貴婦人たちをとりこにした美味!
フランスが誇るチョコブランド8選

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グルメの国フランスは、チョコレートのおいしさでも一頭地を抜く存在。
かつてのフランス宮廷では、チョコレートは宮廷の貴婦人たちを夢中にさせたといわれています。フランス人がチョコレートを愛する伝統は、現代まで連綿と続いているのです。
この記事では、フランスにおけるチョコレートの歴史とともに、バレンタインに贈りたいチョコブランド8選を紹介します。

フランスのチョコレートがおいしい理由とは?

バレンタインデーが近づくと、普段は入手が難しいメイド・イン・フランスのチョコレートが登場することもしばしば。美食の国フランスからやってきたチョコレートのおいしさは、1度味わったら忘れられないほどのインパクトがあります。
フランスのチョコレートの特徴とおいしさの秘密を解説します。

伝統に支えられたフランスチョコ、こんなこだわりがあった!

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私たちの生活の中に浸透しているチョコレート。これはフランスも同じです。
しかしフランスのチョコレートには、顕著な特徴があります。おいしさを支える特徴を解説します。

・カカオ成分が多いブラックチョコレートが人気
チョコレートといえば、ミルクやホワイトタイプなど、さまざまなフレーバーがあるのが普通です。ところがフランスでは、カカオ成分の多いダークなタイプが人気。ブラックこそチョコの王道という人が多いのが実情です。

・小ぶりのひと口サイズが特徴
フランスのチョコは、一口で上品に食べられる小ぶりサイズが主流です。アートの国でもあるフランスのチョコは、デコレーションも美しいのが特徴。種類も多岐にわたるひと口チョコが人気です。

・ボンボンショコラが定番
ボンボンとは幼児語で「うまうま」といったニュアンスがあります。日本では洋酒入りのボンボンが有名ですが、フランスでは中に詰め物をしたひと口サイズのチョコの呼び名です。響きもかわいいボンボンショコラが、フランスでは愛されています。

・カカオ以外の食材を多用
フランスでは、洋酒やナッツ、クリームを使用したチョコが人気。誰もが知っている定番から、その店のオリジナルまで。色とりどりのかわいいチョコを、フランスのあちこちで目にすることができます。

フランスチョコレートの歴史

南米原産のカカオがヨーロッパにもたらされたのは、16世紀のことでした。メキシコを征服したスペイン人がヨーロッパに持ち帰ったチョコの技術は、スペインと国境を接するフランスのバスク地方に伝わったのです。フランスのチョコレートの普及は、バスク地方が中心となりました。

さらに、フランスのチョコレート文化に貢献した2つの結婚があります。
スペイン国王フェリペ3世(在位: 1598年 – 1621年)の王女アンヌとフランス王ルイ13世(在位:1610 – 1643)の結婚が、そのひとつです。優雅な王妃として知られたアンヌによって、フランス宮廷にカカオを伝えられました。

またアンヌの息子ルイ14(在位:1643 – 1715)世も、スペイン王女マリー・テレーズと結婚。彼女は大変なチョコ好きとして知られ、チョコレートのための料理人もフランスに連れてきました。
スペインからフランスへ。2人の王女がフランス国王の妃となったことで、チョコレートが宮廷で大流行したのです。
こうしてチョコレートは、フランスの食文化に浸透していくことになりました。

フランスのチョコに真髄を体感!おすすめのブランド8選

チョコ好きの貴婦人たちによって根付いたフランスのチョコレート文化。フランスの洗練された技を実感できるチョコブランド8選を、魅力とともに紹介します。

フランスチョコの重鎮「ピエールエルメ」

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「パティシエ界のピカソ」「デザートのディオ―ル」など、ピエールエルメの実力はさまざまな表現で称賛されています。チョコレートにはそのピエールエルメのスピリットが凝縮され、フランスのエレガンスやダイナミックなおいしさを、1粒のショコラから実感できます。他に類を見ない食材の組み合わせもまた、ピエールエルメの魅力です。

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映えも抜群!キュートの極み「セバスチャン・ブイエ」

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あまりにかわいいビジュアルに胸がきゅんとなりそうなセバスチャン・ブイエのチョコ。伝統的なチョコとは一線を画す愛らしいチョコは、クマやルージュやジュエリーがモチーフ。味覚だけではなく、視覚や感情に訴える魅力は唯一無二です。

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パリのエスプリが凝縮「ジャン=ポール・エヴァン」

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日本に上陸して20周年を迎えたジャン=ポール・エヴァン。パリのエスプリを感じるチョコレートは、カカオの原産地で原材料の品定めをしたというエピソードつきの逸品です。エッフェル塔や凱旋門などのパリのシンボル、ハートをモチーフにしたチョコは、確固たる技術によって生まれた独創的なもの。目でも楽しみながら味わいたいものです。

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フランスでの受賞歴多数!「ファブリス・ジロット」

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数々の受賞歴を誇るファブリス・ジロットは、フランスチョコの世界のレジェンドと称賛される職人です。グレープフルーツやバルサミコ酢など、従来のチョコとは異なる食材を使用した大胆さが最大の魅力。円熟の技が1粒に込められています。

カカオにこだわりぬいた大人のチョコ「シャポン」

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かつては英国王室の甘党を満足させていたパトリス・シャポンは、英国滞在中にチョコの魅力に目覚めたといわれています。原材料となるカカオの種類、産地、処理法など、カカオの品質にこだわりぬいたシャポンのチョコは、大人にこそふさわしい高雅な味わい。アーティスティックなパッケージも魅力です。

国境を越えた美意識の融合「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」

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パリで活躍する日本人パティシエ青木定治氏によるチョコは、批判精神旺盛なフランス人にその実力を知らしめた名品。まるで芸術家のパレットを思わせるチョコは、日本とフランスの美意識の融合です。ワサビやバンブーなど和テイストがあるのもうれしいところ。

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彫刻家が作るモダンアートなチョコ「ジャン=シャルル・ロシュー」

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クロコダイルをモチーフにしたデザインが強烈なインパクトを持つジャン=シャルル・ロシュー。チョコのフォルムにもパッケージにも、コンテンポラリーアートを感じます。それもそのはず、ロシュー氏は彫刻家としての顔も持っているチョコ職人。大人仕様のビジュアルのチョコは、親しみやすく幸福をもたらしてくれる味。その落差が魅力的です。

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上級の可愛さが看板「シリル・リニャック」

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料理人としての才能、ダンディズムあふれる容貌から、フランスではお菓子の番組も持っているシリル・リニャック。流行に敏感な彼が生み出したチョコは、最上級の可愛さが感じられるビジュアルが特徴。スターシェフの名に恥じない味とセンスは要チェックです。

五感で楽しむフランスチョコをバレンタインの主役に

宮廷の貴婦人たちによってフランスに普及したチョコレート。現在のフランスにも、その伝統を引き継いだ職人たちのブランドがひしめき合っています。
日常生活に幸福をもたらしてくれる珠玉の1粒。
今年のバレンタインは、そんな宝石のようなフランスチョコで、大切な人と素敵な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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エクセンス編集部
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