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ロンドン在住のRinaが現地からお届けする季節のお便り。ロンドンに旅行しているような気分になれる情報をお送りします。
“〇〇の秋”という言葉があるほど日本は四季がはっきりしていますが、ロンドンも負けてはいません!
夏の時期は夜9時半くらいまで明るく、1日がとても長いため、フェスをはじめとしたイベント、公園や屋外での活動時間が増えたり、長期休暇を取って海外旅行に行ったりする人が多くいます。しかしそれも徐々に落ち着き、日常の生活に戻ると、夏の旅行で散財した分や冬のクリスマスシーズンの消費に向けて節約に励み、たまに訪れる秋晴れの日を楽しみます。そしてサマータイムが終わる10月末までの時期をゆったりと過ごします。その様子は、まさにロンドンの秋の過ごし方です。
さて今回は、そんな“〇〇の秋”で巡る、ロンドンでお気に入りのお店や、旅行の際に押さえておきたいマストスポットをご紹介します!
食欲全開!ロンドンで味わうおすすめの英国伝統料理
イギリスの料理はまずい!といわれていますが、それはちょっと古い話なのでは?と、この記事を書きながら感じています。というのも、多国籍料理が豊富で飽きることなく、イギリスの伝統料理に関してもおいしいものを提供するお店がたくさんあるからです。私が渡英して最初の2年間、最低でも週4日は外食を楽しんでいました。そんな私のおすすめグルメをご紹介します!
フィッシュ&チップス
イギリスを代表する料理といえば、外せないのが“フィッシュ&チップス”。実は面白い食習慣があり、キリスト教の伝統に基づき、金曜日は魚を食べる日とされていました。多くの家庭や学校給食では、毎週金曜日はフィッシュ&チップスを食べるのだとか。イギリス人の友人と話していると、金曜日になると無性に食べたくなる、という声をよく聞きます。
ロンドンのなかで1番お気に入りのお店、「The Mayfair Chippy(メイフェア チッピー)」。
ミシュランガイドにも掲載されているシーフードレストランです。ここで食べてほしいのは、メイフェア クラシック。見た目にきれいに盛り付けられていているのは、薄くて軽い衣で揚げられた、たっぷり脂ののったふわふわのタラ。他のお店では見ない、カレー、マッシュピー、タルタルの3種類のソースがつきます。やみつきになること間違いなし。いつも大行列なので、予定が決まれば予約しておくのがおすすめです。
ロンドン内に4店舗構える専門店、「Poppies Fish and Chips(ポピーズ フィッシュ&チップス)」。
こちらも大人気店で、レトロな内装の店内はいつも混雑。でもフレンドリーなスタッフさんに会うと明るい気持ちになりますよ。かぶりつくと聞こえるサクサクッという音まで美味しい。大きなフィッシュには、かわいい小瓶に入ったタルタルソースはもちろん、ビネガーソースをかけてさっぱり食べるのもおすすめです。
カフェ
主要駅のひとつ、ヴィクトリア駅やバッキンガム宮殿近くにある「The English Rose Café and Tea Shop(イングリッシュ・ローズ・カフェ&ティーショップ)」。
ここはローズの壁紙の店内がとってもかわいく、特にアジア人に人気で連日長蛇の列。予約不可のため、朝早くに行くのがおすすめです。
そんな朝だからこそ食べたいのは、イギリスの定番の朝食、“フル・イングリッシュ・ブレックファスト”。
見るからに量が多いのですが、そう、こちらを食べると半日、もしかすると1日中、お腹が満たされます。内容は、目玉焼き、ベーコン、ソーセージ、パン、ベイクドビーンズ、ブラックプディング、ハッシュブラウン、マッシュルーム、トマトと、どれも主役になってよさそうなものばかりが一皿に。エネルギーをたっぷり補給でき、1日のはじまりにぴったりですね!
イギリス料理を少しカジュアルに、でも雰囲気の良い場所で食べたい!という方におすすめチェーンレストラン、「The Ivy(ジ・アイヴィー)」。
もちろん食事メニューが豊富ですが、ここで食べほしいのは“クリームティー”。アフタヌーンティーのような3段ではなく、スコーンとお茶を楽しめるセットですが、ここではなんともかわいらしく提供されます。ふんわり、しっとりとしたスコーンに、クロテッドクリームとジャムをたっぷりつけていただきます。
イギリス伝統料理
イギリス料理といえば、1798年創業のロンドンで最も古いレストラン「Rules(ルールズ)」。
予定が決まればすぐに予約をして訪れたいお店。びっくりする値段ではないものの、ドレスコードがある点に、イギリスらしい魅力を感じます。2015年の映画『007/スペクター』をはじめ、数々のロケ地にもなっていることから、映画ファンにも人気です。
看板メニューのローストビーフは量が多くて断念。伝統料理であり人気のメニュー、“ステーキ&キドニーパイ”を注文しました。臭みのない、牛肉と肉の内臓の煮込みが入ったサクサクのパイです。
イギリスにはあまり食材を煮込んだメニュー(スープを含む)がないのですが、パイは特別。上からさらにソースをかけていただきます。
もうひとつの食習慣として、日曜日にいただく“サンデーロースト”があります。これは、ローストした肉と野菜、シュー生地のようなヨークシャープティングにグレービーソースのかかったお料理です。
パブやステーキ店で提供され、必ず予約をとっておくことが大切です!日曜日にしか提供されないので、人気店はすぐに埋まってしまいますからね。
私のお気に入りは、何度も通うパブ「The Pig and Butcher(ピッグ&ブッチャー)」。観光地から少し離れてしまいますが、足を伸ばしてでも行く価値ありのお店です。
とはいえ、せっかくこのエリアに来たからには散策を。
エンジェルという駅周辺の裏通りには、軒を連ねるかわいいカフェが。少し歩くと、東西を約14km流れるリージェンツ運河を発見できます。運河沿いのお散歩は、晴れた日にとびきりおすすめです。
マーケット
ロンドンブリッジ駅をおりてすぐにある、英国最大規模を誇る食のマーケット「Borough Market(バラ・マーケット)」。
生鮮食品や加工食品、その場で食べられる多国籍料理が数多くならび、良い匂いが立ちこめます。なにを食べるか迷うのさえ、わくわくする場所。月曜日は休日、そして夜遅くはやっていないので、営業時間に注意して、お腹を空かせて行きましょう。
私がこのマーケットに訪れた際に必ず買うもののひとつが、キノコのリゾット。もちっとしたリゾット米に、これでもかと種類違いのきのこが入っています。お試しあれ!
