100年の歴史を次の100年に
三浦半島の旅宿 三崎宿とは

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江戸の蔵宿

神奈川県にある三崎港の中心地に、江戸時代から続く古民家、古商家があります。「三浦半島の旅宿 三崎宿」は昔のよさを残しながら、新たな息吹を吹きかけてこれらの施設を生まれ変わらせました。現在三崎宿では3つの施設を古民家宿として提供しています。中でも、2022年の4月下旬に新たに加わった「江戸の蔵宿」は、三崎で一番古い建物で、非日常に誘う開放感溢れる施設となっていて注目です。今回の記事では「三浦半島の旅宿 三崎宿」の各施設の魅力と周辺のおすすめスポットをご紹介していきます。

三崎宿とは

宿場として発展が乏しかった三崎港周辺

三浦市の金目鯛を天日干ししている様子

三崎港は漁港として地形の良い港とされ江戸時代から漁業で栄えた街でした。漁船の近代化に伴い、昭和初期ごろからはマグロ類の引き上げで全国有数の遠洋漁業基地として世に知れ渡るようになりました。
漁業が盛んだった三崎では船の交通が主流となり、宿場としての発展が乏しく商家の街として大きく発展しなかったと言われています。

新しい宿場街として

そこで取り残された商家をこれからも使い続ける洗練された宿に、と生まれ変わらせたのが三浦半島の旅宿 三崎宿でした。近年では、食を楽しむ観光地として三崎に訪れる観光客が増えつつあるなか、食だけではなく、三崎下町のよさを体験していただく旅宿をテーマに現在3つの施設を提供しています。オープンまでは残置物の処分をはじめさまざまな苦労があったそう。しかし当時の風情や趣を残しつつ、これからの100年に続く新たな宿場として旅心が癒される新しい空間を造りました。また年末年始のほか、春の桜祭りや夏のみうら夜市(2022年はコロナのため中止)など季節のイベントも併せて楽しむことができ四季折々で違った顔を見せてくれます。

アクセス

電車の場合は、京急三崎口駅より京急バスで三崎港バス停まで約15分程度です。三崎港バス停からは徒歩1分でチェックイン場所の酒宿山田屋へ到着します。
車でお越しの場合は、東京方面からは第三京浜道路、初声町高円坊出口を出て国道134号で引橋経由油つぼ方面へ約20分程度です。駐車場は無料の駐車場をご用意していますが、限りがあるため事前に予約が必要です。また到着時は同じくチェックイン場所の酒宿山田屋にてお声がけされるとスタッフより案内があります。

それぞれの顔をもつ3つの宿

江戸の蔵宿

江戸の蔵宿の部屋

三浦で一番古い建物である「江戸の蔵宿」は元三浦市長、久野隆作の邸宅を古民家宿として生き返らせました。久野隆作はマグロ問屋の生まれで、当時使用されていた漁業の入札木札や階段脇の古い引き出しなど昔の生活の名残を感じる物が点在しています。江戸時代から続く蔵造りの建物と、奥にはのちに増築されたモダンなお部屋造りの融合となっている三崎宿を代表する古民家宿です。
また奥に進むと増築されたモダンな空間と思わず料理したくなるキッチンが用意されています。

江戸の蔵宿ならではの楽しみ方

江戸の蔵宿のテラス

建物を囲うようにできたテラスでは、三浦の食材を使用したBBQを楽しむことができます(※要予約)。またテラス脇にある浴室はドアを開けることで半露天風呂として利用が可能。こちらのテラスは近隣の住宅からは見えない造りになっているので、完全プライベートの極上の古民家宿体験が叶います。

江戸の蔵宿でできるBBQ
写真提供:三浦半島の旅宿 三崎宿

古民家の旅宿

三崎宿の古民家の旅宿
写真提供:三浦半島の旅宿 三崎宿

三崎港バス停から5分ほど地元の隠れた名店を横目に街歩きを楽しんだ後、見えてくるのが「古民家の旅宿」です。金物屋として営業していた場所で、中央は蔵造り、その奥が座敷になっています。入口からは見せない奥行きの広さがこちらのお宿の特徴です。また2階に上がる階段の傾斜は蔵造りならでは特徴としてあえて残したそう。さらにお風呂は香り広がる檜風呂で、心からの癒しを楽しむ時間が過ごせそうです。

