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まるで大正時代にタイムスリップしたかのような風景が広がる銀山温泉(ぎんざんおんせん)。温泉街の中心部には銀山川が流れており、その両岸には赴きのある木造の旅館が立ち並びます。非日常的なその風景は、まるで映画の世界にでも入り込んだかのような錯覚を感じるほどノスタルジック。慌ただしい日常から離れ、癒しの時間を過ごすことができる銀山温泉の魅力を、余すことなくお伝えしていきます。
銀山温泉はどこにあるの?
銀山温泉は山形県の北東部、宮城県との県境近くに位置する尾花沢市にあります。東京からは山形新幹線で約3時間、最寄りからはバスを2つ乗り継いで40~50分ほど山間部に入った、山深い秘境にあります。
銀山温泉へ行くには、車でアクセスするか、電車と公共のバスを併用してアクセスをする方法、そして高速バスを利用する方法の3通りの方法があります。
車でアクセスする場合には、尾花沢を目指し、国道347号線から銀山温泉方面へ。電車とバスを併用してアクセスする場合には、JR大石田駅から路線バスを2つ乗り継ぐ方法がおすすめです。高速バスを利用する場合には、仙台駅を目指し、そこから路線バスで銀山温泉へ向かいます。
かつては銀山として繁栄
銀山温泉の歴史は古く、現在立ち並ぶ木造の建物が作られたのは、大正末期(1912年~1926年)から、昭和初期(1926年~1989年)頃。
温泉地となる前は、銀山として人口20万人~30万人の人が住まう地域として栄えていたといいます。時の流れと共に銀の採掘量が徐々に減少、江戸時代も中期に向かおうとする1689年には銀山が閉山となりました。以降、湯治場として温泉宿が建てられ始めたという歴史があります。
「銀山」温泉の名前は、このような歴史的な背景が由来となっています。街並みだけでなく、名前からも歴史を感じられる街には魅力がたくさんあります。
銀山温泉に行ったら立ち寄りたい!おすすめの観光スポット
銀山温泉は、街の端から端まで歩いてもわずか5分程度という、とてもコンパクトな街。とはいえ、小さくとも見所や立ち寄りスポットはたくさんあります。また周辺には山形の大自然や歴史を感じられるスポットも。ぜひ立ち寄りたいおすすめの観光スポットをご紹介いたします。
まずはここから!「銀山温泉の温泉街」
銀山温泉に訪れたら、まずじっくり味わいたいのが温泉街の街並みや風情。
歴史ある木造旅館、建物の壁に施されたカラフルで美しい「鏝絵(こてえ)」。温泉街の路面には、雪の結晶を象ったデザインタイル。美しい建造物や装飾を見ながら、温泉街をふらりとしていると、あちらこちらにグルメスポットやお土産物屋さんなどを発見。その中でもおすすめのスポットをご紹介します。
●銀山温泉のカリーパン
小腹が空いてきたら、ぜひ一度は味わってみたいのが「銀山温泉のカリーパン」。「銀山温泉のカリーパン」は「はいからさん通り」というお店で販売されている銀山温泉を代表する名物グルメです。
外側はカリカリ、中はモチモチのパンの中には、程よい辛さのカレールーがたっぷり。味といい食感といい、一度食べると病みつきになると大評判。お土産にもおすすめです。
●和楽足湯
散策に疲れたら、ぜひ立ち寄りたいのが「和楽足湯(わらしゆ)」。
銀山温泉に湧く厳選掛け流しのお湯を無料で楽しむ事ができる足湯です。温泉街の中程にあるので、大正ロマンあふれる銀山温泉の街並みを眺めながら湯の恵みを楽しむことができるのは、嬉しいポイント。
風情ある街並みに、温泉からの湯気がまたとてもいい雰囲気で、心も体も芯から温まります。
●大正ろまん館
お土産物購入など、お買い物を楽しみたいなら「大正ろまん館」がおすすめ。
