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イタリアを旅して心に残るのは、歴史的な名所もさることながら、ふとした日常の風景だったりします。昼下がりのテラス席で、ただ流れる時間を愉しむ人々の傍らにある「あの一杯」。かつて、その主役はいつもワインでした。しかし今、美食の国イタリアがその情熱を「ビール」という名の新たな芸術へ注いでいます。今回は、私たちの食卓をいっそう豊かに、そして美しく彩ってくれる、観光ガイドには載らないイタリア人の新たな作法と、その象徴である一軒の醸造所の物語を紐解いてみましょう。
ワインを愛するように、ビールを嗜む
ワインの国イタリアで生まれたこのビールは、単なる喉越しを愉しむものとは少し趣が違います。そこにあるのは、料理との調和を何よりも大切にする「美食のためのビール」という考え方。

彼らは、お気に入りのワイングラスを手に、ビールの複雑な香りを愛で、シャンパンのように瓶内で二次発酵した繊細な泡を愉しみます。ゆっくりと会話を重ねるディナーの傍らで、温度とともにまろやかに変化していく味わい。それは、慌ただしい日常から少しだけ自分を切り離してくれる、優しい時間のはじまりです。
イタリアの夏を旅する「美食×ビール」の地図

特に5月から9月にかけてのイタリアは、太陽の恵みが降り注ぐ最高の季節。各地で開かれる野外マーケットの活気や、海岸沿いのレストランで頬を撫でる風。そんな陽光の下では、「美食のためのビール」がいっそう輝きを増します。もしあなたが旅に出るなら、こんな「Birra Gastronomica」に出会える街を訪ねてみるのはいかがでしょうか。

フィレンツェ|アートと美食の饗宴
ルネサンスの芸術が息づくこの街は、食への探求心も尽きることがありません。伝統的なトスカーナ料理——例えばビステッカ(Tボーンステーキ)と、洗練されたクラフトビールのペアリングを提案するリストランテが、美食家たちの新たな目的地となっています。
ローマ|歴史とモダンの交差点
永遠の都ローマでは今、古い歴史とモダンな食文化が融合し始めています。クラフトビールを扱う感度の高いエノテカ(ワインショップ)や、小規模なブルワリーを併設したパブが増加中。石畳の路地裏で出会う一杯は、遺跡巡りの疲れを心地よく癒やしてくれます。
ミラノ|最先端のデザインとアペリティーボ

ファッションとデザインの最先端を走るミラノ。夕暮れ時になれば、スタイリッシュな人々がアペリティーボ(食前酒)を楽しみ始めます。こだわりのビール片手にフィンガーフードをつまむ。その洗練された佇まいは、まさに「大人の社交場」の景色です。
その空気を纏った、ヴェネト州の傑作「32 Via dei Birrai」

そんなイタリアの熱気と美意識を、そのままボトルに詰め込んで日本へ届けてくれるのが、ヴェネト州の小さな醸造所「32 Via dei Birrai(トレンタドゥーエ・ヴィア・デイ・ビッライ)」です。
作り手は、ビール職人、エンジニア、そしてビジネスのプロという異なる才能を持つ3人の男たち。印象的な「32」という数字には、彼らの哲学が凝縮されています。 それは、国際的な商品分類においてビールが属する「第32類」であり、同時に、この一杯を醸すために厳選された「32種類の原材料」の象徴でもあります。


余計な装飾言葉を削ぎ落とし、本質である「ビールそのもの」で勝負するという、彼らの潔い決意表明。その哲学は、イタリアの小規模醸造所として初めて取得した「スロー・ブルーイング(Slow Brewing)」の認証にも表れています。
時間をかけ、自然のリズムに逆らわず醸すこと。保存料を使わず、非加熱・無濾過で仕上げること。鮮やかなロゴが描く「円」が象徴するように、ボトルや梱包材のすべてがリサイクル可能であり、持続可能な未来への願いが込められています。
今の心に寄り添う、5つの色彩
イタリアの美意識を体現する「32 Via dei Birrai」。その5つのフレーバーは、まるで旅先で出会う風景のように、それぞれ異なる表情を見せてくれます。今のあなたの心境に、どの色が寄り添うでしょうか。

心を解く、最初の一杯 — TRE+DUE

オレンジピールとコリアンダーがふわりと香る、軽やかな一本。仕事の緊張をオフにしたい夕暮れ時、まずはこの一杯を。ブッラータチーズに季節のフルーツを添え、良いオイルをひと振り。ビールのスパイシーさと心地よい苦味がフルーツの甘みを引き締め、こわばった心を柔らかく解いてくれます。
食卓をドラマチックに彩る — ADMIRAL
キャラメルとベリーが溶け合うような、美しいルビー色のレッド・エール。週末のディナーを特別なものにしたいなら、迷わずこちらを。熟成させたコンテチーズの旨味に重ねれば、まるで赤ワインのように深く、温かなマリアージュの余韻に浸ることができます。
知的好奇心を満たす、力強さ — OPPALE

ホップの苦味が鮮烈に響く、少し大人なトップ・ファーメンテーション(上面発酵)ビール。メインの肉料理と対等に渡り合う、凛とした強さを持っています。ローズマリーを添えて焼いた仔羊のグリルなど、スパイスの効いたお料理とともに。肉の脂をすっきりと流し、次の一口をいっそう鮮やかに引き立ててくれます。
静寂を楽しむ、食後の充足 — ATRA
コーヒーやショコラを思わせる、香ばしさを纏ったダーク・エール。部屋の照明を少し落とし、自分だけの静寂を愉しむ時間に。濃厚なガトーショコラやブルーチーズを傍らに、ゆっくりと。デザートの甘みを「大人の味」へと変えてくれる、一日を締めくくるための贅沢な一杯です。
日常を忘れる、フローラルな休息 — NEBRA
エルダーフラワーが優雅に香る、アンバー・エール。ひと口含めば、自宅のリビングにトスカーナの丘を吹き抜ける風が通るようです。ディルを添えた白身魚のカルパッチョなど、繊細なお料理とともに。視覚も味覚も花々に包まれるような、しなやかな休息を。

旅の続きは、暮らしの中で
飲み終えたボトルに花を飾り、暮らしの風景へ。それは、イタリアの美意識を自宅に招き入れることに他なりません。グラスを置いた後も続く、洗練された旅の余韻。旅を愛するあなたにこそ、この「美しきビール」がもたらす豊かな時間を味わってほしいのです。

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