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江戸時代には商人の町として栄え、城下町の街並みが今も残る岐阜県飛騨高山。足を踏み入れると、まるでタイムスリップしたかのような日本の原風景を楽しむことができます。国の重要文化財に指定される日下部家の離れ「谷屋」では、1日1組限定で木造町家に滞在しながら飛騨の風土を体験するプランを販売中。今回の記事では日下部家の歴史、谷屋の魅力をご紹介します。
日下部家住宅とは
JR高山駅から歩くこと15分。江戸時代の面影を残す古い町並みの一角に「日下部家住宅」は佇んでいます。
明治12年に建てられた「日下部家住宅」は、高山の近代民家建築の最高峰ともいわれる町家です。明治以降の町家建築としては、初めて重要文化財に指定されました。現在では、飛騨の文化や暮らしを見学できる「日下部民藝館」として、当時のまま一般公開されています。
「離れ」を使用し五感に響く旅を提供
1963年、雑誌『暮しの手帖』創設者の花森安治氏はこの町を訪れた際、この場所を俗化してはいけないと当時の旦那衆日下部家11代目当主日下部禮一に伝えます。それから時を経て、二人の思いを今の時代に継ぎ「谷屋」がスタート。日下部家の離れである、築100年余りの「旧三輪家」を改修し、1日1組限定の宿として生まれ変わりました。宿泊するすべての人へ飛騨高山の歴史や人々の魅力を五感で触れてほしい、そして次の世代へ受け繋いでいくことにつながってほしいという思いが込められています。
谷屋ならではの特徴
日下部家当主がゲストをお出迎え
ゲストをお迎えするのは、日下部家の亭主。施設内にある茶室で、亭主自らお茶をたておもてなし。
会話の中でゲストの希望や興味に沿って滞在中の過ごし方を提案してくれます。自然や歴史、食、農、工芸、祭りなど日下部家とのつながりのある地域の人々との触れ合いを通して、飛騨高山で生きてきた人々の営みを感じられる体験を提供します。
文化財民家に滞在
町家建築の造形はそのまま。材は建てられた明治時代当時のものと現代の材を融合させています。設計は、左官職人として金閣寺などの文化財の修復に携わった経歴を持つ、建築家森田一弥氏が手掛けました。飛騨高山産の木を贅沢に使用し、木の香りに包まれる安らぎの空間を提供しています。
土間に面して並ぶ和室は、伝統的な飛騨高山の町家の間取り。座敷の低い天井は、明治の建築当時の風情とスケール感をあえて残しています。丹念に塗られた土壁、光を受けて表情を変える唐紙、フォルムが美しい座椅子、クラシックな和の空間に集まった個性的な意匠の室礼(しつらい)を堪能できます。
隣接する国指定重要文化財の日下部民藝館へも自由に出入りが可能。夕刻以降は同館を貸し切り、プライベートラウンジとして利用することも!
飛騨高山産の檜を使用した総檜風呂
湯船はもちろん、洗面やお手洗いにいたるまで飛騨高山産の檜を贅沢に使用しています。中庭に面した窓を全開にして半露天風呂として楽しむのもいいですね。
手仕事の道具に触れる
人々の暮らしの中で使われ、作られてきた手仕事の道具。家具はもちろん食器や小物も谷屋が考える「飛騨の豊かさ」を感じる品々。
備えられているものは全て購入が可能。その場で購入するだけでなく、つくり手やお店の紹介もしてくれるんです。
飛騨の食文化を体験
旅の醍醐味でもある食事ですが、日下部家とも付き合いが深いお店の紹介・予約はもちろん、地元で長く続く料亭の仕出しや出張料理など、ゲストの希望に合わせて提案してくれます。それらの食事は、谷屋の空間のほかにも、国指定重要文化財日下部民藝館の囲炉裏端などでいただくことも可能です。
ご自身でお料理されたい方には、谷屋から徒歩1分の宮川朝市になどに同行してのお買い物案内なども。あなたの旅に寄り添うサービスが充実しています。
飛騨高山のノスタルジックな旅に出かけよう
飛騨高山には、江戸時代から明治にかけて建てられた多くの歴史的建造物と美しい町並みが市内中心部に残っており、毎年多くの観光客が足を運びます。谷屋では素朴ながら美しさのある暮らしを体験し、日々の生活のうるおいや気づきになるような時間を過ごすことができるでしょう。心穏やかなひとときに心癒される、ノスタルジックな旅に出かけてみませんか。
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