函館市電ゆったり旅。ノスタルジックな魅力と乗り方ガイド

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異国情緒漂う街並みや風景の美しさ、おいしい海の幸グルメなど、多くの魅力があふれる人気の観光地「函館」。函館の街めぐりに便利な交通手段といえば「函館市電」です。今回は、函館市電のノスタルジックな魅力や乗り方、函館市電で行くおすすめスポットをご紹介します。函館市電に乗って、ゆったりのんびり楽しむ旅もいいものですよ。

函館めぐりに利用したい函館市電

函館市電(路面電車)が通る様子

函館市電は函館市が運営する路面電車です。函館市民の足として親しまれているのはもちろん、市内の観光スポットの多くは函館市電で行けることから、旅行者にとっても大変便利な交通手段です。函館山や函館港などが見える車窓からの風景は、どこか懐かしさを感じさせてくれます。日本初の国際貿易港として影響を受けた函館は、洋風テイストを取り入れた建築物や、和洋折衷住宅なども多くみられ、乗車中は函館市電ならではの雰囲気を満喫できます。

函館市電と鉄道との違いとは?

函館市電(路面電車)が通る街並み

道路上の軌道を走る函館市電。一般的な鉄道とは異なり、軌道法や道路交通法に則って運行されています。鉄道との大きな違いは、乗り場である電停(路面電車停留場)が道路上にあることです。階段の昇り降りに煩わされることなく、手軽に利用しやすいのは大きなメリットといえます。線路幅が狭く車両が小さいことや、低速なことも特徴ですが、低速ゆえに、その分ゆったりと函館の風景を楽しむことができるのです。

函館市電100年の歴史

明治から運行していた馬車鉄道に代わり、函館に路面電車が走り始めたのは1913(大正2)年のこと。当時は電力会社が運営し、函館と日本有数の温泉地である湯の川の都市交通を担っていました。戦時中の1943(昭和18)年に市営化され、戦後の復興とともに発展したものの、その後、自動車の普及によって利用者は減少。93両あった車両は37両となりましたが、開業から100年以上が経った現在も、函館の街を走りつづけています。

函館市電乗り方ガイド

函館市電(路面電車)-十字街電停

路面電車である函館市電の電停は道路上にあり、目的地の方面によって乗り場が異なります。行き先は、電停の行灯や車体前面の系統幕、行き先表示で確認ができます。

また、2つの路線、[2系統] [5系統] が運行しており、どちらに乗車しても、湯の川 ⇔ 十字街は同じルートをたどりますが、その先は、[2系統] 十字街 ⇔ 谷地頭、[5系統] 十字街 ⇔ 函館どつく前と、二手に分かれます。[2系統] 谷地頭 ⇔  [5系統] 函館どつく前は直通運転されていないため、十字街での乗り換えが必要です。

お得な乗車券がおすすめ

函館市電の乗車料金は、距離によって210円〜260円(小児半額)。SuicaやPASMOなど、全国相互利用サービス対応の交通系ICカードも利用できます。さまざまな観光スポットを函館市電でめぐる場合には、お得な乗車券がおすすめです。

▪ 1日乗車券…大人600円(小児半額)
▪ スマホ限定 24時間乗車券 … 大人900円(小児半額)
▪ 市電・函館バス1日乗車券 … 大人1,000円(小児半額)
▪ 市電・函館バス2日乗車券 … 大人1,700円(小児半額)

いずれもWEBアプリDohNa!! から購入できます。1日乗車券や、市電・函館バス1日/2日乗車券は、車内や一部のホテル、コンビニなどでも購入できます。お得な乗車券で効率よく、函館旅を楽しみたいですね。

▶ WEBアプリDohNa!! : https://cstm.dohna.jp/
▶ 乗車券の販売場所 : https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2014012100991/

乗車料金の支払いと乗り方

乗車は中央の扉からとなります。降車は降車ボタンを押して乗務員に知らせ、前方の扉から降車します。現金払いの場合、乗車時に整理券を取り、降車時に整理券と現金を料金箱へ(釣り銭は出ないので事前に両替を)。ICカードの場合、乗車時と降車時にカードリーダーにタッチ。1日乗車券などの場合、降車時に乗務員へ提示するだけとなります。

[2系統] 谷地頭 ⇔ [5系統] 函館どつく前方面へ行くために十字街で乗り換える際は、現金払いの場合のみ、乗り換え時に乗務員から乗換券をもらい、目的地での降車時に整理券と乗換券、差額を料金箱へ入れます(ICカードはタッチのみ、乗車券は提示のみでOK)。

函館市電で行くおすすめスポット

函館は、観光スポットがコンパクトにまとまっている街。旅の出発点函館駅周辺、函館港に面するベイエリア、異国情緒感が色濃い元町エリア、五稜郭公園を中心とする五稜郭エリアなど、主要な観光スポットは、函館市電でほぼ行くことができます。函館市電で行くおすすめスポットをご紹介しましょう。

金森赤レンガ倉庫 [十字街下車 徒歩5分]

函館の金森赤レンガ倉庫

ショップやレストランなどが集まる複合商業施設。明治末期に建設された倉庫群が1988(昭和63)年に改装され、現在の形態に生まれ変わりました。函館市の伝統的建造物に指定されており、フランス式・イギリス式に積まれた外壁のレンガ、内部の梁などからは、かつて倉庫として使われていた頃の名残を感じられます。函館みやげを選んだり、周辺を散策したりと、思い思いの過ごし方を楽しめるスポットです。

八幡坂 [末広町下車 徒歩1分]

函館の八幡坂

坂の上から函館港を一望できる八幡坂は、写真映えスポットとして有名な坂です。街路樹や石畳も美しく、見晴らしも素晴らしいことから、映画などの撮影にも使われています。晴れた日の日中に立ち寄るのがおすすめ。まっすぐ先には、1988(昭和63)年まで青函連絡船として運行していた摩周丸が見えます。八幡坂のある元町エリアは、教会や洋館が多く、かつての異国文化を感じられる街並みが特徴です。

函館朝市 [函館駅前下車 徒歩5分]

函館朝市の魚

新鮮な海産物だけでなく、野菜や果物、ご飯のお供やおつまみまで、さまざまな食品を販売する約250の店舗が出店している函館朝市。函館みやげの購入はもちろん、どんぶり横丁でおいしい海鮮丼を味わったり、駅二市場でいか釣り体験をしたりもできる、楽しみいっぱいのスポットです。早朝から営業し、14時頃までに閉店する店舗が多いので、買い物は早めの時間に済ませましょう。

五稜郭公園 [五稜郭公園前下車 徒歩15分]

函館の五稜郭公園と五稜郭タワー

星型の要塞が特徴の五稜郭は、日本初の洋式城郭で、国の特別史跡にも指定されています。かつて箱館戦争の舞台となった場所でもあり、新撰組副長 土方歳三とゆかりのある場所としても知られています。桜の名所としても有名で、四季を通じて自然の豊かさを感じられるスポットです。五稜郭タワーや箱館奉行所にも立ち寄り、五稜郭の歴史に触れてみるのもおすすめです。

函館市電でゆったり函館旅を楽しもう

人気の観光地「函館」の街をめぐる、函館市電のノスタルジックな魅力や乗り方、函館市電で行くおすすめスポットをご紹介しました。
函館は路面電車がよく似合う街。個人旅行でも、函館市電を利用することで、函館旅を充分楽しめます。函館ならではの雰囲気を、ぜひゆったりのんびりと味わってみてください。

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エクセンス編集部
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