アムステルダムで開催中のフェルメール展、行ってきました

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2023年2月、アムステルダム国立美術館で開催されるフェルメール展のPRのお仕事でプレス向けの内覧会に参加してきました。一般公開は、2月10日から6月4日まで。フェルメール作品37点中28点が一堂に会する史上最大のフェルメール展ということで国内外の注目を集めています。

今回、フェルメール展が開催されるに至った経緯は、ニューヨークにある邸宅美術館フリックコレクションが改装工事に入ることになったため。この美術館は通常は門外不出のフェルメール作品を3点所有していてこのタイミングでオランダへの里帰りが実現したわけです。アメリカの他、ヨーロッパ各地、日本から28点もの作品が集結する様子はフェルメール自身も見たことがないでしょう。

フェルメール展の記者会見には世界各国からプレスが参加。スピーチをするタコ・ディビッツ館長

特別展が開催されているフィリップスウィングは、10部屋からなる特別展専用の会場で、フェルメールの室内画に描かれているようなエントランスを入ると、そこにはデルフトの風景画が展示されていて、時を誘う旅人のようにフェルメールの世界に引き込まれて行くという仕掛けです。壁一面にかかるベルベットのカーテンは絵画を見る人自身がフェルメールの世界を覗き込むような感覚にさせるような視覚的な効果をもたらしています。また、一堂に会することで、フェルメールの技巧の変遷、また、その当時の流行の作風などが分かります。

フェルメールファン必見の展覧会ですが、オランダまではなかなか行けない、という方には、国立美術館が制作したフェルメール作品のデジタルエキスペリアンス「クローズアップフェルメール」があります(無料)。フェルメールの全作品を英国人俳優のステファン・フライが優しい語り口で説明しています。(英語)

クローズアップフェルメール(Closer to Vermeer)

「真珠の耳飾りの少女」は3/30まで展示。4/1からは所蔵館のマウリッツハウス王立美術館に戻る。

フェルメール特別展チケットは、開始早々、会期終了まで完売となりました。レンブラントの「夜警」などを含む、常設展のチケットは、通常通り予約できます。

この記事は、MARKTに掲載の記事(https://markt.jp/2023/02/11/marktblog/)です。
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Harue Nakagawa
EXSENSES公式ライター

オランダと30年以上関わり、今までの渡航回数は200回を超えました。あまり知られていないオランダの面白さを多くの日本の方に、日本の魅力を多くのオランダのパートナーに分かってもらえるような、双方向のPRが目標です!