心弾む春のロンドンはこう楽しむ!
伝統行事からお花見スポットまで知り尽くそう

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ロンドン在住のRinaが現地からお届けする季節のお便り。ロンドンに旅行しているような気分になれる情報をお送りします。

今回お送りするはロンドンの春!春は喜びで満たされていく季節ですよね。私がロンドンで春を迎えるのは今年で3回目。春の陽気を感じられるようになると、ロンドンの人々は外での活動時間を増やし、外出の予定を立て始めます。春が近づきソワソワする様子は、いかにもロンドンっ子らしい気がします。今回もこの時季ならではのロンドンの様子をお伝えしていきます。

ダフォディルが告げる春の訪れ

ロンドンの春ダフォディル

イギリスでは、ダフォディル(Daffodil)という黄色のラッパ水仙が春の訪れを知らせてくれます。鮮やかな黄色のダフォディルは秋に球根が植えられ、3月に入ると店頭や公園で見かけるようになります。スーパーで、しかも£1から買える気軽さも魅力。ダフォディルを部屋に飾って、もう目の前までやってきた春を楽しみに待ちます。

この時期ならではの伝統行事や、美味しい!?イベントが盛りだくさん!

イースター

ロンドンイースター

キリスト教徒の多いヨーロッパ諸国では、キリストの復活を祝うイースター(復活祭)は重要な行事。イースターの日は「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」とされ、毎年日にちが変動します。合わせてその前後の金・月曜日も祝日になるため4連休に。家族や友人と旅行やイースターに関連したイベントに参加するなど、各自思い思いに過ごします。

ロンドンイースター

イースターはキリストの復活、命の誕生をお祝いする行事です。生命の始まりである卵、多産であるウサギがその象徴とされ、それらの形を模した可愛らしいチョコレートやキャンディがデパートやスーパーに並びます。またイベントのひとつとして、子連れの家族で楽しむ「エッグハント」が多くの公園で行われます。この時期に公園を歩くと、ウサギの耳をつけたお父さんに出会えるかもしれません。

母の日

ロンドン母の日

イギリスでは毎年、イースターの3週間前の日曜日を、「母の日」としてお祝いします(今年は3月10日)。 イギリスでイースターがいかに大事な行事であるかわかりますね。他のヨーロッパ諸国に行くと日本と同じ5月であるためなかなか慣れませんが、お祝いする内容はほぼ同じ。日ごろの感謝の気持ちを込めてメッセージカードを書いたり、お花を贈ったり、料理を作ったりと、それぞれの家庭で温かく過ごします。

パンケーキデー

ロンドン春パンケーキデイ
ロンドン春パンケーキデイ

パンケーキのプロモーション?いえいえ、こちらもイースターにまつわる伝統的な行事のひとつです。キリスト教徒はイースターまで、日曜日を除く40日間断食を行います(最近では人それぞれだそう)。かつてはその断食の前日に、しばらく食さない卵や牛乳を消費し、栄養を蓄えるためにパンケーキを作ったことから、この名前が付いたとも言われています。パンケーキは、ふわふわとした厚いものではなく、クレープのように薄く焼きます。砂糖とレモンで食べる、イギリスらしいごくシンプルな味付けが基本です。

パンケーキレース

15世紀から始まったとされる歴史あるイベント。こちらは、パンケーキの入ったフライパンを片手に走り抜けるというユニークなレースで、ゴールまでにフライ返しをしなくてはいけないというルールがあります。ロンドンにはいくつか会場がありますが、おすすめはハリーポッターのロケ地にもなったレドンホール・マーケット(Leadenhall market)です。とっても盛り上がっていますね!

お花見が出来るロンドンの注目スポットを満喫

実は、日本の春と同様にロンドンでも可愛らしいピンクの桜を見ることができます。場所によって異なる雰囲気が楽しめるので、桜とともにお気に入りのスポットもぜひ、見つけてみてくださいね!

バタシー・パーク(バタシー発電所)

バタシー・パーク桜並木

テムズ川南岸に位置した大きな公園。広大な芝のなかにピンクの木々が連なる1本道は、周辺の公園の中で最も長い桜並木。桜を見上げながらゆっくりお散歩したり、写真を撮ったりと楽しめます。

バタシー発電所外観

また、ここは桜以外でも今注目のスポットのひとつ。1930年代から1983年まで稼働していたバタシー石炭火力発電所(Battersea Power Station)が、約40年の時を経て、2022年10月に複合商業施設として再開発されました。白い4本の煙突がトレードマークで、開発前も数々のアーティストがCDのジャケット写真やロケなどに使っていたこともあるため、見覚えのある方もいるかもしれませんね。

バタシー発電所内観

中は大型チェーンの衣料品店や飲食店、映画館など約140店舗が入るだけでなく、周辺には住宅やホテルなどが続々とオープンする過熱ぶり。また煙突の頂上地点、109mまで展望エレベーターで上がる「Lift109」もオープン。ロンドンの南側から360度見渡せる展望台からの景色は、一度は見ておくべき!

バタシー発電所テムズ川夜景

テムズ川沿い側は、広々としたスペースになっており、季節によってイベントが行われることも。ここから見るロンドンの夜景にうっとりすること間違いなしです。

スイス・コテージ

ロンドン北西部、スイス・コテージ駅を出てすぐの住宅エリアにある桜の名所。かわいい薄ピンク色のソメイヨシノが咲き誇ります。日本人をはじめアジア人が多く訪れるので、1番日本を感じられる場所かもしれません。ここは、小さな公園や個人経営のカフェなどが点在するエリアで、街歩きが好きな人にもおすすめです。

Swiss Cottage(スイス・コテージ)

グリニッジ・パーク

グリニッジ・パーク桜

ロンドン南東部にある王立公園。これまで紹介した2つに比べ見頃を迎えるのは遅めで、4月半ば以降がピークになります。遅咲きのぽってりとした濃い色の八重桜を楽しめる場所です。木々の間隔が狭くぎゅっと密集した桜並木を見ると、驚きとかわいらしさで心躍ります。

グリニッジ・パーク丘

実はこちらも桜以外で有名な公園。教科書に載っていた、あの本初子午線が通るグリニッジ天文台があります。天文台に向かって見晴らしの良い小高い丘になっており、その近くにピクニックシートを広げて、上からぼーっとロンドンの景色を眺めるのが私のお気に入り。このエリアは少し中心地から離れますが、グリニッジ・マーケットや無料で入れる国立海洋博物館などもあるので、1日過ごすのにぴったりです 。

Greenwich Park(グリニッジ・パーク)

ハイド・パーク

ハイド・パーク桜

ロンドン中心地で誰もが知る便利な公園といえば、やっぱりこちら。ケンジントン・パレス側に八重桜が咲き、グリニッジ・パークと同じように4月半ば以降に濃いピンクの桜を楽しむことができます。桜の数は多くはありませんが、芝生のすぐそばに咲くので、木の下にピクニックシートを敷いてお花見を楽しむことができます。

ハイド・パークリス

冬場にはあまり見かけなくなるリスも、春の気候とともに、こんにちは♪

Hyde Park(ハイド・パーク)

伝統と自然を感じるロンドンの春旅へ

いかがでしたか?大都会のイメージですが、伝統を重んじ、自然を身近に感じられるロンドン。 そんなロンドンの春は、訪れたくなる魅力で溢れています。次の春旅の候補にぜひ加えてみませんか?

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Rina
EXSENSES公式ライター

Instagram : @mipiace___
海外で生活することに憧れて、2022年からロンドンで生活をスタート。
すっかり馴染んだロンドンから、季節のイベントや過ごし方などを中心にお届けします。

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