読書の秋だから。単なる観光名所とはいわせない本屋さん
名作映画『ノッティング・ヒルの恋人』を観たことがある方も多いのではないでしょうか?
こちらは、ヒュー・グラント演じる主人公がオーナーを務める本屋のイメージとなった場所。中に入るとそっくりそのままの空間に、映画ファンは心躍ること間違いなし。広くはない店内ですが、読みやすい書籍やオリジナルのトートバッグ、子供用のおもちゃまで取り扱っているので、中もじっくり楽しんでくださいね!
もちろん、映画のロケ地は同じくこのエリアに。ジュリア・ロバーツの顔が載ったポスターが大きく飾られているので見逃すことはないでしょう。こちらは充実したお土産屋さんです。
このエリアはカラフルな建物がとにかくかわいくて、ポート・ベローマーケットというストリートマーケットで賑わいます。金曜日はロンドン最大規模といわれるアンティーク・マーケットが中心に開かれ、土曜日はそれに加えたメインの日となっています。規模は違えど日曜日以外もフード屋台や雑貨など販売があるので、営業時間をチェックして、訪れてみましょう。掘り出し物が見つかるかもしれませんよ!
アートが身近に触れられるから。感性を磨こう
ロンドンで1番驚くことといえば、ほとんどのミュージアムが無料で入場可能ということ!有料エキシビションやドネーションはありますが、入場にかかるお金は必要ありません。中は涼しく、トイレもあるので、ロンドン観光に疲れた際に立ち寄るもの、ひとつの回り方のポイント。ただ観光のハイシーズンは、事前にオンライン入場予約をしておくのがおすすめです。
平日には、子どもや学生たちが、飾られた絵や彫刻をみて、絵を描いている光景をよく見かけます。日本ではあまりない、感性が育まれる教育だとまざまざと感じます。
好みに合った場所に行くのがおすすめですが、その中で初心者の方でも楽しめそうな、特に外せない場所をご紹介します。
ナショナル・ギャラリー
今年(2024年)、開業200周年を迎える、英国初の国立美術館「National Gallery(ナショナル・ギャラリー)」。
13世紀半ばから1900年までの作品2,300点以上を所蔵しています。クロード・モネ、ヴィンセント・ファン・ゴッホ、ヨハネス・フェルメール・・・など数々の有名な作品が展示されています。
大英博物館
世界各国から収集された約800万点の収蔵物を展示する、世界で最初の国立博物館「British Museum(大英博物館)」。
エジプトのミイラやイースター島のモアイ像などをはじめ、気が遠くなるほどの膨大な展示に、飽きることなく回ることができます。面白いのは、私が旅行でエジプトを訪れた際に見た展示物のなかにはイミテーションが複数あり、ガイドから「この本物は大英博物館にあるよ」と言われたこと。
また、中に入ると開放的なガラス屋根のグレートコートに目を奪われることでしょう。
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館
「V&A」と呼ばれる「Victoria and Albert Museum(ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館)」。
絵画や彫刻など古美術から、宝飾や陶磁器、ファッション、デザインの展示など多岐に渡ります。それぞれの展示スペースがかなり充実しているので、全部をじっくり見てまわると半日くらい要してしまいますが、行く価値のあるミュージアムです。
またこちらに併設されている1階のカフェも必訪!3人のデザイナーによるもので、各ルーム違った雰囲気のなか、お茶を楽しむことができます。疲れたらぜひ、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ロイヤル・オペラ・ハウス
最後にご紹介するのはこちら、「Royal Opera House(ロイヤル・オペラ・ハウス)」。
コヴェントガーデンにある、オペラ・クラシックバレエの名門歌劇場です。席によってはチケットの価格もリーズナブルなものもあります。旅行の際には、ぜひ一度チェックしてみてください。日本人ダンサーの活躍を堪能できるクラシックバレエは特にご覧いただきたいです!
〇〇の秋で巡る、ロンドンのマストスポット
いかがでしたか?
ロンドン旅行のベストシーズンは、やっぱり日が長く、涼しい夏が1番おすすめですが、秋は観光客が少なく、まわりやすい穴場の時期。もちろん今回ご紹介した場所は、年間通じていつでもおすすめなので、旅行のリストに加えてくださいね!
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