古来の日本を感じてもらいたい
羽田空港からすぐ!民泊「The Guest House Samurai」

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The Guest House Samuraiにある鎧兜
写真提供:『The Guest House Samurai』

2020年1月にオープンした東京都大田区の天空橋駅にある民泊「The Guest House Samurai」と雑色駅にある「The Guest House Kabuki」。民泊名の通り、古来の日本の文化に包まれているような内装が特徴の宿泊施設です。

また、外国人だけではなく、日本人にも古来の日本を味わってほしいという“こだわり”を感じられます。

今回は、羽田空港からすぐの「The Guest House Samurai」と雑色駅の閑静な住宅街に佇む「The Guest House Kabuki」をご紹介します。

内装にこだわる戸建ての民泊

The Guest House Kabukiのドアのデザイン
写真提供:『The Guest House Kabuki』

現在の日本は、古来の日本の文化を感じられる場所が少くなっています。オーナーの細川バレンタインさんは、「僕自身が昔の日本に美を感じていたこともあり、2軒の民泊をオープンすることにしました。外国人が古来の日本の文化はこんなところなんだと感じてもらえたら嬉しいです」と話します。

民泊の施設内には、甲冑(かっちゅう)や打掛(うちかけ:結婚式のときに着る)などが飾られているほか、襖には歌舞伎の顔の隈取が施されています(※)。

The Guest House Samuraiのベッドルーム
写真提供:『The Guest House Samurai』

外国人が想像しているだろう日本文化はおそらく誇張されていますが、“誇張したままを楽しんでもらいたい”と考えリフォームされました。

和のテイストを取り入れた施設は各地にあります。しかし、戸建ての日本家屋で古来の日本の文化のこだわりがつまった民泊は珍しいといえるのではないでしょうか。

※「The Guest House Samurai」と「The Guest House Kabuki」の内装はそれぞれ異なります。

「Samurai」と「Kabuki」の特徴

日本風の古い建物は外国人にとっては新鮮であり、興味があることです。

「Samurai」と「Kabuki」は、デザインをあえて日本風にし、日本の和を感じてもらえるように布団が用意されています。

The Guest House Kabukiのベッドルーム
写真提供:『The Guest House Kabuki』
The Guest House Samurai館内の様子
写真提供:『The Guest House Samurai』

ホテルのような民泊とは違い、戸建てのため最大使用人数が12名とグループで泊まることも可能。そして、1日1組限定なのは、戸建てならではの成せる大きな特徴です。

また、異国に行くと困るのが言語問題。日本語が分からなくてもテレビを楽しんでもらえるように、Amazon Prime(アマゾンプライム)とNetflix(ネットフリックス)が見放題です。外国人にとっても喜ばしいサービスといえます。

いざOPENというときにコロナ禍へ|そんな状況下での対策は?

民泊の準備を進めこれからというところで、新型コロナウイルス感染症の猛威が世界中に広がりました。日本への入国制限があったため、当然民泊の経営自体にも影響を及ぼします。

そこで、細川さんの目に留まったのが、「日本に帰国した人たちは14日間の隔離が必要」というニュースでした。一時期はレンタルルームとして貸していた民泊を、すぐにシフトチェンジすることになります。

「ホテルはできるだけ受け入れを拒みます。それは、もしコロナ患者が出たらホテル全体を消毒しないとならない。ビジネスとして割に合わないということです。そこで、自分の経営する民泊を【14日間隔離OK】の施設として提供することにしました」と細川さん。

運が良かったとは語弊があるかもしれませんが、民泊が羽田空港から徒歩圏内に位置していたため、交通手段を探す手間が省けることから需要が多かったといいます。

オーナーの民泊に対する想い

The Guest House Samurai館内の様子

「The Guest House Samurai」と「The Guest House Kabuki」は“古来の日本を感じてもらいたい”がコンセプト。細川さんは、ナイジェリア人と日本人のハーフであり、日本に対する想いも強くもっています。この2軒の民泊には、細川さんだからこその観念が働いていると感じられます。

なぜ民泊をしようと思ったのかを伺うと、「日本には空き家問題があります。特に郊外も都心も含めて駅から近い便利なマンションに住んでしまう。それは悪いことではありませんが、日本の建築は優秀だから、それがもったいないんです」

細川さんは、古くても何百年も使用されている戸建てがそのまま残っている状態に違和感を覚え、古民家風の戸建てをリフォームし民泊の経営を考えました。そして現在に至ります。

2022年には「羽田イノベーションシティ」という複合施設がオープンします。羽田イノベーションシティは、民泊のある天空橋駅から徒歩4分の好立地。「入国制限が溶ける日も近づいているということで、本来の民泊として気軽に利用していただきたいです」と細川さんの想いを教えてくれました。

古来の日本を感じてもらいたい

The Guest House Kabukiの部屋
写真提供:『The Guest House Kabuki』

外国人のお客様からは、「ワンダフル」「すごく楽しかった」などの感想をいただくそうで、なかなか味わうことのできない日本家屋での滞在は、忘れられない思い出となることは間違いありません。

8~10畳の部屋が4つ、ダイニングやキッチンの設備も完備されています。

外国人に限らず、古来の日本の文化を体験したい日本人にもおすすめ。和を基調とした落ち着きのあるお部屋を堪能してほしい、そんな素敵な民泊です。羽田に行く際には、「The Guest House Samurai」か「The Guest House Kabuki」で楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

The Guest House Samurai(ザゲストハウスサムライ)
なし
【チェックイン時間】16:00〜2:00
年中無休
※ご予約・お問い合わせは、上記URLにてお願いいたします。
The Guest House Kabuki(ザゲストハウスカブキ)
なし
【チェックイン時間】16:00〜2:00
年中無休
※必ず最新情報を各施設の公式ウェブサイトでご確認いただくか、各施設にお問い合わせください。

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西嶋 治美
EXSENSES公式ライター

山梨県出身。趣味は読書と舞台・ミュージカル・スポーツ鑑賞。休日はカフェを訪れることが生きがいのフリーライター。