と内容は?

ブルガリアの民族衣装

カザンラクのバラ祭りは毎年6月の第1週の週末、3日間にわたり行われる一大イベントです。

ブルガリアのバラ祭り

金~土曜日
トルコやルーマニアなどの周辺諸国とブルガリアのダンサーたちが、民族衣装を身にまとい、ステージで素晴らしい伝統舞踊を披露する、ダンスフェスティバルが開催されます。

日曜日
早朝、民族衣装を着た地元の人たちと一緒に歌ったり踊ったりした後に行われるのは「バラ摘みの儀式(ローズピッキング)」。観光客も自由にバラの花を摘み取ることができる、バラの香りと人々の笑顔が溢れるとても愉しいイベントです。(※観光客の参加は有料です)
そしてその日の午後には、「バラ祭り」のクライマックス、その年に卒業する女子高校生から選ばれた「バラの女王」や、民族衣装を身に着けた人々が、バラの花を沿道に撒きながら行進するパレードが行われます。「バラの女王」は、ダマスクローズをイメージした淡いピンクのドレスをまとい、その艶やかな美しさに、みな目を奪われることでしょう。この盛大なパレードは「バラ祭り」のクライマックスに相応しく、毎年沢山の人で賑わいます。

一度は訪れたいブルガリアの「バラ祭り」

ブルガリアのバラ

日本ではまだあまり知られていませんが、実は世界中から観光客が訪れるほどの人気の「バラ祭り」が、どのようなお祭りか知っていただけたでしょうか。町中がバラの香りに包まれ、美しいバラの花はもちろん、華やかで可憐な民族衣装に、目でも楽しめる異国情緒あふれるイベントです。ダマスクローズから作られた、様々なコスメやローズジャムなどを実際に手に取ることができるのもブルガリアのバラ祭りならでは。甘い香りに包まれ、心も体も癒される幸福感いっぱいのイベントを、ぜひ体験してみてください。

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エクセンス編集部
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