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地域性が関係している?
スウェーデンの愛らしいファブリックデザインとは

日本人に大人気の北欧ファブリックデザイン。シンプルで存在感のあるデザインが特徴的で、ちょっとした小物を部屋に置くだけで、部屋がひと味違った雰囲気になります。そんな北欧特有のデザインが生まれた背景には、地域の風土が影響していると考えられています。ここでは主にスウェーデンのファブリックデザインをご紹介します。

北欧の地域とデザインの関係性

北欧諸国は緯度が高いため、冬の夜が長く1日のほとんどが暗闇に包まれている時期があります。例えば、フィンランドのヘルシンキの日照時間が最も短い冬至のデータを見てみると、日の出が9時過ぎで日没が15時台です。この時期、太陽が高く上がらないので、夕方のような日差しが続き、気温も低いままです。積雪量も多いことから、1日の大半を家の中で過ごす人も多くなります。

このような厳しい環境の中で生活してきた北欧の人びとの間で生まれたのが、明るく華やかなファブリックデザインです。家の中でも心地よく過ごそうと考えてきた先人の思いが形になったと考えられています。

スウェーデンのファブリックデザイン

北欧のデザインは自然や動物をモチーフにしたものが多く、あたたかい雰囲気が特徴的。日本でも人気の「Klippan Yllefabrik」(クリッパン ウールファクトリー)は1879年に創業し、5世代にわたり伝統を受け継いでいます。スウェーデン南部の小さな町、クリッパンに本社があり、動物などをモチーフとしたブランケットやテキスタイル製品を輸出しています。モダンなデザインと伝統的な技術が融合した製品は、世界各国から支持を得ています。

多彩な才能から生み出される洗練されたデザイン「Fine Little Day」とは

最近人気が高まっているのは、同じくスウェーデンのデザイナーで写真家でもあるElisabeth Dunker(エリーサベット・デュンケル)が2007年に設立したブランド「Fine Little Day」です。自分でデザインしたテキスタイルを使って、カーテン、クッション、エプロンといった日用雑貨や洋服を展開するブランドです。白をベースにした布地に自然をモチーフとしたテキスタイルを描いた製品は、素朴ながらも愛らしいと話題を呼んでいます。白や黒、アイボリーなどの落ち着いた色合いが使われており、誰からも愛されるデザインです。

一度見たら忘れられない「マイキー」の魅力とは

一度見たら忘れられないインパクトのある猫のキャラクター・マイキー。赤と白のボーダーの服と、キュッとつり上がった目が個性的です。日本で有名になったきっかけは、2010年に発売された絵本『BABY NUMBER BOOK』。子ども向けに数の数え方を覚えるために出版された本で、イラストをリサ・ラーソンが担当しました。その後、日本全国で大人気となり、今では、カバンや日用雑貨、食品ラベル、電化製品などと数多くの商品にプリントされています。

北欧の温かみあるデザインを、暮らしの中に取り入れてみませんか?

北欧のデザインは、厳しい北欧の冬をいかに楽しく乗り越えようかと考えた人びとの知恵の結晶です。すでに世界中で愛されている北欧デザインですが、従来のデザインに加え、優秀なデザイナーによる新しいデザインも広がり始めています。ポップで明るいものから、白を基調とした素朴なものまで多様なデザインが展開されているので、自分のお気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか。

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