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『星の王子さま』という小説を、ご存知でしょうか。『星の王子さま』はフランス人の作者が書いた小説で、世界各国で翻訳され、愛読されています。これを読まれている皆さんも、一度は手に取られたことがあるのではないでしょうか。今回は世界の名作『星の王子さま』が世界中の人に愛される理由がどこにあるのか、また作者はどのような人物なのか、長い間人々を惹きつける作品の秘密について探っていきましょう。
作者はフランス人のパイロット
『星の王子さま』は、フランス人のアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ氏(以下、サン=テグジュペリ氏)によって書かれた小説です。サン=テグジュペリ氏は名門貴族の生まれで、若いころから空を飛ぶことに強い興味を持っていました。海軍兵の学校への入学を希望しますが、受験に失敗してしまいます。その後、兵役で航空隊へ入隊、軍隊を辞めた後、航空パイロットとして操縦桿を握り続けます。空を飛び続けながら、作家として作品を書き始めます。1929年に『南方郵便機』で作家デビュー。『夜間飛行』ではフェミナ賞を受賞し、のちに代表作となる『星の王子さま』を発表します。
『星の王子さま』とはどんな話?
主人公の「僕」が操縦している飛行機が故障し、砂漠に不時着します。その砂漠で出会ったのが「星の王子さま」。「僕」は飛行機の修理をしながら、王子さまが住んでいた星の様子や、世話をしていたバラのこと、旅をしてきた6つの星で出会った人々や出来事について話します。6番目の星で出会った探検家の勧めで、7番目の星としてやってきたのが地球。王子さまが地球を探検する中で、自分の星に残して来た1本のバラと同じ種類のバラが、何千本と咲いているのを目にします。その後キツネと出会い友達になり、同じ姿形をしていても、たった1つかけがえのない存在になることが「仲良くなること」で、「かんじんなことは目に見えないのだ」ということを教えられます。のちに飛行機が奇跡的に直り、「僕」は星の王子さまに別れを告げます。王子さまはヘビに刺され倒れますが、次の日王子さまの体が無かった事から「僕」は王子さまが自分の星に帰ったことを信じている、というのが、この本のあらすじです。
作者サン=テグジュペリ氏が作品に込めた想い
諸説ありますが、『星の王子さま』の小説の中で、友達になったキツネが王子さまに伝えた「かんじんなことは目に見えない」という言葉は、とても有名です。
もう1つ、作者であるサン=テグジュペリ氏は、前書きの中で、大人になると、自分もかつては子どもだったことを忘れてしまうということ、この本を子どもだったころの第一の親友に捧げるということを書いています。王子さまが冒険先で出会った大人たちの振る舞いや、王子さまの純粋さと「大人って変わってる」というセリフの中にも、作者が『星の王子さま』という作品に込めた想いが、感じられるかもしれません。
『星の王子さま』は大人にこそ読んでほしい永遠の名作
今回は、小説『星の王子さま』について、ご紹介しました。今でも世界中で愛され、読むたびに大切なことに気付かせてくれる素敵な作品です。児童書コーナーにも置かれていますが、大人にこそ読んでほしい永遠の名作。ぜひ手に取ってみてください。
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