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都心から車や電車で約1時間半。雄大な富士山を望み、ぶどう畑が広がる美しい風景。日本ワイン発祥の地として知られる山梨県は、ワイン造りに適した気候と土壌が育む個性豊かなワインを生み出し、多くのワイナリーが各所に点在する「ワイン県」でもあります。この記事では、山梨ワインの特徴や歴史、そしてワイン初心者でも楽しめるおすすめのワイナリーについてご紹介します。ワイン好きはもちろん、秋らしい豊かな自然に触れたいという方も、ぜひ山梨のワイナリーを訪れて、特別なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
山梨ワインの特徴や歴史を知る
日本最大のワイン産地、山梨県では、90社以上のワイナリーが個性豊かなワインを生産しています。まずはワイナリーを訪問する前に、山梨ワインの特徴や歴史について簡単に予習しておきましょう。
和食に合う山梨ワイン
山梨ワインの最大の魅力は、日本固有のぶどうの品種・甲州やマスカット・ベーリーAから造られたワインが多いことです。ぶどう本来の香りや味わいがしっかりと引き出され、酸味が穏やかでバランスの取れたこれらのワインは、和食との相性が良く、国内ではもちろん、日本食ブームの海外でも好んで飲まれています。
山梨ワインの味を造るぶどう品種
ワインの味や香りはぶどうの品種によって異なります。山梨県のワインは和食に合うと前述しましたが、実際にどんな味なのでしょうか?数多く生産されるぶどうの中でも、この地ならではの代表的な2つの品種は覚えておきましょう。
価格:1760円 |
甲州
山梨県由来とされ、日本を代表する白ぶどう品種。和の柑橘のような爽やかな香りと穏やかな酸味、すっきりとした味わいが特徴で、魚や出汁の効いた和食との相性が抜群です。現在でも日本の甲州ワインのほとんどが山梨県で生産されています。
くらむぼんワイン[赤 720ml] ライトボディ マスカットベーリーA 価格:1700円 |
マスカット・ベーリーA
日本固有の赤ワイン用ぶどう品種。フルーティな香り、柔らかなタンニン(渋み)、軽やかな味わいが特徴です。赤ワインと言っても、こってりとした洋食より、醤油を使用した煮物や焼き鳥などの和食と頂くのがおすすめです。近年、さらに品質が向上し、国内外で注目を集めています。
山梨ワインのぶどうの味を造るテロワール(自然環境)
ワイン用ぶどうに限らず、山梨県は日本のぶどうの起源とされ、ぶどう栽培に適した産地としておよそ千年以上の歴史があります。なぜ山梨県で美味しいぶどうができるのでしょうか?もちろん山梨県全体が同じ条件ではなく、地域によって特性は異なりますが、概ね以下の4つの特徴があります。
▼ぶどう栽培に適した自然環境
- 昼と夜の寒暖差
- 盆地ならではの長い日照時間
- 周辺の山々からの、豊富で綺麗な水
- 水はけの良い土壌
山梨ワイン=日本ワイン 誕生の歴史
山梨ワインのルーツである甲州ぶどうは、コーカサス地方やカスピ海沿岸が原産とされ、シルクロードを通って日本に渡来したと言われています。約1200年前から栽培が始まり、明治時代までは主に生食用の果実として山梨県を中心に栽培されてきました。
そして1874年、ぶどうの名産地・勝沼で、日本のワイン造りが始まりました。明治政府の殖産興業政策の一環として、フランスで学んだ若者たちが技術を持ち帰り、山梨県を中心に日本のワイン産業を大きく発展させたのです。
現在、山梨県では自社農園を持ち、従来の固有品種だけでなく欧州品種からもワインを造る小規模ワイナリーが増加し、ますます個性的で多様なワインが誕生しています。
世界に通用する品質の証 GI Yamanashi
Geographical Indication Yamanashi の略で、地理的表示「山梨」のこと。山梨県内で生産され、一定の基準を満たした品質のワインにのみ許される、国が認めた表示です。海外ではフランスのブルゴーニュやボルドーなどで知られているように、他のワインとは一線を画す高い品質のワインの証なのです。山梨ワインを選ぶ際にはこの表示があるかチェックしてみるのも良いかもしれません。