地元の名産物品から、地酒やお菓子、雑貨など幅広い品揃え。その場で食べられるもちもちとした食感の揚げたての「揚げパン」も人気を集めています。店内にはレストランも併設されており、山形の特産品をふんだんに使った、地元の味を楽しむこともできます。
流れ落ちる水に癒される「白銀の滝」
銀山温泉の一番奥にある「白銀の滝」。白銀の滝は落差22メートルもある滝で、銀山温泉の定番観光スポットともなっています。白銀公園の一部としてあり、滝の対岸には景観を楽しめる展望台や散策路も整備。
また、白銀の滝を少し進んだ場所には「滝の不動尊」のお社が建立されています。滝の不動尊は白銀の滝の守り神。小さいながらも静かで厳かな雰囲気が漂う場所です。
散策のついでに足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
歴史を感じる事ができる「延沢銀山遺跡」
「延沢銀山遺跡(のべさわぎんざんいせき)」は「銀坑洞」とも呼ばれ、廃山になる1689年まで、銀の採掘が行われていた場所。当時の雰囲気はそのままに、自然の険しさや美しさを感じる事ができる貴重なスポットです。
洞窟内を進んでいくのですが、現在は観光用に階段や手すりなど整備され、安全にその洞内を見て歩くことができるようになっています。
温泉街からは徒歩で15分程度、入場無料で誰でも入る事ができるので、お時間が許されるなら、こちらもぜひ訪れてみてください。
旅の疲れを癒す銀山温泉おすすめの宿3選
銀山温泉に広がる街並みや景観を楽しみ、さまざまな体験をした後に、旅の疲れを癒しに宿泊したいのが、銀山温泉に立ち並ぶ宿々。
銀山温泉に訪れるならばここは外せない!という、とっておきの宿を3選ご紹介いたします。
おすすめの宿1:能登屋旅館
銀山温泉らしさを味わうなら「能登屋旅館」がおすすめ。能登屋旅館は温泉街に面した場所にあり散策からのアクセスも良好。
大正10年に建てたという建物は国の登録有形文化財にも指定されています。旅館の外観もさることながら、内部も木の温もりあふれる純和風な造り。ザ・日本の旅館という雰囲気を余すことなく味わえる宿です。
おすすめの宿2:古山閣
能登屋旅館に並び、銀山温泉の大正ロマンな雰囲気を味わうことができる宿が「古山閣」。銀山温泉のちょうど真ん中あたりに位置しており、温泉街の散策にも便利。
古山閣の素敵なところは、その館内。古き良き日本の風情を壊さないよう徹底された内観作りは圧巻です。本当にタイムスリップをしてしまったかのような時間を味わう事ができる宿。
日本古来の宿の面影を存分に味わいたい方におすすめの宿です。
おすすめの宿3:古勢起屋別館
「古勢起屋別館(こせきやべっかん)」もまた、銀山温泉街の中頃に位置する立地のいいおすすめの宿。
外観はレトロな雰囲気そのままに、内部はモダンな作り。大正ロマンを味わいたいけれど、宿泊するとなると、現在的な作りがやっぱり落ち着くと感じる方におすすめの宿ではないでしょうか。館内は常に綺麗に整備され、和風ながらもモダンな雰囲気。ゆったりとくつろげるよう空間の余白を大事にされた作りとなっています。
古き良き時代の日本の良さと、現代の良さを両方堪能したい方におすすめの宿です。
銀山温泉で古き良き日本の風情を味わい、喧騒の日々から時間を取り戻す
大正時代を感じさせる建造物もさることながら、時間の流れまでもが日常とは異なるかのように感じます。
多忙で慌ただしい日々から離れ、自分本来のペースを取り戻す、銀山温泉はそんなきっかけを与えてくれる場所のように感じます。最近少し疲れてきたなと感じたら、ぜひ銀山温泉へ足を運んでみてください。
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