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江戸時代より続く鋳物(いもの)の町・高岡。その伝統産業の技を活かし、テーブルウエアやインテリア雑貨を制作しているのが「能作」です。先人から受け継がれてきた高度な鋳造(ちゅうぞう)技術や優れた知恵、伝統、精神を継承しながらも、既成概念にとらわれず果敢にチャレンジする「能作」が生み出すものは、型破りで革新的で私たちを楽しませてくれます。今回は、鋳物という産業を開拓しつづける「能作」の歴史と技をご紹介します。
仏具・茶道具・花器から使用者の目線で自社製品開発へ
創業当時、仏具・茶道具・花器を主軸に展開していた能作は、時代の波に合わせて変化する必要性に迫られていました。高岡に脈々と引き継がれている高度な鋳造技術と加飾の技。これらを活かすためにも、能作が取り組んだのが使用者の目線で自社製品を開発することだったのです。
もともとメーカーである「能作」は自社製品の販路開拓に苦戦を強いられましたが、積極的に展示会などに出店し、知名度をアップさせていきました。そして、シンプルで造形の美しい真鍮の風鈴が大ヒットしたのです。更に、使用者の「食器を作ってほしい」というリクエストに応え、抗菌性の高い錫(すず)を用いて開発してみたところ、こちらも大変評判で、今では錫100%の製品が能作を代表するものになっています。
型破りな発想から生まれた錫100%の製品たち
錫は柔らかい性質のため、他の金属を加えて硬度を持たせるのが一般的です。この性質のために誰も手がけてこなかった錫100%のテーブルウェアや花器作りに挑戦しているのが「能作」です。逆転の発想で、柔らかくて曲がるのであれば曲げて使える製品をつくればいいというアイデアが飛び出し、手で曲げて使うことのできる「KAGOシリーズ」などを取り揃えています。中に入れるものに合わせて形を変える、アートのような新感覚の錫の器を自由に演出して楽しんでみてはいかがでしょうか。
どんなジャンルの料理もエレガントに演出する錫の器
金・銀に次いで希少価値の高いメタルとして知られる錫。元来、錫は素材自体に抗菌作用やイオン効果をもつことから、茶器や酒器の材料として使われてきました。
落ち着いた輝きを放つ錫の器は、品があり、どんな料理もエレガントに演出します。金属というと冷たいイメージを抱きがちですが、職人の手によって丁寧に仕上げられた錫の器は、むしろ柔らかく手になじみ、温もりをも感じさせてくれるような気がします。
本社工場に併設されたカフェ「IMONO KITCHEN」では、錫の器を体感しながら地元の食材が使用された食事を楽しむことができるようになっています。今日では「能作」はテーブルウェアのほかにも、照明機器・建築金物・医療機器など分野を越えたものづくりにも挑んでいます。
グローバルに通用するものづくりを目指す
職人から職人へと受け継がれる富山県高岡市の伝統産業、鋳物づくりの技。この技術と知識、伝統と精神を未来へ、さらにグローバルに通用する技へと昇華せるべく、「能作」は日々ものづくりに取り組んでいます。ぜひお手にとって、毎日の暮らしにアクセントを添えてみませんか。
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