酒宿山田屋

三崎宿の酒宿山田屋

創業当時は万屋、現在は酒屋として使用している「山田屋」。2階はコンパクトでありながらノスタルジックな雰囲気を楽しめる人気の高いお宿です。自分に戻る旅として新しいふるさとの家にしてみてはいかがでしょうか。
また全てのお宿のチェックイン・チェックアウトは酒宿山田屋で行います。店内では三崎オリジナルのお酒も販売しているのでお酒好きの方はぜひ三崎の味もお試しください。

酒宿山田屋で販売するミサキポートエールビール

三崎宿周辺のスポット

ここからは三崎宿周辺のおすすめスポットをご紹介いたします。三崎の美味しい街歩きにぜひご参考ください。

食の神様が祀られる 海南神社

三浦市の海南神社

食の神様で有名な海南神社は源頼朝が植えたとされる樹齢800年の御神木の他、龍神様の形をしたとされる御神木がある、歴史ある神社です。

三浦市の海南神社の鮪みくじ

神社でできるおみくじは三崎のマグロにちなんで鮪を釣りあげる鮪みくじが楽しめます。

海南神社
046-881-3038
※お買い求め・お出掛けの際には、必ず最新情報を各施設の公式ウェブサイトでご確認いただくか、各施設にお問い合わせください。

ご当地「マグロソースかつ丼」 重美屋

三浦市にある重美屋の2食定食

ご当地名物「マグロソースかつ丼」の他、三崎のマグロを堪能できるお食事処です。一番のおすすめはマグロソースかつ丼ですが、マグロステーキや鉄火丼など選ぶのに迷ってしまう方には2食丼がおすすめ。小ぶりな丼なのでペロリといただける量になっています。
またお店オリジナルのタレがたっぷりかかったマグロの串焼もここでしかいただけない一品です。

重美屋
046-881-2341
平日 11:00〜15:00 ・ 17:00〜21:00 / 土日祝11:00〜21:00 
※お買い求め・お出掛けの際には、必ず最新情報を各施設の公式ウェブサイトでご確認いただくか、各施設にお問い合わせください。

絶品干物の朝ごはん 朝めしあるべ

三浦市にある朝めしあるべのあじの干物定食

三崎の美味しい干物を楽しめるお食事処。人気のあじの干物から他ではなかなか出会えないマグロのホホの干物などそれぞれ定食から単品までお選びいただけます。
干物と併せた惣菜はご飯が進む絶品ばかり。思わず朝からご飯をお代わりしたくなる味です。

朝めしあるべ
046-876-8492
06:00〜10:00
月・火
※お買い求め・お出掛けの際には、必ず最新情報を各施設の公式ウェブサイトでご確認いただくか、各施設にお問い合わせください。

三崎の美味しいが集まる うらりマルシェ

三浦市のうらりマルシェ

三浦半島の特産物が集まる市場で平日でも賑わいがあります。1階は海の幸を中心に販売されており、新鮮な海産物がお得な値段で購入できるのでお土産にもおすすめです。またその場でいただける三崎グルメも販売されており、三崎マグロを使用したとろまんはマグロなのにお肉のような味わいで口の中でとろける絶品グルメです。
2階は野菜を中心に販売されており、テラスでは海をみながらちょっとした食事がいただけるスペースも用意されています。

うらりマルシェ
046-881-6721
さかな館09:00〜17:00(日曜は07:00〜) / やさい館10:00〜17:00(土・休日は09:00〜)
なし
※お買い求め・お出掛けの際には、必ず最新情報を各施設の公式ウェブサイトでご確認いただくか、各施設にお問い合わせください。

旅心が満たさる古民家宿で極上体験を

マグロを代表とする食の宝庫、三崎港にある「三浦半島の旅宿 三崎宿」をご紹介いたしました。東京からも気軽に足を伸ばせる三浦半島は、食だけでなく歴史的にも魅力あふれる地域となっています。宿を起点に隠れた名店や名所をめぐりながらいつもとは違う贅沢を知る休日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

三浦半島の旅宿 三崎宿
046-881-3341
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