ワイン初心者でも楽しめる おすすめワイナリー
ワイナリー見学は、醸造所やぶどう畑を見学し、テイスティングを楽しむことで、ワインができるまでの工程や、各ワイナリーの個性に触れることができます。レストランやカフェが併設されているワイナリーも多く、こだわりのワインに合わせた料理や、飲み比べも楽しめます。またワイナリーショップでは、ここでしか手に入らない限定ワインや、地元の特産品が置いてあるところもあります。雄大な富士山とぶどう畑の絶景も、山梨県のワイナリーならではの醍醐味です。ここではワイン初心者の方でも楽しめる、山梨県のおすすめワイナリーを5つご紹介します。
7c villa & winery
富士山を望む人気観光地・富士河口湖町に、2022年に開業したワイナリー併設の宿泊施設としてヴィラが2024年7月にオープン。ワイナリーの敷地に隣接したスタイリッシュなヴィラでは、宿泊すると、目の前に広がるぶどう畑を眺めながら、ここで醸造されたオリジナルワインと地産食材のペアリングを味わえます。ワイナリー見学も宿泊者限定で開催されていますが、宿泊者以外でもストアー&ラウンジでテイスティングを楽しむことができます。お気に入りのワインがあったらショップの他、敷地内にある「旅の駅 kawaguchiko base」で購入も可能です。富士山と河口湖の紅葉を楽しむ旅のルートに加えてみてはいかがでしょうか。
甲斐ワイナリー
天保5年(1834年)創業の造り酒屋の歴史を刻む蔵屋敷に設立したワイナリー。創業以来の伝統と技術を活かして、日本人の舌に合う上質なワインを造っています。ここでの楽しみは同じ敷地内にある築200年の国登録有形文化財の蔵を甦らせたカフェ「古壷」。ワイナリーの全ての銘柄をリーズブルな価格で、人気のビーフシチューや美味しいおつまみともにゆっくり頂けます。
SADOYAワイナリー
甲府駅から徒歩5分。まるで南フランスのプロヴァンスのような佇まいの、大正6年創業の老舗ワイナリー。日本で初めてワイン用ぶどう品種を栽培し、ワイン造りを行ったパイオニアです。広い敷地にはワインブティックや、サドヤのワインを頂けるフランス料理レストラン 「レアル・ドール」、ウェディングリゾートがある充実ぶり。1日のワイナリーツアーの回数が多いので、旅の計画に組み込みやすいですね。
MGVs(マグヴィス)ワイナリー
半導体加工を手掛ける塩山製作所が2017年に甲州市勝沼に立ち上げた、外観も内観もスタイリッシュでお洒落なワイナリー。バルのような空間につい長居をしてしまいそうです。ここは固有品種の甲州、マスカット・ベーリーAに特化して栽培、醸造を行っており、勝沼の良き伝統も大切にしつつ、半導体会社のノウハウを活かした、高品質で安定したワインを提供しています。
サントリー登美の丘ワイナリー
目の前に広がるぶどう畑と甲府盆地、富士山を見渡せる絶景テラスがあるワイナリー。百年の歴史の中で培ったぶどう栽培や醸造技術は、国内外で高く評価されています。レストランはありませんが、週末限定でワインに合うフォカッチャやハムなどのフードが販売されています。新酒解禁の11月には収穫イベントも開催。無料送迎バスの運行もあるので、これに合わせて訪れてみてはいかがでしょうか?。
新酒解禁と紅葉の秋こそ山梨のワイナリーへ
富士山をはじめとした日本の代表的な観光地でもある山梨県には、初心者でも楽しめるワイナリーが数多くあります。11月には今年採れたぶどうで造った新酒が解禁され、出来たてのワインを味わうことができるのも魅力です。豊かな自然がもたらす美味しいワインと美しい風景。そんな魅力が詰まった山梨で、特別な秋を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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